- 久比(くび)バス停の近くにはJAのスーパーが有った。店の外に並んでいた約400gの大きな不知火を3個購入した。「おいしかったらまた買ってください」と言われた。
- 良い天気だった。ループ橋を登り、ミカン畑に囲まれた平坦な農道を歩いた。
- やがて農道から山頂への車道の登り口になった。原付に乗った男性が通りかかった。畑に作業に来たとのことだった。脇の斜面を示し「ここの山は元はミカン畑だったけれど後継者がいなくて荒れてしまった。」と教えてくれた。
- 少し歩くと先ほどの男性が倉庫から呼びかけて、「これを持って行け。今朝取ったばかりだ」とレモンを約4kg袋に入れてくれた。「こんなに持てない」と言うと、「置いておくので帰りに持って帰ると良い」と言われた。ありがたくちょうだいすることにした。
- しばらくレモン畑を見ながら登った。取り入れ間近のレモンがたわわに実っていた。暖かだったのでTシャツ1枚で歩いた。ウグイスが盛んに鳴いていた。
- 水場を過ぎるとレモン畑は無くなった。樹林帯の登りになった。時々見える海は黄砂で霞んでいた。キツツキが木をたたく音が聞こえた。カラスの鳴き声が多かった。
- アンテナを過ぎて車道が尾根の左から右に移るところで左手の遊歩道に入った。山道に入り気分が良かった。椿が咲いていた。桜はまだだった。
- 平らになると一峰寺山山頂に着いた。神社とあずまやが有った。少し下った車道終点の木製展望台は、老朽化して立ち入り禁止になっていた。樹林に囲まれた山頂のあずまやで休憩した。カラスが多くいた。今朝購入の不知火を食べたらおいしかった。
- 帰りは車道を下った。少し進んだもう一つの展望台からは黄砂で霞んだ海が見えた。尾根を横切る所からもう一つの遊歩道に入ると広場とあずまやが有り、椿が咲いていた。
- 下りでは暖かさに少し眠くなった。少し汗をかいた。レモン農家の倉庫前を通ったときは、ちょうど昼時で誰もいなかった。約束通り置いてあったレモンの袋をザックに詰めた。分岐からは谷まで下って集落内を歩いた。レモンの木があちこちに有った。
- バス停まで戻りJAスーパーでお土産の不知火と清見、夕食の食材を購入した。
- この日の夕食は、もらったレモンを肉、おさしみ、野菜にかけておいしくいだだいた。