- 奥多摩駅から舗装路を歩き出した。今回は10人の参加者だった。良い天気だった。道は曲り角が多く標識に従って進んだ。安寺沢(あてらさわ)集落から登山道に入った。
- 最初は植林の登りだった。皆さん会話をしながらの余裕の表情だった。自然林が出てきた所で一列になったまま休憩した。木の枝の間から六ツ石山が見えた。
- 自然林から再び植林へと変わり斜面をジグザグに登って行った。尾根に出て少し平坦になったところで2回目の休憩をした。
- 標高1010mまで杉植林の登りだった。少し急登だった。初心者のAさんの靴紐が外れてしまい、締め直すために少し立ち止まった。
- 残りの高低差200mからは先頭をBさんに変わった。急登になり広葉樹が増えてきた。落ち葉で道が少し見分けにくかった。Bさんも少し道を外れながら登った。しばらくするとAさんの靴紐が再び外れてしまった。山頂で外れにくい結び方を教えてあげると約束して登り続けた。
- 最後に緩い道になると山頂に着いた。ベンチが二つ有り先着の二人が食事をしていた。まずCリーダーが切り株にカメラを置いて集合写真を撮った。続いてお菓子を食べながら休憩にした。少し雲のかかった富士山が見えた。急登に絞られて少し汗をかき疲れたせいか、Aさんに靴紐の結び方を教えるとの約束は、すっかり忘れてしまった。
- 下りは先頭をDさんに変わった。最初は落ち葉の多い雑木林で雰囲気が良かった。明るく開けた場所に出ると瘤高(こぶたか)山に着いた。都心のビル群が見えた。先頭をEさんに変わって急坂を下り始めると、スカイツリーがうっすらと見えていることに気がついた。みんなに教えてあげた。
- しばらく下ると木の間に大岳山が見えた。二人組の外国人が休んでいた。「赤い靴下かっこいいですね」と日本語で言われたので気分を良くしながら大岳山の写真を撮った。更に10分ほど進むと、集合時間に間に合わず逆コースを登ってきたFさんと会った。「会えて良かった」と安堵した様子だった。祠の有る大根ノ山ノ神で一休みした後、最後はGさんを先頭に下った。
- 鳩ノ巣駅前には予定の約10分遅れで到着した。多摩川沿いを歩いた仲間と合流し、合計22人で予約した民宿で新年会をした。今年の目標を各自1文字で表して説明する余興などをして、楽しいひとときを過した。
- 今回は、全体的に植林の多い山で、どちらかというとトレーニングの山と言った感じだった。