クワガタムシの輸送方法について

製作:安達 真一(福島県のクワガタムシ

※クワガタの運搬、発送について考えてみましょう。

以下は私が実際に行っている方法をご紹介します。
私の場合、繁殖以外は基本的に1頭ずつ管理・運搬します。

1、フィルムケース運送法


35ミリフィルムの空きケースを利用した運搬方法です。
小型種はもちろん、大型種の♀までこれに入れば何でもOK。
初令幼虫も近場の場合大丈夫だが、安全面から私は下にあげる
プリンカップ輸送方法を用いる。発送する場合は
濡れティッシュやマットを一緒に入れてあげる。
また、酢酸エチルをしみ込ませたティッシュを入れれば
即席の簡易毒瓶。割れなくてグッド!

2、プリンカップ運送法


よく惣菜が入っているケースです。どこで買えるかというと、
DIYや食材屋などに置いてあります。またの名を
『ボンカップ』とも言うらしい。実にこの方法は使える!
まず、簡易プラケース。
濡れティッシュと餌を入れておきます。
するとあ〜ら不思議。ダニも少なくなります。しかも
フセツや顎も傷付きません。(マットじゃだめです)
フタは、開けないようにセロテープで止めておきましょう。
※♀は穴を開けるのでこの方法は使えません。
次は、幼虫飼育ケース。
さまざまな大きさの物がありますので、種類や令で
使い分け。小型種なんてはこれで成虫まで行っちゃいます。
発送する為にケースを移したのであれば、しばらく様子を見て
落ち着いているのを確認してから発送しましょう。

そして、発送ケース。
簡易プラケースと同じように濡れティッシュと
時と場合によってゼリーを入れます。
気温の低い時は、マットの場合もある。
♀の場合、カップを2重にするなどすれば大丈夫でしょう。

3、ルアーケース運送法


ルアーケースにとどまらず、仕切りの付いたプラスチックの
ケースでしたらOK!私の場合、夏期の灯火採集に行く時は
これ一つです。生体も傷付かないし、コンパクト!
上の画像のように餌とティッシュやマットを入れておけば
簡易プラケに早変わり。これだと♀も逃げられません。

発送の際の注意点

夏期の生体発送の注意点
特に高地性のクワガタはクール便を使いましょう。
その他のものも同様の方が無難です。

冬期の生体発送の注意点
あくまで私の場合ですが、南方系のクワガタの場合
1日で到着する地域にしか発送はしません。

その他の注意点
シールはタダですから、天地無用、ワレモノのシールは
貼りましょう。品名もクワガタと書くと扱ってくれない
場合も稀にあるようです。私の場合、『つけもの』や
『食器』などと記入する場合もあります。
これだと大切に扱ってくれそうでしょ?
生体の場合、運送便はヤ◯トがお勧めです。(経験から)

いかがでしたでしょうか?上記はほんの一例にすぎません。
ご自分で自分に合った方法を探してみてはいかがでしょうか?
クワ馬鹿投稿は、今回を持ちまして休載させていただきます。
採集シーズンの為、自分のHPで精一杯なもので、、、
この紙面でお会いできるまで、バイバ〜イ!


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