- 林道は奥へ続いていたが荒れていた。手前の道の広くなっている鉱山跡に車を置いた。ハルゼミがうるさいくらいに鳴いていた。
- 林道跡を奥へ歩いていった。途中に登山届けの記載所があった。林道はやがて消えて最後は河原歩きになった。川を渡ったところから枝沢に入った。荒れた沢は登るに従い急になった。ハルゼミが盛んに鳴いていた。
- 最後のロープの付けられた急坂を登ると稜線の鞍部に着いた。左に曲がり稜線を上り下りしながら次第に高度を上げていった。稜線の西側を歩く箇所が多かった。シャクナゲが次第に増えてきた。標高1430m付近に大岩があり、周辺にはシャクナゲがたくさん咲いていた。どの木も満開だった。
- 尾根は次第に灌木になり、七ガ岳方面の展望が得られた始めた。急登はぬかるんでいるところが多かった。シャクナゲに混じってタムシバも多くなってきた。
- 小屋の近くを通るとすぐに山頂だった。360度の展望だった。山頂部を雲に隠した会津駒ガ岳は、山肌に雪がいっぱい積もっていた。山頂周辺はタムシバがたくさん咲いていた。二羽のツバメが山頂の周辺を高速で飛んでいた。
- 山頂の先の三角点峰までヤブの中の踏み跡を伝って行ってみた。途中には小さな雪田が有った。三角点峰にもタムシバがたくさん咲いていた。
- 帰りに山頂直下の小屋に寄ってみた。見かけは粗末だが中はしっかりしていた。落書き帳に感想を記載した。枝沢の下りでは日が傾きかけたせいか、ハルゼミの鳴き声はしなくなり、全く別の山のように静かになっていた。
- 本流に出たところで顔を洗い一日の汗を流した。