No97・・・おやつ

おやつという言葉から 子どもの頃のほのぼのと した楽しい思い出をお持 ちの方々は多いと思いま す。 このことから、子ども にとっておやつは食べる ということ以外にも大切 な意味を持っていること がこ理解戴けると思いま す。 子どもは1回に食べる 量が少なく、3度の食事 だけでは不足勝ちになり ます。 これを補う役目をする のがおやつで、欠かすこ との出来ないものなので す。 おとなの嗜好品的なお やっとは根本的に違って います。 したがって、おやつは 消化吸収がよくて栄養に 富んだものということに なります。 果物などはビタミンが 豊富でおすすめ出来るも のですが、その他にはビ スケット、おかき、チー ズ、プリン、牛乳等がよ いでしょう。脂気のもの 塩気の多いものは適当で はありませんし、甘味の 強いものは次の食事に影 響しますから避けましょ う。 あんこ類、チョコレー トなどは、4・5歳位ま で控えましょう。 少食だからといって、 おやつを与えすぎたり、 おやつが食事がわりにな るのは好ましくありませ ん。 おやつのあとは、甘味 のないお茶などを飲ませ ると、むし歯の予防にも なるでしよう。 おやつを与える年齢は 1歳すぎ位からが適当で はないでしょうか。 おやつを与える時間は、 次の食事まで3時間位余 裕のある時間帯を考えて 決めてください。各家庭 によっておやつの時間は 異なると思いますが、ほ ぼ午後2時から3時頃に なるのではないでしょう か。 時間を決めて次の食事 に影響しない量を与え、 生活のリズムを狂わさな いよう心掛けましょう。