四国EV駅”電”2003、四国EVラリー2003参戦記
- 四国EV駅"伝"、四国EVラリーとは
- EV駅伝日記
- ラリー参戦記
home
四国EV駅"伝"、四国EVラリーとは
四国EVラリーは1998年から毎年開催されていいる公道を利用したラリー形式で行われるEVレースです。
競技の前に、四国八十八ヶ所めぐりをEVで回るイベント、"四国EV駅伝"が開かれます。
松本支部からは東京在住の奥貫氏がスズキアルトをコンバートしたEVハッスルで参戦しました。
INDEX
EV駅伝日記
参戦する奥貫氏から伝えられるラリーの様子をお伝えします
- 8月9日、出発
- 8月10日、四国上陸、駅”伝”スタート
- 8月11日、御遍路の旅の始まり
- 8月12日、二日目、雨のち曇り
- 8月13日、三日目、曇り
- 8月14日、四日目、雨(一日中大雨)
- 8月15日、五日目、室戸岬へ
- 8月16日、六日目安芸、高知へ
- 8月17日、七日目、須崎へ
- 8月18日、八日目、土佐湾に沿って中村市へ
- 8月19日、九日目、足摺岬へ
- 8月20日、十日目、宇和島へ、バッテリートラブル
- 8月21日、お遍路の旅の終わり
home|Index
2003年8月9日 (雨)、出発
本来は8月8日の出発が台風10号のため欠航となってしまい、1日遅れの出発になってしまいました。もちろんEVで自走です。雨の合間に自宅前で記念写真を撮り16時30分に出発しました。今回は長距離を走るためにトレーラーに発電機をセットしてあります。
首都高速に乗るも、レインボーブリッジが強風のため通行止め、やむなく羽田方面に向かい、一般道で有明埠頭に向かい、17:30着。約30km走行、予定より幾分多くの電気を使ってしまいました。
17:45、予定より30分遅れの出航、台風の吹き返しのせいでフェリーはかなり揺れそう。早々にあまり飲めないビールを腹に入れて寝るのが一番。
home|Index
2003年8月10日 (晴れ) 四国上陸、駅”伝”スタート
夜が空ければ外は静かな海、のんびりと船旅を楽しみ、13:30、定刻に徳島着。
事務局よりGPSを受け取り、駅”伝”のスタート。
台風のために発電機のテストをしていなかったので走りながら発電機を回してみる。充電器までのケーブルが容量不足である事が判明、ホームセンターを探してケーブルを購入、田んぼの中の立体交差の下に入ると風通しが良く、涼しい。ここでのんびりとコンセントの付け替え作業、これで自前充電はOK。
鳴戸市へ向かう八十八ヶ寺一番札所に近い宿に入る。宿で充電を依頼。この宿には100Vのコンセントしかないので10台の充電器を一度に入れるとブレーカが落ちてしまう。試しに5個入れてみたらこれでも落ちてしまう。やむなく3個、4個、3個と3系統に分けて順次充電するしかなさそうだ。夜中に入れ替えをしよう。
home|Index
2003年8月11日 (晴れ) 御遍路の旅の始まり
6時起床、宿の隣の店で白衣、杖、笠、納経帳など一式を揃え、朝食をとり、身支度を整え一番札所霊山寺を参拝。御参りの作法などこまごまと覚えてきたつもりでも、はじめてのことで浮き足立っていたのであろう。諳んじていたはずの般若心経は経本を出してやっと唱える事ができた始末。二番、三番、十三番、十四番、十五番、十六番、十七番と8ヶ寺の納経を済ませ宿に戻る。昨晩と同じようにコンセントを借りて差し替えながら充電しました。
home|Index
2003年8月12日 (火) 二日目、雨のち曇り
7:30、2泊した宿に月末のイベント(ロングデスタンス)の宿泊予約を入れていよいよ長距離の移動が始まる。
4番寺から9番寺までは昨夜の充電で間に合っていたが以降は自前発電による充電で10番を参拝、ここから鴨川町の充電所まで数回の充電ストップを繰り返し、田園風景の吉野川は水没橋を渡る。満充電ならばさぞいい気分で走行できたであろうと思いながら、四国に来て始めての充電協力工場にたどり着く。
国道脇の工場に充電の依頼をして11番藤井寺を打ち、今日は宿に戻って明日12番を廻る予定でいたところ、参道脇の駐車場で同年輩の夫婦と話しがはずみ、電気自動車で寺巡りをしていることを言ったら、焼山寺往復は便乗させていただくことになりました。
奈良から来たと言うこの老夫婦は12番を打つと今回はここで終わらせ、鴨川町にいる息子さんの所に一泊して明日は帰る予定だと言う、
こちらにとっては願ってもないめぐり合わせ、大助かりである。
この12番寺焼山寺は前半の最難所(遍路ころがし)と言われることがあるだけに、狭い道と上り下りがきつくEVではさぞつらい思いをさせられたことだろう 本当に良かった。
寺の駐車場からは徒歩で参道と石段を登り参拝を済ませ、鴨島町まで同乗させていただき宿に入る。
夜半充電所(森モータース)に行き充電状況を確かめて再度宿に戻る。
