- 前日は酸ヶ湯温泉に泊まった。
- 二日目、三日目は、ガイドスキーツアーに参加した。初日の午前は15人の参加者にガイド3人だった。行き先は銅像コースだった。山頂駅付近の積雪は約3mだった。曇り空だった。
- 滑り出しは霧だった。少し下ると視界が開けた。谷間でシールを付け前嶽肩まで歩いた。前嶽肩からの最初のアイスバーンが終わると快適な斜面になった。樹林帯では急に滑らなくなり、つんのめりそうになった。車道と交差する銅像茶屋で終了した。
- 午後はロープウェイ山頂駅で昼食後、大岳の中腹から酸ヶ湯温泉に下るコースだった。参加者は12人でガイドは3人だった。少し歩いた後、1200mまで滑った。宮様コースの表示が所々に有った。1200mからはシールを付けて登り返した。
- 1400mまで登ったところから広い斜面を快適に滑った。一部狭い斜面を滑り最後は急坂を下って酸ヶ湯温泉に降り立った。
- 二日目は大岳、小岳を通り箒場(ほうきば)へ滑る一日コースだった。ツアー客10人にガイド4人だった。田茂萢(たもやち)岳の肩へ登った後、斜面を滑り、1200m地点からシールを付けて大岳に登り出した。新雪が約5cm積もり山々はきれいだった。
- 快晴の天気は、大岳避難小屋の横で霧になってしまった。大岳の肩(1500m地点)で霧の晴れるのを10分近く待った。霧の薄くなった時を見計らって一斉に斜面を滑り出した。前夜に降った雪が10cmほど積もっていて快適だった。小岳との鞍部で昼食休憩にした。
- 午後は小岳に登り返した。登りは低い針葉樹が多かった。小岳の肩まで登ると正面に高田大岳がきれいに見えた。左下には広い斜面が我々を招くように広がっていた。
- 最初は高田大岳に向かっての快適な滑りだった。左下に向かって行くと、やがて樹林帯になった。緩い斜面になった。速度が出すぎないようボーゲンを交えて滑ったので足が疲れてしまった。沢を渡るところだけが急だった。車道の交差する箒場で終了した。
- 今回のスキーツアーはこれで終了だった。山スキーを堪能した二日間に満足した。