あきの温室ご紹介
突然のご指名をいただき、せん越ながらクワガタ初心者である私の飼育環境をご紹介させていただくことになりました。 今回は、自称「熱帯魚馬鹿」が「クワガタ狂の大馬鹿者」になった結果をご紹介いたします。 |
自画像です。奈良県在住の大馬鹿者です。
これが一番大きな理由です。わが家にはディスカスという種類の熱帯魚が200匹程度います。 このディスカス飼育の為に温室を建てていました。水量3t弱の集中濾過の水槽群があり、保温の為に冬場の温室は一定に保つようにしてあります。 このおかげで、大和盆地の寒さにもかかわらず、冬場の室温は25度をキープ出来るようになっていました。 クワガタ飼育に目覚めた愛好家としては、これを見過ごすわけには行きません。 オオクガタを飼育し始めたのは忘れもしない1996年3月3日でした。以後7月に産卵、8月に39匹の幼虫の割り出しと楽しい飼育生活が始まりました。 しかし、どうしたことでしょう。冬が近づくにつれて動きが鈍くなりついには冬眠に入ってしまうのです。(あたりまえのことですが。) どうして眠ってしまうのだ〜。「年中動く虫を見たいぞ〜」という欲求にかられて禁断の温室飼育を始めることにしたのでした。 温室に入れた途端これまたどうしたことでしょう。夏場のような室温にどんどん元気になってゆくクワガタ達、こんなに活発なら交尾させてやろう。よっし、「年中繁殖体制を作るぞ〜」 以降冬場は温室でのクワガタ飼育がはじまったのです。
もともと熱帯魚時代から器具フェチ、設備フェチの私。飼育に使う用品をあれこれと買いあさりました。
・飼育ビン 種類あれこれ。いろいろ試しました。 ガラス製の透明なものが良いようです。大きさは幼虫のサイズに合わせるのが良いです。(あっ!これもあたりまえか)
・飼育ケース プラケの種類。いろいろとあるのですが、最終的にはこれに決定。これも少スペースで積み重ねが出来ます。
・屋外飼育棚 夏場はこちらにクワガタを移動します。現在は温室に入りきらなかったクワガタが冬眠中です。屋外棚は合計で2つあります。
・スケール クワガタのサイズ計測に使います。やっぱしこのノギスです。
・餌皿 この上で交尾に励んでくれたらということです。安定感抜群? ・電動ドリル 飼育ビンの蓋に穴を開けます。 ・消毒用エタノール 菌糸ビンづくりに使います。職場の看護婦さんから楽しい遊びに使うということでもらいました。 横にあるのはホルマリンです。これは熱帯魚に使用します。おまけです。
・ナタ 産卵木を割るときに使います。
・スペシャルドライバー 幼虫ビンから羽化した成虫を取り出す時に使います。長さ・太さがほど良い。
温室飼育の弊害?かどうかは知りませんが、羽化までの期間が短くなりました。まぁ、冬場も温度を入れるのであたりまえのことですが。
これも温室飼育の弊害?当然の事ながらクワガタ成虫の寿命が縮まりました。3年くらい生きるはずが1年半くらいで死んでしまうということがたびたび起こります。これも当然のことですが、冬場も冬眠期間なしでばりばり働いているのですから。 メスは1年経って交尾、産卵、即死亡!というのがかなりいます。これは一考せねばなりません。 もうひとつおまけで餌代がかさみます。冬場の数カ月間の間にも相当の餌ゼリーが食いつくされます。幼虫も活動するので幼虫の餌代もかかります。 クワガタ飼育につきもの「こばえ」、奇麗に泳いでいる熱帯魚の前を、餌ゼリーにむらがる「こばえ」が飛び交うにぎやかな温室になりました。 以上、あまり話題とならないような話題を大げさに書きました。
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