【巨大オオクワ作出への飽くなき挑戦!】

〜より美しい個体を求めて!〜

テキサスブロンコ


 最近、とみに外国産のクワガタ話が多くなったと感じる今日この頃ですが、実は私も一部購入し、累代飼育にチャレンジ中でごわす。(但し、温室設備なしで、何処まで可能か実験中!種類によってはいけるハズ) 

 自分自身オ○ヒラタなどを直接見ると、国産の王者《オオクワガタ》ですら貧弱に見える事があります。それは鎖国時代の日本人が初めて外国人のナイスバディ&金髪女性を見た時の衝撃と似ているのではないかと思います。特に直接触って感触を確かめてみたいという衝動に駆られます・・・・・ 
 が、しかし、But『チョット待った!』ここ数年のクワガタブームを引き起こしたのは何を隠そう《日本のオオクワガタ》では無いでしょうか! 

 恐らく子供の頃、誰もが憧れていた虫ですが、殆どの人は、なかなか採取できないまま時が過ぎ、いずれクワガタから卒業していった...... ところが、☆黒いダイヤ☆とマスコミ等に騒がれてから乱獲が始まる一方で、多数の通信販売をはじめ業者の乱立等により、良くも悪しくも非常に身近な存在となり、比較的簡単に累代飼育ができるような環境を持っている人が多いと感じております。 

 今回は、《日本のオオクワガタ》の飼育に焦点を絞り、より大きな個体を作出すべく経過をご報告させて頂きます。 
 オオクワ好きなオヤジが、小スペースと少ない予算?と数少ない(幼虫)での環境下で、どこまで短期間でより大きく立派な個体をブリードできるか?が基本コンセプトです。 
 あくまで素人がやっている事が大前提であり、私なりの実験結果だす。従って、月刊『むし』に掲載されている様な立派な文章表現能力でもなく、また充分な環境・設備での実験結果ではないことを、あらかじめご了承頂きたくお願い申し上げますだす。

 


 今回の報告は次の2点について述べる。 

1.材  飼  育:(ベランダと室内との成長などを比較) 
2.菌糸ビン飼育:環境設定による成長比較(交換時の失敗事例やビン自体の選定にまで現在は実験中だす。) 

 また飼育環境は以下の通りである。 

 我が家は9階建マンションの6階角部屋で、南向きの3LDK?(どう見ても3DK)である。飼育場所は南側ベランダと一番暖かい部屋(真冬でも常時15度はあると思う)で、この部屋は窓が無く、冬はリビング?(ストーブ設置)と通しにしてあります。

 


【1.材飼育】             

・親には、某くわがた屋から購入した♂61mm,♀40mm新成虫?のペアを使用した。 
・6月中旬に5匹(以下JB Jun,at Balcony)を、8月下旬に9匹(以下AR Aug.in Room)を、それぞれ回収して少ない数ながら実験を開始した。(そんな大層なモノではなく、ただ材の方が大きい個体の発生が高いとのアドバイスを受けて飼育を始めただけ) 
・回収時のサイズは、いずれも1令幼虫。 
・取り出した幼虫は直ぐに材に入れて設置した。 

この頃、オオクワについての知識はほとんどなく無く、購入先の店長からのいろんなアドバイスを頼りに、スタートした次第です。あとで判った事ですが、1年に2回も新成虫から幼虫が取れたのはラッキーだったと気がつく。


