No2・・・インフルエンザ

 インフルエンザの病原体はウイルスです。冬のかぜの仲間の一つですが、他のかぜより症状が激しいのです。また日本中に流行したり時には世界中にひろがったりします。 インフルエンザに感染すると1〜2日の潜伏期間のあと急に発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛ではじまります。1〜2日おくれて咳やのどの痛み、鼻みずなどの症状がでてきます。小さいこどもの場合は、鼻みずや咳がでてだんだん高熱になったり、下痢、嘔吐の胃腸症状からはじまったりします。熱でひきつけをおこす時もあるのです。インフルエンザは病初期3日間ぐらいが伝染力が強いので必ず保育園、幼稚園、学校などは休ませます。合併症としては、肺炎中耳炎、まれに脳炎をひきおこすことがあります。 インフルエンザによく効く薬がありません。インフルエンザにかかったら、暖かくして、ゆっくりやすませる。食欲がなくても水分を十分に与えるように心がけます。  医師は対症療法といって頭痛や関節痛をやわらげたり、咳や鼻みずを止める薬を出します。2次感染がおこらないように抗生物質を出す時もあります。