飯田山岳会とともに20年余り、常に先頭を歩き続けてきた人!!

信州の山々をくまなく歩き、その楽しみを多くの人に伝えてきたフィールド案内人。

伊久間さんと言えば、博識の岳人。信州育ちで子供の頃から自然に親しみ、花や木や山菜をよく知っている。山の自然だけでなく、その土地の歴史や文化まで造詣が深い。伊久間さんと一緒に行けば物知りになること受けあいだ。

山登りのきっかけは中学2年の時、中央アルプスの烏帽子岳に行ったこと。上級生と4人で川の上流まで行き、滝の上にある岩の上に登ったらきれいな稜線が見えた。そのまま登って山頂まで行ってしまったそうだ。 中学2年の時には西駒(木曽駒)にも登ったとのこと。

本格的に登り続けるようなったのは会社に入ってすぐに妙高に先輩二人と日帰りで行ってから。
以後、飯田山岳会の主要メンバーとして活躍している。
最近もメンバーの日光雲竜渓谷アイスクライミング山行の道案内をしてきたそうだ。
執筆にも力を入れ、2015年に出版した「北陸新幹線沿線百名山」の著者の一人に名を連ねている。

お気に入りの山は塩見岳。子供の頃に朝晩自宅から眺めていたとのこと。マッターホルンのように尖って見えたそうだ。
一番登っているのは北八ツの天狗岳。もう20回以上登った。登るのはいつも冬で夏は一度だけとの事。
日々のトレーニングは特にしていないが、山登りは月3回は行っている。

一番の思い出は残雪期に白毛門から巻機山まで縦走したときのこと。白い山々が美しくきれいだった。以後、毎年残雪の山を縦走している。

今後の目標は残り阿蘇山一つになった百名山の達成。
そして、より安全な登山への啓蒙活動の実施。地元の長野県は遭難が全国一多い。2016年4月から長野県山岳協会の副会長になり、ますます頑張るそうだ。

(写真は能登半島の七尾城山にて 2016年2月撮影)