【連載】 カブト馬鹿奮闘記  (1)今年もカブト馬鹿

亀有カブト

いやぁー全くカブト君達ってちょっときちんと面倒見るとうじゃうじゃ増えますからその後の世話が大変ですわ。

今年の夏は、ちょっと大きめの個体だったんで喧嘩して死ぬと思い3ペアを大プラケにぶち込んで適当に飼育してたら、なぜか全然喧嘩しなくて何匹か知らないけど大量に涌きやがった。
仕方ないから、過密に飼育して減ってきたんだけど、やっぱりざっと数えても50匹以上いる始末。

そこで飼育用のマットが不足する前に、近所のガキどもに配ったりなんかしてだいぶ減った(20匹ぐらいの)はずなんだけど、ちゃんと数えたらまだ30匹以上いた。
引き続き誰かにあげたりなんかはする予定だけど、やっぱり起きた!餌不足。

市販の腐葉土は、物によって全滅したりして、それが判別も出来ないからやっぱり使いたくないのです。だからもっぱらマット飼育なんだけど、やっぱり発酵させて与えたいから、マットに米糠と小麦粉入れて衣装ケースにぶち込みます。

 このマットってやつは、ミタニの「クヌギ純太くん」を篩にかけて(細かいのはクワガタ用で)残った粗いやつでして、発酵に時間がかかるんですよ。
おまけに最近は気温が低く、発酵までにとっても時間がかかる。まだ多少発酵済みマットはあるからいいかもしれないが、ひょっとしたら、また今年も細かい未発酵マットを食わせる羽目になる間もしれない。
 そこで餌不足をいいことに、仕込んで比較的早く使用可能という噂の「落ち葉堆肥」作り、「飼育」(実験)をしようと考えた。

 さて、それじゃぁ落ち葉でも拾いに行くか!って長男(6歳)、次男(4歳)を連れて、

近所にある「亀有公園」に行ったんですけど、子連れの若いおかあさんがいっぱい居て恥ずかしいし、ゴミも結構散らかってたから、仕方なくそこを引き上げてさまようこと30分。

いいとこがありました!
なんと、細いけどクヌギだらけの公園!! 全くの盲点、こんなとこがあったのかと感動しました。植えたやつ、えらい!

先ず、ガキ共とまともなドングリを探し、拾う。
すぐ近くにグランドがあり、野球少年とその付き添いなのか、お母さんらしき人たちがレジャーマットなんか敷いてて何か食ってたけど、気にせず拾いまくる。
恐らくへんなやつに見えたはずだ。

ドングリがだいぶ集まったところで落ち葉集め開始。

ガキ共に命令して集めさせ、ゴミ袋にどんどん詰めていくが、そんな単調な作業をガキがまじめにやり続けるはずがない。



駄目だというのに小枝を拾ってきたり、落ち葉をたくさん抱えてきて人の顔にぶちまけてきやがって、だからこっちも応戦したりして騒ぎ出す。



馬鹿だ。

どんどんエスカレートして、乾いた犬の糞とかも投げ始めるもんだから、えらい騒ぎ。

相当馬鹿だ。

そんなこんなで、ゴミ袋キンキン詰めクヌギ99%の落ち葉が集まり持ち帰った。

さあ、お次は堆肥作りだが、とりあえず、今回の馬鹿報告はここまで。

次回は「堆肥作り馬鹿編」を披露しよう。



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