その為に事前に下調べをする必要がある。
とはいっても昼頃から荒らされていない台場クヌギ林を探すだけである。
しかしこれが結構難しいのである。
人の入った形跡がある林しか見つからないのである。
流石に韮崎、半端ではない荒らされ方である。
(自分もその中の一人か・・・)
今回の採集メンバーは新規の顔ぶれがズラリと並んでいる。
ほとんどみんな初心者の為、コクワで大喜び状態である。
しかし、あくまでもねらいは「オオクワ」なのである。
そうこうしているうちに夕暮れとなり「時間帯」である。(私の中ではです)
昼間にツバをつけていた林を見て回る。
が、やはりいない。
いるのはコクワ、スジクワ、ノコ、カブトである。
雑魚はすべて虫かごに入れ(結局採っている)目標のオオクワを探しつづける。
全くオオクワが採れないまま最後の林に入っていった。
目の前には胴回り2mはあるクヌギの木。
懐中電灯を照らす。
「ん?でかいメス?」
「いやっ、オオクワか?」
考えているうちに目の前の彼はウロに潜っていこうとしている。
「やばいっ」
とっさに押さえつけたのは良いが、全く採れない。
格闘すること約20分、観念した彼は木から落ちた。
「逃がしても−たっ」
悲しみに暮れるクワ道の幼虫・・・
しかし格闘している間中、新規隊員一号は網を広げて待機していた。
その網を引き寄せて中をみてみると・・・・
「いたぁ〜、初のオオクワだぁ〜」
体長34mmの小さいが立派なオオクワ君を捕まえることが出来たのである。
そして今年は今月号編集長であるタカさんを隊長(ちなみに私の中では埼玉県武蔵野連隊と勝手に考えています)
として夢の70mmオーバーをゲットしたいと考えている次第であります。