[ベランダ組]:幼虫5匹をベランダに設置(JBの5匹)
9月末 JBの5匹を割り出し新しい材に交換。だいたいが2令に成長していた。交換時、1匹をドライバーにて<プチュ>してしまいました。
  結構ショックで、この悔しいやりばのない気持ちをどこかにぶつけようと、 
『ジーパン!テキサス!ロッキー!』と山さんの物まねをしたのですが、『全然似てない!』とか『うるさい!』とかクレームが入り、こうなったらと、小声でUFOを目撃した外国人の証言を日本語でしゃべる物まねに切り替えて延々やっていた私は、やはり大馬鹿者だったと、たった今気づきました。
翌年1月 JBの4匹を割り出し殆どが成長せず。
5月 再度、新しい材に交換。すべて3令に成長。♂♀の区別を小ケースに貼る。(これが実によく外れます。確かに卵巣が2つ見えてたのに、いつの間にか消えていたり、その逆のケースもある。そこが素人のおめでたいところでもある。)
    2対2と勝手に判断し、2ペアが出来たと大いに喜ぶ。
8月 我慢できずまたも割り出し。なんとまだ動きの鈍い赤身ががった1♀38mm、2♀3 6mmの出現に、思わず『やったぜ!』の歓喜と同時に一瞬不安がよぎる。 
確か2♂,2♀のはずだったのに!?よくよく考えればそう大きな3令では無かった気がしてきたぞ!気を取り直して最後の割り出し作業開始。 
この材は、比較的柔らかく直ぐにパカッと割る事ができました。そこに現れたのは、あの憧れの♂のオオクワガタの蛹でした。 
興奮の坩堝と化した私は、大声で妻と子供を呼びつけ、『すっげぇーぞ、これがオオクワの♂の蛹だ!、こんな貴重なもの、そうそう見れねぇぜ!』と得意気に見せた事を今でも覚えています。 
こうなると、興奮状態の続く私をもう誰も止める事は出来ません。暫くの間、蛹のアゴの形(当時は角と言っていた)や種類(大歯,中歯,小歯)などについてくどくどと説明していたようで、気がつけばいつの間にか、自分一人になっていたのでした。 
平常心に戻った私は、オオクワ♂の蛹の色が、透けているアメ色で、まだ蛹になったばかりだと判りました。 
割った材を元に戻し、そのままにして置けばまだ良かったのですが、会社から帰ってくる度にのぞいていた為か、羽化したときには上翅の所に凹みが出来ていました。 
後から良く考えると、モゴモゴとお尻を動かしていた記憶が再現された次第です。 
ノギスで計ると62mmでした。

[室内組]:幼虫9匹を一番暖かい部屋に設置(ARの8匹)
12月上旬 ARの9匹を割り出し新しい材に交換。だいたいが2令以上に成長していた。交換時に集中力を欠いてきた私は(6〜8本目)、懲りずにまた1匹を<プチュ>してしまった。つくづく自分の学習能力の無さに驚きと怒りをかんじつ 
つ、返す刀で今度は、穴を開けておいた材に、3令になったばかり?の幼虫を入れて置いたのを忘れ、ついつい上から 埋め込みマットをグイと押し込んでしまいました。まだ潜り終わっていないのに、『しまった!この材はまだ潜りきっていないヤツだ。』 と思い、慌てて材を出して、逆さにして叩いて出したのですが、頭の部分が凹んで(この幼虫は以下、頭凹)しまいました。頭凹は、小麦粉の添加マットに移動させて観察してみる事にした。この時ばかりは流石にショックで、私の体も萎んだ気がしました
翌3月下旬 ARの7匹を慎重に割り出す。しかし殆どが大きな成長は見られません。       
頭凹は2令のままで何とか元気に?生きている。マット交換
 
