No7・・・おむつかぶれ

 原因おむつの繊維があたって傷ついたお尻の皮膚に、おしっこの成分からできるアンモニアや、便の中の蛋白分解酵素が作用しておこります。
 
症状おむつのあたっているところが、赤くなります。股や足の付け根、肛門のまわりに起こりやすく、オムツカバーのゴムがあたる腰、太ももにも起こります。
 予防@ やわらかいおむつを使います。洗いざらしのゴワゴワしたものは、お尻を傷つけ、おむつかぶれを起こしやすくします。A おむつがぬれたら、早くとりかえ、便をしたあとは、お尻をお湯で洗ったり、お湯でしぼったやわらかいぬのや綿花で、やさしく、ていねいにぬぐいます。外出の時は、おむつの替えと、あかちゃん用の洗浄綿を用意します。紙おむつは、肌あたりがやわらかくて、おむつかぶれを起こしにくいといわれていますが、ボトボトにぬれるまで放っとかないでください。B 入浴時には、石鹸をよく泡立てて、おしりをていねいに、洗います。ベビーパウダーをつけるときは、薄くつけてください。C 病気でおふろに入れない時には、シャワーや腰湯(洗面器にぬるま湯をいれて、お尻をつけて洗う)をします。冬はあたたかい部屋でしてください。治療1日2〜3回、お尻をきれいに洗ったあと、水気をぬぐって、おむつかぶれ用の軟膏をぬります。便のあとは特にていねいにしてください。ときどき、おむつをはずしてお尻の外気浴をすると早く治ります。軟膏を、医師の指示どうりにぬっても良くならない時は、カンジタ症のことがあるので、早く診察をうけてください。