by まちかね
オオクワガタを買ったりもらったり採ったりして(盗むのはいけない)、最初にすべき事は棲家のセッティングである。
まずは入れ物、ガラス水槽や大き目のプラスティックケースなどが一般的であるが、まちかねはプラスティックケースをお勧めする。なぜなら・・・ガラス水槽は重くて大変だからである。 次に用意するものと言ったらこりゃマットと産卵木である。産卵木は業者などから購入したものを水に浸してからセットするのであるが、丸一日水につける人などもいるようであるが、まちかねの場合浅漬けである。 2時間かそこら、場合によっては5〜6時間から、時には丸一日な場合もあるが、それはつけたまま忘れてしまうからである。それでは産卵木にヘンな虫がいた場合、駆除出来ないではないか、と思われるであろうが今までにヘンな虫がいた事は1回しかなかったから、たぶん大丈夫である。 そして産卵木をセットするわけであるが、まちかねの場合、産卵木をほとんど全部マットに埋めてしまうのである。こうすればカビが生えた産卵木を目にして気に病むこともないのである。 棲家のセットが終わったら成虫を入れて飼育開始!餌はゼリーが主である。もちろんカップごと放り込んで無くなったら補給するのである。ときおりヨーグルトやバナナなどもあたえると良いようであるが、入れてあるゼリーをチェックして、半分くらい食べてあったら、その上にヨーグルトなどをのせてあげよう。まぁ、めんどくさかったら別にやらなくても良いだろう。 水分補給分は、オオクワガタの場合乾燥に強いので、ずぼらを心がけるくらいがちょうど良いであろう。湿らせすぎは良くないと思う。餌も毎日変える必要はないので、3〜4日は成虫の姿を見ないでも生きていけるくらいの強い心を持とう。 ペアリングした成虫を、交尾を確認したら別々に飼育したほうが、長生きするようである。だがしかし、まちかね家では、せっかく仲良く暮らしている夫婦を引き離すのは可哀相である、と考えて、一年中一緒にしている。本音を言えば、めんどくせぇから、なのであるが、こんな事は書くまでもないか? 産卵木の交換については「幼虫編」にて解説いたしまする。 秋になり、ずんずん涼しくなってくると、シーズン中でもあまり見かけない成虫が、潜ったきり、まったく姿が見えなくなる。そしたら越冬である。越冬中のクワガタ飼育、これこそずぼらの極致、と言うよりも、ほんま何もする事ないのだ。 プラケの蓋に空気穴を空けたビニールでもかぶせて、後は春先まで放置しておくだけである。時折、ふと気になって覗いてみたりしても、まず何も変化は見られない。気になってマメに霧吹きで水をやってたりすると、春にプラケを開けてみると底の方がびちゃびちゃになっていたりして、逆効果なのである。 3月頃にでもプラケにゼリーの1個でも放り込んでおけば、ゼリーの減りによって活動開始がわかるし、活動を開始してから何日間か気付かずにいても、ゼリー1個で食いつないでいるだろうから安心である。 そして春・・・・再びずぼらなクワガタ飼育が始まるのであった。 ・・・・・飼育講座〜幼虫編〜 に続く |