『わたしはこーして馬鹿になりかけている!』

おばちゃん代表 とれもろ

まさかこの私がこんな投稿をすることになるとは去年の今頃には思いもよらなかったことでありまする。 思えばわたしがクワガタにかかわることになったのもいくつかの出来事が重なって起こったからなのです。

まず,職場で自分専用のパソコンを買ってもらったこと,これが去年の6月半ば。子供がおじいちゃんに 買ってもらったカブトムシの幼虫&成虫が計6匹とも死んでしまったこと,これも同じく6月.職場の男 子トイレにいたコクワを「子供さんに」ともらったこと,これが7月1日。このクワガタもどうせカブトみ たいにすぐ死んじゃうに違いないと思っていたら,粗末にしていたにもかかわらず何日経っても死なない。 もらったときトイレに落ちていたと言うので,消毒用アルコールで消毒した(なんて無茶をしたもんだ!) にもかかわらず死ななかったし,へぇー,くわがたって結構丈夫やん!ってなふうに思い始めたわけです。

このころ,パソコンをさわれるのが楽しくて,いろんなホームページを紹介している本を買って,女性向け, 主婦向け,または子供向けのページを主に見ているうちに,「電脳まま&きっず」という自分と同じ年頃, 同じような家族構成の主婦の作っているすごく充実したホームページを見つけました。 (「電脳まま&きっず」http://www1.ingnet.or.jp/~mami/) 子供向けの情報がいっぱい載ってるんですが,その「きっずりんく」(子供用リンク集)の中になんと!! 「おおくわがたって!」があったんでございますよ!このへんが他のお馬鹿さんたちと違うところですか?

なんせパソコンを使いだしてまもなく,インターネットも超初心者で検索なんてどうやるかも知らなかった もんでひたすらリンクを追いかけてあっちこっちのホームページを覗いていて,子供用のリンクからみつけ たのですから。コクワをもらって図鑑なんか見ているうちに子供もやっぱりオオクワを欲しがっていたので 「おおくわがたって!」←このタイトルをみて子供の喜びそうな写真とか見られるかもしれないとチェック したわけです。

で,見てみると,子供向けどころか,エエ年したおっちゃんたち(なかには若者もいらっしゃいますが,平 均年齢が非常に高いのが特徴でしょう?)がなにやら熱く語っているではありませんか!なんとも楽しそう で,最初は,庭で遊ぶ幼い子をニコニコしながら縁側でちんまり座って眺めているおばあちゃんのような気 持ちで拝見していたのですが,ついに仲間に入れて欲しくなって「おばちゃんも入れて!」なんてポストし てしまったのでした.ホントに今思えばなんて大胆な!

小さい子供のいる主婦(特に私は仕事に出ているので,家に帰ると家事と育児に追われ自分の時間がほとん どない)は,あまり趣味にのめり込めないのがつらいところですが,「おおくわがたって!」にポストした おかげで,オオクワ&ノコ&カブトムシの幼虫さんたちが我が家にやってきて(まちかね様,m a s a 様に は本当に感謝!),ほそぼそながら,めでたく「クワガタ飼育元年」を迎えることになったのです。 掲示板の皆さんには「お気の毒に....」とずいぶん励まし(?!)のコメントをいただきましてありがとう ございました.思えば,皆さんのあまりにも楽しげな掲示板でのやりとりが私をひきずりこんだのですぞ!

このお正月,私宛に奈良オオクワからきた巨大なクワガタの写真入り年賀状を見てダンナが「げーっ,これは 完全にその筋の人やな!」とわたしに何とも形容しがたい視線を浴びせたのでありました.その筋ってどんな 筋???(ちなみに,ダンナは昆虫にまるで興味のない人であった) 飼育ケースをダンナのパソコン部屋においているので「なんかちっちゃいハエがよー飛んでんねんけどー」と 迷惑がられるところは掲示板の殿方とまるで同じ立場でありまする。

長々と書いてしまいましたが要するに,トイレで拾ったコクワとインターネットで見つけた掲示板がそもそも のはじまりな訳です。

まだまだ初めの一歩を踏み出したところで,馬鹿者と呼んでいただくには賢すぎる(?意味不明!)私のクワ ガタきっかけ話でした。

追記:12月号のみるみるさんの記事にあった「クワガタクワジ物語」は本当にいい本です。 以前子供に読ませたい本としてポストしたことあるのですが.... 小学校の頃に読めばきっとクワ好きになるはず!



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