No15・・・3〜4ヵ月健診

 3〜4ヵ月の赤ちゃんは、体重が生れた時の二倍にふえます。首もしっかりするので抱きやすくなります。表情も豊かになりあやせば声を出して笑い、日毎に成長して可愛らしさをましてゆきます。  3〜4ヵ月というのは、丁度赤ちゃんの発達の節目になりますね。大切な時期ですのでぜひ3〜4ヵ月健診を受けましょう。  健診では、赤ちゃんが順調に育っているか健康状態はどうかを見るわけです。 生れた時には、はっきりした症状がなくてみのがされていた先天性の心臓の病気、股関節脱臼、その他の病気がないか診ます。体重は順調にふえているか、首はすわっているか、動く物を目で追うか、耳は聞えているだろうかなど、赤ちゃんの機能や発達の具合も見てゆきます。 この時期は、離乳を始めるための準備期間にあたりますので、離乳に関する栄養相談もします。 子育ての悩みがあれば、安心して赤ちゃんを育てていけるようにアドバイスするのも健診の役割ですから、心配なことは気がるに相談して下さい。聞き忘れのないように、聞きたい内容は、母子手帳などに書いておくとよいでしょう。 小柄な赤ちゃん、発達が少しゆっくりめの赤ちゃんなど、赤ちゃんの発育には、個人差がありますので、時には、異常という程ではないけれど、その赤ちゃんなりの発達の様子を、しばらく見てゆく場合があります。病気がみつかれば、早く治療を始めた方が効果がありますので、専門医を紹介することになります。 3〜4ヵ月健診は、地域により異りますが保健所または保健センターでは公費で受けられます。そちらで受けない場合でも、かかりつけの小児科医で受けるようにして下さい。