- バスを下りた戸田(へだ)峠には駐車場が有り車が2台停まっていた。階段を登って稜線に出ると笹原と潅木になり眺めが良くなった。風が緩く吹いていた。登山道には霜柱ができていた。
- 小達磨山への登りは階段になっていた。小達磨山までに数人の登山者と会った。小達磨山山頂はアセビなとの樹林に囲まれていて展望は無かった。先へ下ると達磨山が見えてきた。鞍部で少しだけ車道を歩いた。車が2台駐車してあった。達磨山への登りで更に6人とすれ違った。1人は犬連れだった。
- 山頂に着いたときは誰も居なかった。風は穏やかだった。あいにく曇り空になり富士山は雲の中に入ってしまった。西には駿河湾が青くきれいに見えた。南にはたおやかな稜線が続いていた。寒くなったのでフリースを着た。登山者数人が登ってきては下りて行った。
- 稜線を南へ向かった。最初の下りで数人とすれ違った。鞍部でいったん車道に出た。ここにも駐車場が有り数台車が停まっていた。ちょうどBMWの黒のスポーツカーがやってきて薄着の若い男性がさっそうと下りてきたところだった。
- 登山道を先に進んでいると、先ほどのBMWの男性が駅のホームに駆け上がるかのように一段飛ばしで階段を登って抜いていった。ゆっくり登っていると、しばらくして男性が戻ってきた。どうしたのかと思っていたら、問わず語りに「スニーカーだと滑るので戻ってきた」と説明してくれた。
- やがて古稀山(こきやま)に着いた。一番高い所より少し手前に標識が有った。古稀山の西側斜面には霧氷ができていた。単独行者が反対側からやってきて古稀山の霧氷をカメラに納めていた。「霧氷ができていますね。向こうから来たんですか」と聞くと「そこの斜面は滑りやすかった」と教えてくれた。行ってみると霜柱が溶け始めていて滑りやすかった。
- 稜線を先へ進むと車道に再び出て、やがて土肥(とい)駐車場に着いた。あずまやが有った。座って一休みした。ようやく日が差して暖かくなってきた。駿河湾が反射する太陽の光で輝いていた。
- 車道と登山道が交互に続く道を進むと船原峠手前の627m標高点に着いた。樹林帯の中で、ここにも「船原峠」標識が有った。少し下った県道の「船原峠」にはあずまやが有った。日影になって寒そうだったのでそのまま通過した。
- 県道から国道へと進みバス停の有る大曲茶屋まで下った。茶屋は営業していなかった。国道の温度計が4度を差し示す中、バスを待った。少し寒かった。