- 秋葉神社バス停でバスを降りたら にわか雨が降り出した。神社にお参りして安全祈願をした後、みぞれ交じりの雨が降る車道を歩き始めた。次の集落の途中から上り坂になった。石畳が敷き詰められていた。
- 石畳が終わると小石の多い土の道になった。木の階段になっていた。まわりは杉の植林帯だった。ジグザグに道の切られた斜面を一登りすると尾根に出た。風が強かった。帽子をかぶった。
- 両側に「常夜灯」と刻まれた石灯篭が点々と有る尾根の道を登って行った。小雪が舞ったり日が差したりする変わりやすい天気だった。。登山者7-8人とすれ違った。やがて少し平坦な道になり「四の鳥居跡」との標識が有った。鳥居の石の台座だけが残っていた。
- 子安地蔵を右に見た後、更に登って行くと山門が有り、秋葉寺に着いた。山中にあるお寺にしては大きかった。静まり返った境内の裏手には杉の木がうっそうと茂っていた。
- お寺の右手を通り、再び山道を登って行った。高さ50mは有ろうかと思われる杉の大木が何本も立っていた。雪は本降りになってきた。登山者3人が下山してきた。「本降りになりましたね」とあいさつした。
- やがて山頂の秋葉神社に着いた。車で来たお参りの人がちらほらいた。石段を登り本殿前の広場に出ると、左横には展望所が有った。雪が降ったりやんだりで視界は得られなかった。本殿前には休む場所がなかったので、少し駐車場方面に下った所でベンチに腰を下ろして昼食にした。
- 下山するころには雪はすっかりやんでいた。西側の東海自然歩道を下ることにした。駐車場まで下り、裏手から山道に入った。何度か車道と交差した。赤い鳥居の多い白尾稲荷で小休止した。
- 車道から離れて秋葉ダムへの下りの山道に入る個所に「災害のため通行止め」の標識が有った。自己責任でそのまま進むことにした。杉植林をジグザグに下っていくと沢に出た。沢にかかっている長さ3mほどのコンクリ製の橋が傾いていた。橋げたが急に落下することは無さそうなので、欄干伝いに対岸に渡った。橋を過ぎるとすぐに車道に出た。
- 車道をゆっくりと下り、最後に階段を少し下ると秋葉ダムのすぐ下流の天竜川に出た。吊り橋を渡り西川の集落に着いた。国道に出たところでバス停の場所が分からず、近くの小さな食堂で場所を聞いた。どこに行くか聞かれたので「浜松の方です」と答えると「本数が少なくて」と申し訳なさそうに答えてくれた。一日数本のバスにしては小奇麗な待合所が有った。壁には掃除当番表が張られていた。