X 斜視,睫毛内反

乳児期の軽度の斜視は自然治癒する.しかし程度がつよく片眼視をしている場合には,凝視をせぬ側の眼の視力が低下するおそれがあるので早期手術を必要とする。1歳をすぎても斜視の目立つ時は眼科的検査,治療をうけるよう指示する.

6 乳児期の睫毛内反(さかさまつげ)は幼児期に自然治癒することが多いので,結膜炎などの障害のない限り放置してよい.めやにの多い場合はテトラサイクリンなどの点眼剤を用いる.