- 免田駅から小雪の降る中、積雪2-3cmの車道を歩き始めた。坪山集落の願生寺前でスパッツを付けた。
- 東間集落の手速比咩神社を見送り車道を奥へ進んだ。除雪が無くなった。足跡は無かった。右に山頂への車道を分け、車両通行止めの林道に入った。採石場を過ぎたところに左に入る登山口が有った。
- 登山口から谷間の細い林道を進んだ。堰堤横を過ぎ、送電線の下まで来たが稜線への登り口が分からなかった。堰堤のところまで戻り左手の登り口を探しながら登り返した。沢のところに道形らしきものが有って進んだが結局行き止まりだった。更に林道を登り直すと、送電巡視路を示す小さな白い標識を発見した。50分ほどロスしていた。
- 植林帯を送電鉄塔まで登ると稜線には足跡が有った。左が「東間」である事を示す標識があった。右手に尾根を進んだ。ミズナラなどの落葉樹の森だった。単独行が下りてきた。「途中で時間切れで引き返してきた」との事だった。
- 標高460mに平坦地が有った。平坦地の突き当たりで正面の急坂の山道と左手に進む緩い道に分かれていた。足跡に従って正面の急坂を登った。標高510mで林道に出た。「下り口」の標識が有った。ワカンを付けて林道を進んだ。
- 林道を少し進んだところで足跡は終っていた。ワカンを付けていても40cm位もぐる積雪になった。標高540mまで林道を登り続けたが。地形図で確認すると山頂まではまだ小一時間かかりそうだった。あきらめて引き返すことにした。
- 送電鉄塔まで往路を下り、鉄塔からは足跡に従って直進した。うまい具合に手速比咩神社社の手前に下り立つ事ができた。雪の降りしきる中、駅に着いたころはすっかり暗くなっていた。
- 翌朝は晴れだった。宝達山に再挑戦する事にした。坪山集落の願生寺で免田駅に財布を置き忘れてきた事に気がついた。小走りで引き返した。財布は誰かが窓枠のところにひっかけくれてあった。親切に感謝して再出発した。
- 手速比咩神社までの間で雪かきをしていた住人に「気を付けて」と声をかけられた。「昨年、遭難騒ぎが有った」との事だった。手速比咩神社でワカンを付け昨日の下山コースを登り始めた。新しい足跡が有った。
- 標高460mの平坦地の突き当たりで先行者は正面の急登を通らず左手の緩い道を登っていた。足跡に従って緩い道を登った。林道跡の様子で、展望が開け、山頂方面と海が見えた。やがて昨日の「下り口」標識に出た。
- 前日の引き返し点から数分登ると駐車場に出た。足跡はそのまま林道を下っていた。足跡が無い緩い登りを苦労して山頂へ向かった。山頂にはアンテナと神社が有った。富山湾の先に北アルプスが見えた。
- 駐車場に戻り、足跡に従って林道を少し下ると、夫婦池への入口が有った。夫婦池への足跡は無かった。急坂を下ると夫婦池に出た。池のほとりを進み少し登ると次の池が下の樹林帯の間に見えた。樹林帯を池のほとりまで下りた。
- 夫婦池から「下り口」標識ヘ往復を戻った。標識からは山道コースを通り、460mの平坦地から再び往路を下山した。