- 銚子電鉄を海鹿島(あしかじま)で下車して海岸に向かって歩き始めた。途中には国木田独歩詩碑、竹久夢二碑が有った。水仙が少し咲いていた。海岸に出た所には左手に小さな神社(伊勢大神宮)が有った。神社の鳥居まで登ると青い海と沖合の岩に打ち寄せる白い波が見渡せた。
- 海岸を南に進むと君ヶ浜に出た。行く手に犬吠埼の灯台が見えた。波の音を聞きながら砂浜に面した遊歩道を歩いた。海にはサーフィンを楽しむ人が数人いた。休憩所で一休み後、浜辺の遊歩道を先に進んで行った。階段を登ると犬吠埼の灯台に出た。観光客が大勢いた。灯台前のレストランで「鯛のづけ丼」と「ネギトロ丼」を食べた。
- 空腹が満たされたところで今度は愛宕山に向かった。途中の銚子電鉄の犬吠駅で、おみやげの「ぬれ煎餅」を2袋購入した。駅から更に進んで満願寺の横を登って行くと一面のキャベツ畑になった。銚子は春キャベツの産地とのことで、ちょうどキャベツの玉が大きくなりかけているところだった。
- 愛宕山山頂には「地球の丸く見える丘展望館」が有った。380円払って屋上まで登った。周囲ほとんどが海で陸地は銚子市街の方向だけだった。その陸地も湖と間違えそうな利根川の水面がかなりの部分を占めていた。
- 次に向かったのは、もう一つの岬、長崎鼻で、こちらも途中にはキャベツ畑がたくさん有った。キャベツ畑越しに海を見ると、なるほど水平線は丸い感じがした。銚子電鉄終点の外川駅近くを通ると長崎鼻に出た。防波堤に座って一休みした。砂浜の向こうには犬吠埼の灯台が見えた。
- 長崎鼻からは海岸沿いに歩いた。沖合には発電用の風車が一基回っていた。外川漁港には大漁旗をたなびかせた漁船がたくさん係留されていた。外川漁港の先に千騎ヶ岩(せんがいわ)が有った。道の端に柵が有って岩自体には近づくことができなかった。次の犬岩にも立ち寄って一休みした。角度によっては岩が耳を立てた犬に見えた。遠くには屏風ヶ浦が見えた。風が少し強くなってきた。
- 千葉科学大学のキャンパスを見ながら歩いて行くと銚子マリーナに着いた。砂浜と緑の芝生には犬を連れた人が何人かいた。犬は飼い主と戯れながら海岸歩きを楽しんでいた。
- 銚子マリーナからの遊歩道は屏風ヶ浦へ続く散歩道で、30mほどの高さの崖が延々と続いていた。遊歩道の終点まで歩いたところで、少し疲れたので、おみやげの「ぬれ煎餅」のうちの一つを試食しながら一休みした。この先は通行止めとなった歩道で、壊れた道のすぐそばまで波が打ち寄せていた。
- 遊歩道終点からは再びキャベツ畑を見ながら銚子駅へ戻った。