- 今回は6人グループのサブリーダーだった。夜叉神峠登山口から登り始めた。最初はカラマツとカエデの森だった。小鳥が鳴いていた。
- 夜叉神峠付近はサルオガセが針葉樹から垂れ下がっていた。アカハラが鳴いていた。峠からは北岳などの白根三山が見えた。
- 峠からの縦走路の最初はコメツガの森だった。杖立峠付近からはシラビソが増えてきた。2309mには鉄製のケルンが有り、子鹿が2頭いた。苺平への登りになると霧が出てきた。ルリビタキやメボソムシクイが鳴いていた。
- 辻山への道は少し倒木が多かった。辻山では霧が晴れ、農鳥岳とこれから向かう鳳凰山の薬師岳が見えた。
- 少し下って縦走路に戻ると、すぐに宿泊する南御室小屋に着いた。ベンチに座って、蜜柑ゼリーの乗った杏仁豆腐500円をいただいた。冷たくておいしかったので、結局6人全員がいただいた。夕食までの時間、ビールなどを飲みながら小屋前のベンチでくつろいだ。
- 翌日は夕方から雨の予報だったので、出発を早め、暗いうちに出発した。最初はヘッドランプを点けて歩いた。アカハラが早くも鳴いていた。やがて明るくなった。砂払岳手前の岩場で展望が開け富士山が見えた。足下にはタカネビランジが咲いていた。
- ダケカンバに囲まれた薬師小屋で、ベンチに座って朝食を食べた。薬師岳まで登ると富士山がきれいに見えた。白い砂地にピンクのタカネビランジが咲いていてきれいだった。
- 最高峰の観音岳では風が強く岩陰で休んだ。観音岳からは岩場を縫うように進んだ。アカヌケ沢ノ頭から少し下ると地蔵岳オベリスクの基部に着いた。たくさんの地蔵仏が有った。地蔵仏の間にもタカネビランジが少し咲いていた。強い風を避けて岩陰で休んだ。
- アカヌケ沢ノ頭に戻り白いザレ場を通ると高峰(たかね)に着いた。展望を楽しんだ後、急坂を下って行くと樹林に囲まれた白鳳峠に着いた。白鳳峠からの下りは岩のゴロゴロした谷で北岳が見えた。やがてシラビソの森になり梯子や鎖場も有る急坂になった。
- 広河原では、着替え後にアイスクリームを食べて疲れを癒やした。
- 二日間とも良い天気で雨にも降られず、展望と高山植物を楽しむ事ができた。歩き応えの有る道を歩き通せて満足した。