- 恵山岬近くの「ホテル恵風」の広い駐車場に車を置き、ホテルでトイレを借りて出発した。
- 最初は広葉樹林の緩い登りだった。登山道を示すピンクのテープがたくさん付いていた。足下にはどんぐりがたくさん落ちていた。時々、落ち葉の上にどんぐりが落ちる音がした。
- いったん林道に出て再び登山道に入ると十三曲コースの急坂になった。道はジグザグに付けられていた。登るにつれて樹高が低くなった。「椴法華方面1600m」の標識を過ぎると見晴らしが良くなって海が見えた。
- 火山の岩の多い荒れ地を登ると道が平坦になり草地になった。火口原駐車場からの道と合流した所が権現堂コースの入口だった。日差しが強かった。穂が出来たばかりのススキがたくさん生えていた。周辺には恵山を登り終えた登山者が数人いた。
- 登りに入ると下山してきた西洋人カップルが道を譲ってくれた。小さなベンチが有ったので座って休憩した。水蒸気を上げる荒々しい火口が見えた。一休み後は、火山の岩の間を縫うように登って行った。登山者数人とすれ違った。所々で水蒸気が上がっていた。
- 急坂が終わると山頂部の平坦池に着いた。犬を連れたカップルが最高点にいた。先端の鳥居に先に行ってみた。誰もいなかった。見晴らしが良く青い海がきれいだった。津軽海峡を行く白いフェリーが足下に見えた。対岸には下北半島がうっすらと見えた。
- 時間も押してきたので、そろそろ出発しようとすると、犬連れのカップルが入れ違いにやってきた。誰もいなくなった最高点に寄ってみると山頂標識と三角点が有った。
- 下りは往路を忠実に戻った。火口原駐車場との分岐までの間で7-8人とすれ違った。十三曲コースから「ホテル恵山」までは誰にも会わなかった。
- ホテルの温泉に入る時間は無かったので、トイレを借りて缶コーヒーを2つだけ購入した。「ありがとうございます」と言われ恐縮した。
- この日は一日爽やかな風を味わいながら歩くことが出来て、満足した。