★☆★ここで2匹(2令)を試しにオオヒラタケ菌糸ボトルに投入☆★☆
  投入後2〜3週間しても側面に出てこない為、心配になりボトルを穿り返してみたが、何故か姿が消えていた。全く原因が解らず。心配になったので、もう一匹も今度はスプーンで穿り返したら無事でした。元気の良い状態だったと思います。 
バラバラになったボトルの中身は捨て、再度新しい材の中へ投入。(この幼虫は以下ZOZ)ボトルの値段は、確か2年前で1本¥1,500か¥3,500か、どっちか覚えていないのですが.. 高かったと記憶してます。マットはそんなに悪くなく、詰め具合はチョット柔らかいなと感じました。
7月下旬 ARの6匹を今回は、慎重に割り出し無事成功。(やっと学習機能が付いてきた) 
1♂61mmと新成虫に成り立ての2♀41mm、38mmとが出てくる。3令幼虫2♂2♀、ZOZは♀の蛹で、8月に羽化した。42mmでした。 
また、頭凹はまだ3令小のまま、何とか元気に?生きている。
10月下旬 ARの3令幼虫2匹を慎重に割り出す。中歯型53室が羽化してました。(完全に期待ハズレ!) 
残りの1♂は、まだ蛹になる気配なし。 
頭凹は、3令中幼虫♂になっています。まだまだ行けるぞガンバレ! マット交換
翌々年 
2月下旬
ARの♂1を慎重に割り出す。しかし殆どが大きな成長は見られません。しかし、今までの3令幼虫よりは大きな気がした。 
頭凹も殆ど変化無し。しかし、まだ生きている。マット交換
8月下旬 ARの♂を慎重に割り出す。(引き続き学習機能が働いた。)  
65mmの立派な新成虫遂に作出!!この個体のアゴは、形も良く全体的に太く感じる。 
頭凹は、一時成長し始めたと思いきや、縮んで来たように見える。マット交換
10月末現在 蛹室擬きを作り生存確認。 
11月中旬、頭凹は残念ながら遂に力尽き☆となっていた。 
重傷を負いながら良く頑張ったなと、思いつつ合掌。
   
     
65mm
 


  

【2.菌糸ビン飼育】  

 菌糸飼育報告に入る前に、【菌糸ボトル菌糸飼育ビン】を区別したいと思います。 
 理由は、この後の報告内容にも書きますが、たまたま私の購入したモノだけが、こういう結果になった可能性も大きく、当時の私個人の主観であります。 
 現在、幾つかの通販業者さんから購入したボトルからは、全く下記内容の様なモノは有りませんので、くれぐれも誤解のないようにお断り申し上げます。 
 現在では、チップの資質にさほど大きな違いは無いと思いますが、当時は確かにあった様に感じます。 

 それでは、違いの定義とともに菌糸ビン飼育についてご報告させて頂きます。

 
菌糸ボトル 約850ccの容量で、茸屋さんが栽培用に使用している樹脂ポリマー容器でできている。 
容器の中身が見づらい。
菌糸ビン 約950ccの蜂蜜容器で、ガラスでできている。容器の中身はガラスの為見やすく、観察に適している。

材飼育でなかなか大きな個体がブリード出来ない私は、菌糸ビンを使えば70mmクラスが多く出来るという話をクワガタ屋さんから教えてもらった。直ぐにでもチャレンジしたいと思ったのですが、問題が2つありました。  1つ目は、菌糸ボトルを購入しようと思ったらなんと1本4,000円 
(3000ccぐらいだったと思う)と非常に高額だった事。 

2つ目は、店長さんや、そこの常連さんたちから菌糸の知識が無いなら止めた方が良い、また☆になる確率が材より高いヨ!と親切?に教えて頂いたことです。

 試すほど幼虫の数もいないため、その年の菌糸飼育は諦めました。 
 が、しかし、BUT、家族にて近くのホームセンターに買い物へ行ったら、『このままで(ボトル1本)オオクワガタの成虫になる』とかいてあったオオクワ幼虫入りオオヒラタケ菌糸ボトルを発見!しかも安い! 

 これなら大きな個体をブリード出来ると安易に思い込み、早速2本購入。確かF社のモノで1本3500円くらいだったと思う。時期は3月の終わりか4月の中頃迄の間だったと記憶しています。材飼育の時にテスト的にオオヒラタケ菌糸ビン入れた時期とほぼ同じです。こちらのは、P社のボトルでした。 

 設置場所は、材の置いてある部屋と同じ場所にしました。 
 暫くの間様子を見ていたのですが、購入時に白い部分が沢山残っているボトルを選択しました。容器が透明ではない為、中の様子が全然分かりませんでした。ついこの間少ない幼虫を菌糸にて1匹☆にさせていたので非常に不安でした。 

 設置して(購入して)これもまた2〜3週間経過しても出てこない。 
非常にいやな予感!わたしは、ついにスプーンで穿り返し作戦を開始。案の定1本めのボトルには幼虫の姿が見あたりません。つぶしてしまったか? 
 もう一度穿り返したマットを慎重に調べましたがやはり残骸すら見当たらず。もう1匹は1令で元気に動いてました。穿り返したマットを見て凄く驚いたのは、詰めてあったマットだす。それは、パサパサで砂の様な感じの(どこをどう見てもクヌギ微粒子マットには思えない!)マットでした。 

こんなのでデカイ成虫が出てくるかい!ボケ!カス!もう完全にオジサンは怒ってるんだぞー状態! 

