温室紹介

タカ
yrf02577@niftyserve.or.jp


どもです。
ウチの温室を紹介します。
と言っても、ウチの場合、温室=全飼育スペースですので、飼育部屋紹介と言ってもいいかもしれません。



まず、fig.1がその外観です。
普通のスチール棚を元に自作しました。
周りはキャンプなどに使う銀マットで覆っています(張り付けは両面テープと幅広のビニールテープです)。
6面を覆うのに銀マットを3枚使用しました。
全面はベニアの板で扉にしてありますので、取っ手が付いています。

ちなみに、温室の上にあるのは加湿用の霧吹き、昨シーズン保温箱に使っていた発泡スチロールの箱、産卵木の割かす、 そして、コンテナの中に入っているのが、カワラエノキに埋め込んだオオクワ幼虫です。
この材飼育は2年1化狙いの物です。
大きく育って欲しい物ですね。(^^)




次にfig.2が前面扉を開けたところです。
さすがに銀マットを使っているだけ有って、壁は銀色をしていますね。
保温性を良くするために、内面を銀面にしました。
中身は普通のスチール棚なのですが、前面に木枠が付いているのがお分かりでしょうか?
幅10cm×厚さ15mmくらいの板で木枠を作っています。
実はこの木枠がミソで、このスペースを設けることによって、空気及び熱が循環出来るようになっています。
従って、段板には一切穴などはあけていません。
ついでに扉を取り付けるのにも使いました。

前面に白い線が見えますが、これはサーミスタ式の温度計のケーブルです。
1ポイントしかは計れませんが、一応温度を監視しています。
木枠の上下に磁石を取り付け、ドアの固定に使用しています。
ただ、ドアがベニアの一枚板のため、最近ちょっと変形してきており、磁石の効きはやや悪くなっています。
仕方がないので、ビニールテープも併用しています。
そのうちドアに補強をしようと思っていますが、いつになることやら...(^^;

さて、最上段は成虫の棚です。
冬でも産卵を促そうと思い、一番暖かいところに置いています。
温度は27〜30℃くらいです。

二段目の左側にはfig.3のヒーターが入っており、真ん中は空瓶のスペーサー、右側にコクワ、本土ヒラタの幼虫が入っています。
温度は20〜25℃くらいです。

三段目はσ(^^;の本命のオオクワの幼虫君達です。
この段には11匹の幼虫が入っています。
コンテナはカワラエノキの材飼育です。
1年1化を狙って加温していますが、どうなるでしょうか。
残りの10匹はネスカフェ瓶で添加剤飼育をしています。
って言っても添加剤は小麦粉と味の素だけです。
但し、予備発酵済みです。
温度は17〜21℃くらいです。

最下段は用具入れです。
未使用の瓶やタッパ、餌ゼリーなどが入っています。
真ん中辺にあるタッパに入った白い物は味の素です。
決して麻薬じゃないですよ。(^^)
温度は計ったこと有りません。(^^;




で、fig.3がヒーターです。
ほら、紅茶のポットなんかを暖めておくあれですよ。
80Wの容量です。
でも、銀マットの保温性が高いので、これでも充分みたいですよ。

ちなみに、写真は撮り忘れてしまったのですが、温度調節についてはメカ式のルームサーモを使っています。
但し、バイメタル式の物ではなく、ダイヤフラムを使ったガス式の高性能な奴です。




実を言うと、今現在は中身の配置が変わっています。
最上段がオオクワ幼虫、二段目は変化なし、 三段目に空き瓶(写真の時より増えてます)、 最下段に成虫と用品類が入っており、 温度設定は若干下げています。
つまり、冬場の産卵はあきらめて、成虫達にはゆっくり冬眠をしてもらい、今年の春から夏にかけて頑張ってもらおうと言う魂胆です。

今年の冬は、この温室だけではとうてい足りなくなってくれることを期待しているのですが...




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