- 藤枝駅からのバスは中高年ハイカーで満席だった。みんなびく石に行くのかと思ったら全員途中で下りてしまい、終点の西北小学校で下りたのは一人だけだった。
- 車道を上大沢集落まで登った。車道の脇にはところどころミツマタが咲いていた。途中に「大澤峡」と書かれた標識が有り、下をのぞくと滝が見えた。ツバキの花が滝の横に落ちていて、ちょっとした風情が有った。
- 上大沢には無人となった民家が多かった。集落の終わり近くで標識に導かれて右に曲がり山道に入った。小さな畑を過ぎると杉植林になった。ツバキの花が咲いているところから竹林になった。竹林を少し登ると照葉樹と植林の混ざる林になった。やがて笹川峠に着いた。小さな祠が有った。
- 笹川峠で左に曲がり照葉樹林の尾根を登って行った。ところどころツバキが咲いていた。ガイドブックのコースタイムが少しきつめだったので、少し急ぎ気味に歩いた。小さなピークを六つほど越えると山頂手前の広場に着いた。あずまやとトイレが有った。東側の展望が良く富士山がうっすらと見えた。登山者が5~6人いた。
- 広場から少し登ると名前の付いた大岩がたくさん有る山頂に着いた。桧におおわれ展望はあまり良くなかった。ベンチとテーブルが有り座って昼食にした。ベンチから少し下がった岩の所からは西側の展望が有り高根山が見えた。
- 下りは山頂の岩の間を少し先へ進み、小さな鞍部で右側へ曲がった。曲がったところには富士見地蔵が有った。下っていくと「平家落人段」との標識のある植林の平らなところに出た。更に下ると竹林になった。竹林を少し下って沢に出たところが八十八石だった。くじら石、こうもり石などと名前のついた岩がたくさんあった。ツバキや菜の花が咲いていてきれいだった。沢の横で家族連れが休んでいた。
- 八十八石から沢沿いに下り、茶畑に出たところからは車道になった。車道をゆっくり歩き新舟(にゅうぶね)から藤枝市営バスに乗った。バスの乗客は他に誰もいなかった。