 よくこんなバッタ商品(失礼!チョット興奮しました。)販売するよなぁと思いつつ、よくこんなモン7000円も注ぎ込んで買った大馬鹿者もいるよ!とつくづくおめでたいなぁとあきれ果ててしまっただす。 

 ここから意地でも菌糸ビンにて挑戦してみようと固い決意を致しました。 
この年の6月に取れた初令,1令幼虫10匹を全て菌糸ビンに投入する。 

 菌糸ビンについては別のオオクワ専門屋さんにしました。ガラスビンで900ccのものです。クヌギの少し粗いチップで、綺麗に白い菌がむら無く廻ってました。チップの詰め具合も固くパサついていない。 
とにかく大きなオオクワをどうしても作出したい私は、授業料と思い購入してしまいました。そしてこの方からは、いろいろとご教授頂きました。 
 この幼虫は、そこから購入した♂63mm,♀38mmから取れたものです。 
ここでは、特に大きくなった♂の個体のみを、ご報告させて頂きます。

 
6.30 初令,1令幼虫10匹を全て菌糸ビンに投入する。(900cc)
9.28 白い部分が2/3以上無くなってきたビンを対象に交換。わずか3ヶ月間で既に3令になっているのにド肝を抜かれました。 
幼虫の性別判定結果は、♂4,♀6でした。何故か、いつも♀の方が多いのは私だけでしょうか?皆さんの比率を是非教えて下さい。また、環境面(えさなど)で違ってくるのでしょうか? 
確か交換した中で一番大きいのは19gで、あと16,15,13gだったはず。 
 (大きい順にH1〜H4とします。)
  H1....19g
  H2....16g
  H3....15g
  H4....13g
11.3 交換時のミス?で青カビがビンの中に入り、深緑色の部分が増えてきたビン2本を交換する。 
9.28の交換時には、さほど大きく感じていなかった幼虫がなんと20g近くになっていた。(H2)
3. 1 最後の菌糸ビン交換を行う。
  H1....ビンから取り出すときに失敗!☆。ショックは有ったが、立ち直りは、以外に早かった。
  H2....23g(計4本)
  H3....24g(計3本)
  H4....20g(計3本)
4.30 H2蛹化
5.16 H3蛹化
5.23 H2羽化 なな、なんと72mm作出成功!でっけぇー
6. 3 H4蛹化
6.10 H3羽化 な〜んでか69mm作出成功!けど残念
6.28 H4羽化 なーんだ65mm作出成功!やつぱり
 
こうして菌糸ビン3〜4本にて70mmクラスが1年1化で簡単にブリード出来たのには、正直言ってビックリしました。 
ただ、購入先の方から注意事項を教わらなかったら、管理状態や交換のタイミングを間違えて、プチュではなく他の原因で☆にしていたと思います。
オオクワ72mm
72mm


ドデカイオオクワの作出での注意事項を私の知っている範囲を揚げてみます。

1.菌糸ビン・菌糸ボトルの選択 

まず一番大事なのは、良質の菌糸ビン・菌糸ボトルを選ぶ事が一番大事!。外から見てチップの周りに程良く菌がまわっていること。出来れば中のチップが薄く見える程度の状態がベストではないかと思います。白の部分が濃いボトルは3令に使う。 

ボトルに多く見られるが、既に水が溜まっていたり、白い菌の状態が所々薄茶色に変色してきているものはなるべく避ける。別にこれでも大丈夫だと思いますが、使うなら初3令ぐらいが安全か? 

