ハーレーの馬鹿な奴

ハーレー


はじめに。 
みなさん初めて投稿させていただきます。誤字脱字があるかと思いますが、気にせんで下さい。

私が馬鹿になった理由と言いますと、小学校までさかのぼります。(みなさんと同じかな) 
私が小学生のころは、いつも(冬でも)裸で出歩き近所では評判の子供でした。春は凧上げ、夏はクワガタ、鉾突き、秋は柿泥棒、冬は駒回しなど、一年中、日が暮れるまで遊んでました。
特に熊本は、クワガタが多く?夏になると友達4・5人で取りに行き、学校にもっていって喧嘩をさせて遊んだり、夏祭りに持っていき、こずかい稼ぎをしていました。(これが結構金になる、東京の観光客は、ミヤマを500円で買って行った事を覚えています。) 又、学校では誰が一番デカイオオクワをとるか競争していました。

 注意オオクワ=ヒラタ70mmオバーの事。
  
ここで、熊本県菊池地方のクワガタの名前を発表。 ちょっと話がそれましたが、当時は77mmのヒラタが最大(子供なので正確ではないと思う)で、10cm以上に感じたものです。また近くに「オオクワの木」なるものが多数あり、夏休みの間、特に雨あがり後は70mmオーバーがよく採れた様な気がします。(オオクワの木以外では70mmオーバーは採れなかった) 今思えば、そんなに70mmオーバーなんているわけないと思いますが・・・・・・・・

 それから十数年私にも子供が出来ました。ある日ホームセンターに行くとカブトむしが500円で売られており、子供が欲しがりなかなか帰ろうとしません。カブトを500円で買うなんてもったいない。じゃーパパと採りに行こうかと言うことになって、採りに行ったものの全然いない・・・・
おかしい、東京にいたときはヒラタまで捕まえたことのある自称クワ取りのプロの私は、意地になって子供の頃のポイントを探し回りましたが、道を忘れたり林が無くなっていたり。やっとの思いで1つポイントを見つけカブト数匹を採集して、この年のシーズンを終えました。
 
次の年は前年見つけたポイントでカブト、クワガタを楽々ゲット。しかしヒラタが全然いない、オオクワも未だいない、と思いつつ餌を買いに行ったら、蜜なる商品にオオクワの写真が載っており、私がいままでオオクワと思っていたのは、ただのヒラタのデカイだけの物という事に初めて気がつきショックでした。また同時に、オオクワガタはカッコイイと思ってしまいました。早速同級生に電話をかけて昔あったオオクワの木の場所を聞き出かけました。

 ポイントに近づくと懐かしい風景が広がり、樹液のなんとも言えない香りがただよって、早速オオクワの木と呼ばれる木を発見、(昔と変わっていなかった) 木の割れ目に樹液が滴るように流れ、その奥に大きなヒラタを発見。ワクワクしながら反対側の穴より棒で押し出して採集に成功しました。家に帰り、定規で計ると63mmとなかなかである。それ以来、採集時のワクワク感が忘れられず、毎日のように通いました。
この年はヒラタ76mmを記録したが飼い方が悪かった為”☆”になってしまったのです。

 翌年も73mmをGET。このころ会社で私が給料計算をする事になってパソコンを購入。それが磯部BBSとの出会いです。 BBSでの情報によって飼育や卵の産ませ方などの知識を得た。これがクワ馬鹿になる・・・・・きっかけである事は言うまでもない(^^;
 そしてついに昨年オオクワ幼虫5匹を購入。98年5月7日現在、雌1羽化、蛹雌1、前踊3である。

 それからそれから、今年5月3日朝起きて広告を見ているとオオクワ展なるものが・・・・
  「祥子(ママ)。子供の日ももうすぐだから、結莉(娘)何か買ってやろうか?」 
  「うん、そうね暇だから行こうか」
 なんだかんだ言いながらオオクワ展が開かれてるデパートへの誘導に成功した。(^^)v

 私は子供のおもちゃを見つける振りして、オオクワ展をさがしていた。
  「へへへ、あった、結莉こっちへきてごらん」
 オオクワのほうに呼び出し嫁さんと一緒にかれこれ30分眺めていたら、嫁さんが
  「1万円以内だったら買っても良いよ」と言った。
 その時、カブトムシから離れなかった2年前の結莉の事を思い出した。 今では全く逆になっている・・・(^^;
 あれやこれや嫁さんと選んで居ると、嫁さんがまた一言嬉しい事を言ってくれた。
  「ヒラタより小さいオオクワって、オオクワって感じしないね?」
 そこで「やっぱ、70位ないと・・・」と、私が言うと、
 72mm5万円、74mm8万円と書いて有るケースに目がいった・・・・・・・
 「たけーーーー」

 でも私の心は、さっきの嫁さんの一言で70mm以上を買おうとすでに思っていた。
そこに店員さん登場、アルバイトの女の子と違って詳しそうだ。
それまでは周りの客が「こんなたけーの買う奴いるの?」などと話していたが、店員さんと話してるうちに周囲のことは気にならなくなり、温室飼育している事や、菌糸の事やらかれこれ1時間もしゃべっていた。

 (嫁さんあきれてる)
 (子供も退屈がっている)

 そしてしびれを切らした嫁さんが
  「5万円の奴なら買って良いよ」といった。ヤッター(^^; 
 早速、「じゃー72mm下さい。サービスで雌付けてね(^^;」
 店員さんが72mmのケースを開けて取り出そうとすると、バイトの子が
 「あのー昨日売れちゃったんですけど・・・」と、私と店員さんの顔を気まずそうに見ながらいった。

 ほかにも買う奴が居るんだなーと思いあきらめかけた時、天は俺をみはなさなかった。
 この展示会は小規模で行われて降り65mmの上は72mmと74mmしかなく、店員さんはこう言いった。
 「っじゃー74mm5万で良いよ、でも雌なしってことで」
 私は嬉しくてたまらなかったが・・・・
 嫁さんが「雌が居ないんじゃ可哀想よ」と交渉し、なんと39mmのちょっと小さいが雌と74mmの雄を5万で購入となった。

 家に持って帰り早速手に乗せてニヤニヤしながら残りの休みを過ごした。
 これで私もクワ貧突入となった。(今始まった事ではないけど)

 P・S
 こどもの日のプレゼントは300円のくじで当たった縄跳びみたいな物でした。誕生日は必ず良い物をプレゼントするからね。

                                      馬鹿な父より。
 
 P・S 祥子、俺と結婚したのが、運の尽きとあきらめてくれ(^^; 5月12日2号誕生予定(もちろん人間です)

 P・S 皆様、嫁さんもなかなか役に立ちますよ。でも捨てられないように、注意が必要(^^;  



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