- 駅前の商店街を進み、町外れで魚野川の橋を渡った。所々に青空が広がるすがすがしい天気だった。橋を渡り終えると登山口に着いた。標識に「上級者向」と書かれていた。
- 登山口からしばらくは草深い道だった。草をかき分けながら沢沿いの道を登った。露が付いて下半身が濡れてしまった。
- やがて尾根道になり、ようやく歩きやすくなった。周囲はミズナラの森だった。木漏れ日の道だった。暑かったのでTシャツ1枚になった。ヤマツツジが少し咲いていた。標尾ノ頭までの登りで時々山頂が見えた。標尾ノ頭まで残り50mあたりからブナが多くなった。
- 標尾ノ頭から鞍部への下りには露岩が多かった。視界が開け眺めが良かった。鞍部は風が心地よかった。ウルシが有ったのか、むき出しにしていた左腕が少しかぶれていていた。
- 鞍部から南峰への登りは鋸歯状でなかなか標高が稼げなかった。岩場と鎖場が少し有った。ヤマツツジが咲きエゾハルゼミが鳴いていた。
- 南峰から山頂へは一直線の登りになった。よく歩かれている様子で整備された道になった。岩場にはヤマツツジがたくさん咲き、きれいだった。足下にはアカモノが咲いていた。
- 山頂からは周囲のスキー場を見下ろす好展望が得られた。あいにく群馬との県境の山々は夏の雲の中だった。雷鳴も遠くに聞えていた。雲の切れ目から山頂に降り注ぐ日差しは強かった。いただいた冷たいサングリアを一気に飲み干した。
- 下りは南峰まで戻り、岩原スキー場へ向かった。歩きやすい良い道だった。あちこちでヤマツツジが咲いていた。
- ゲレンデに出た所で、リフト降り場の日影に入って休んだ。アイスコーヒーとカステラをいただきながらゆっくりした。ゲレンデにはワラビがたくさん生えていた。
- スキー場から駅までの途中の公園には無料の足湯が有った。足を暖かいお湯に浸し、ウイスキーの水割りを飲みながら温泉地に来た気分を少しだけ味わった。