2.温度管理 

部屋の温度を25度以下にて常時保つ。夏の温度管理はくれぐれも気を付けましょう。クーラーを1日中つけておく部屋に置く。 

3.交換のタイミングについて 

 a)菌の白い部分が3分の2以上無くなった時。 

 b)時期にもよりますが、3〜4ヶ月ぐらいで行う。 
  *今年1本のみで、どのくらいまで行けるか実験中です。(一匹のみ) 

 c)カビが緑色から黒っぽくなってきた場合。 

 d)3令幼虫の夏の交換時は、なるたけ部屋を冷やして行う。できれば19度以下。 
  (温度の高い部屋だと積算温度の関係で羽化してしまうケースがある。) 

 e)ビンと蓋の間にフィルターが着いているが、無くした場合は直ぐに別のものを挟む様にする。カビの胞子の進入を極力防ぐ為。蓋に穴が開いているのでコーヒー用フィルターなどでOK! 

 交換時の雑菌の進入防止については、特に神経質にはなっておりません。 
幼虫を移動させるスプーンを熱処理する程度で、蓋の消毒等はやってないです。 


 今年の飼育状況は、上記内容とほぼ同じ環境です。(幼虫の数,菌糸ビンの数) 
ただ、巨大幼虫が3匹でてきており、内2匹を3000ccの容器に入れてあります。 
残る1匹は900ccのままです。資金の問題が強いだしゅ。 

 また蛹室を作るのに大きな幼虫の場合、良くビンを横にした方が良いとの意見もありますが、私の場合立てたままでも充分大丈夫でした。 
 自然界の中で作られる蛹室は決して水平ではなく斜めに作られる様です。(72mmも斜めに蛹室を作ってありました。) 

 今年の巨大幼虫が果たして75mmを越えてくれるのか、それとも羽化不全や別の原因で☆となるか、来年の初夏が今から非常に楽しみです。 

 菌糸ビン飼育では、比較的簡単に大型個体を作出するのは実証できましたが、一昔前の様に材を何本かつなげてみるとか、発酵マットに何をどのくらい混ぜたら大きくなるかなど、エサ面で各自の創意工夫がありました。 菌糸ビン飼育はその点がチョットモノ足り無い気がいたします。 

 ただ個体の変化を良く観察する観点から見ると、ガラスビンは非常に優れていると思います。また、クーラーを入れていない状態では、ボトルを触ってみると暖かいのに対し、ガラスの方は冷たい。これはビン自体の特性で、中の菌と幼虫の状態に大きく影響するのではないかと思います。違ってたらゴメンナサイ。 

幼虫画像

 それから、ビンの中身についてもいろんなケースを試して見たいとは思いますが、実際にはいろんな面でむずかしいと思います。 
 例えばチップをクヌギ以外に別のモノを使ったり、菌糸をオオヒラタケやカワラ以外のモノを使ったらどうかなど、環境を実際整えるのが難しい。やはり現状では業者さんからの提供品を購入するしかないのです。それが例え高価安価であろうが、また中身が良くても悪くても) 

 そこに目を付けた人達(最近知識も殆ど無いのに平気で利潤目的での参入者)に苛立ちを感じます。おっと本題から大きく外れてしまいました。 

 以上、冒頭で述べさせて頂きましたが、あくまで少ない個体数での結果であり、また素人オヤジが書いた内容ですので、あまり参考にはならないと思いますが......。 
実際に違った結果が出ている事も多々有ると思いますが、くれぐれもご理解頂きたいと思います。 

 今現在、菌糸ビン飼育で解らない点が1つ有ります。 
ビンに入れた後の幼虫の動き方です。 

 幾つかのパターンがあり、まず側面に沿ってぐるぐると廻る動くタイプ、ビンの底の部分のみをぐるぐると廻るタイプ、側面にチョビットだけ窓を作るようにして中々姿をじっくりと見せてくれないタイプなどです。 
 幼虫の成長時期、成長度合、性別によって何か規則性でも解れば面白いですが、全然関係ないかも知れません。これからじっくり調べてみようと思ってます。 

それではこの辺で菌糸ビン飼育の報告を終了させて頂きます。

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