] 身体の清潔

 乳幼児期は身体各部の清潔に留意する必要がある皮膚については前述の入浴と,おむつを頻回にとりかえその都度汚れをよくふきとるようにすることが第−である.口は乳児期にはぬぐう必要はない.甘いものを飲食するようになればあとで白湯をのませて口をゆすぐようさせると,う歯の予防に役立つであろう。2歳 をこえればしつけの意味も含めて就寝前の歯みがきを習慣づけさせはじめる.

 耳,鼻,眼についても特に処置は必要としない.陰部の清潔も、女児で前から後にふくよう心がける以外は乳児だからといって特別のことは不要であろう.ただし男児で包茎の先端が極端にせまく,排尿因難や包皮炎をくりかえすようであれば手術的処置を要する.