- 今回の参加者は8名だった。前日は平湯キャンプ場に宿泊した。緑に囲まれた雰囲気の良いキャンプ場だった。梅雨の晴れ間の良い天気だった。屋外のベンチに座って、五平餅、のっぺい汁、レッドオニオンのマリネ、焼酎などメンバーの持ち寄った食べ物をおいしくいただいた。
- 当日も雲一つ無い好天だった。車で福地温泉まで移動した。登山者用駐車場には他の車は無かった。温泉の朝市を見ながら登山口に行き、登り始めた。
- 植林はすぐに終わり落葉広葉樹の登りになった。エゾハルゼミが盛んに鳴いていた。第一休憩小屋のすぐ下からは焼岳が見えた。
- 休憩小屋からは、つづら折りの山道が続いた。標高差100m程登った所で休憩小屋に地図を置き忘れた事に気が付いた。荷物を置いて取りに戻った。戻る途中では次の登山者は登って来なかった。幸い地図はあずまやのベンチの上に残されていた。往復約20分かかって元の所に戻った。荷物を担ぎ更に10分ほど急ぎ足で登って、尾根コースと谷川コースの分岐で待っていてくれた他のメンバーに追いついた。暑かったので途中でシャツ一枚になった。
- 分岐からは尾根コースを通った。しばらく登ると第一展望台で、東側の展望が開けた。無然平でいったん谷川コースと合流した。無然平には高さ1m位の石像が有った。再び尾根コースと谷川コースに分かれた。尾根コースを通った。少し狭いところが有った。再度谷コースと合流した所で東側の展望が開けた槍ヶ岳が見えた。休んでいる間に35歳くらいの男性単独行に追い抜かれた。
- 合流点のすぐ上には第二展望台が有り東側の展望が得られた。第二展望台の先に分岐が有り左に登ると第三展望台だった。少し下ると右側を巻いてきた巻き道と合流した。更に登ると第四展望台、乗鞍岳展望台と次々に東側の展望の良い所が有った。
- 乗鞍岳展望台のすぐ上が山頂だった。東側の展望が開け、槍ヶ岳、穂高岳が見えた。山頂周辺にはダケカンバが多かった。エゾハルゼミがやかましかった。最初、単独行がいただけだったが、やがて夫婦が二組相次いで登って来た。
- 山頂でたっぷり休んでから下山を開始した。次々登山者が登って来た。第三展望台は巻道を使った。分岐からは谷川コースを進んだ。途中には第二休憩小屋が有った。古くて少し痛んでいた。尾根コースと合流し、第一展望小屋付近まで来ると、行きには気が付かなかったオダマキやササユリが咲いるのに気が付いた。
- 福地温泉に戻ると朝市はすでに終了していた。車は我々の2台を含め7台が駐車してあった。この日、山中では22人の登山者と出会った。