宗教心のうすい自分にもお大師様が微笑みかけてくれたとしか思いようのない幸運な一日でした。
home|Index
2003年8月13日 (水) 三日目、曇り
7:30、森モータースさんに御礼のメモをコンセントに貼り付けて出発、今日からは阿波踊りで数日の休業との事。
お盆休みと週末で月曜日までは充電所には頼れないことだろう。徳島市内から小松島市へ向かう国道55号を進む。
18番、19番、を終え20番鶴林寺 麓の民宿金子屋に宿をとる。民家から少し離れた駐車場に止めさせていただき、夕刻から6時間ほど自前充電。それにしても阿波踊りで賑う徳島市内を間一髪で抜け出せたが、明日から18日までは各充電所がお盆休みと週末で、ながーいコンセント無しの連続であろう。
home|Index
2003年8月14日 (木) 四日目、雨(一日中大雨)
民宿金子屋を7:30 出発、それにしても雨が激しい。歩きの遍路者に比べれば何倍も快適だろうが。
昨夜の自前充電では充電不足は明らか、それでも急坂を上りきり、鶴林寺下の県道に出て車を止めてトレーラーの発電機を廻す。
人家もなく、通る車もまばら迷惑をかけるのは道端の草木と野鳥だけかも知れないが、これから参拝のあいだ充電(徒歩で往復納経時間を入れても2時間)しなければ、先に進めない。走行中発電より効率も良いし、初めて車を離れることにする。
車に戻る間無人で発電機を回し何事もなければと思いながら来てみたが無事であった。やれやれ
でも目の届かないところへ置いて行くのはやはり不安なものだ。
20番鶴林寺も打ち終えて、これだけ山道を上ったご褒美のせいか、ここからは下りと平坦路21番太龍寺へ。
この寺は山頂にあり麓からはロープウエイが運行されている(往復1時間15分)この間も大雨の駐車場で自前充電、21番を打って22番薬王寺まで峠が3つ、大雨の中、電欠になやまされながら、路肩に止め15分充電。
数キロ走ってはまた充電の繰り返し、多分、自転車の遍路さんと同じぐらいであろう、それでも歩き遍路よりはずっと早く最後の星越トンネルも発電機をフル回転でやっと越すことが出来た。
今夜の充電所はこの寺のまん前である。17:00を少し廻ったころに着きさっそく充電依頼、
宿に着くと時間もあることから四国に来て何度目かの洗濯をする、ここ四国の宿はほとんど洗濯機、乾燥機が
置いてあり、洗濯機は無料(洗剤のみ50円)乾燥機は60分100円である。
home|Index
2003年8月15日 (金) (雨のち曇り)五日目、室戸岬へ オドメーター8803km
6:00起床 7時には朝食を済ませ、薬王寺に参拝納経後くるまを引き取り一気に室戸岬を目指す。約50km走行で甲の浦まで来る。雨も上がり左に太平洋を見ながら今日は陽射しもきつく無いし、良いドライブ。国道55号の駐車場に入れて24番最御崎寺に徒歩で参拝納経を終え、さらに西へ室津港の25番津照寺を打ち、55号線に戻り26番金剛頂寺の麓で今夜の宿と充電所を探す、民宿うらしまに予約、室戸自動車さんに充電依頼を決めたが工場はお盆休み(民宿の主人が工場の社長さんと知り合いで自宅に電話を入れてくれたので充電もOK)、ここから往復1時間の徒歩参拝5時までに納経も済ませることが出来た。四国88ヵ所霊場はどこも朝7時から夕5時までで時間外の納経はしてくれません。26番金剛頂寺参拝納経を済ます。
home|Index
2003年8月16日 (土) (曇りのち雨)六日目、安芸、高知へ
7:00朝食、ゆっくりと身支度、下の食堂でコーヒーをいただき、目の前の室戸自動車さんで車を引き取り、さらに西へ安芸市方面へ。27番神峯寺は登る途中で台風10号の被災で道が途切れる通行止。この先はタクシー(ワンボックスタイプ)で相乗り均一料金で往復してくれる。ここにEVをおいてタクシーのお世話になる。
以降、28番、29番、30番、31番、32番、と高知市内の寺を巡りもう電欠真近である。市内の充電所は昼から何度も何箇所も電話を入れているのだが、全て休業。おまけに民宿も予約がとれていない。最悪は高知港埠頭で野営、発電機による自前充電と決め込みコンビニで飲み物、弁当、を用意する。その前に33番寺の場所確認に行くと寺の真前に民宿がある。もう薄暗くなっていたが声を掛けてみると大部屋なら泊まれるとの事、おまけにこの民宿は元自動車修理工場だった隣を駐車場にしているとの事。100Vではあるがかなり大容量のコンセントまであり一変に難題解決。ローカルチャージで10個の充電器をまわしてもブレーカーが落ちない。
安心、安心、これも寺巡りのゴリヤクかと勝手に自分で納得、ここを今夜の宿にする。
home|Index
2003年8月17日 (日) (雨のち曇り)七日目、須崎へ オドメーター8997km
6:30朝食、7時を待って雪渓寺を参拝納経、34番種間寺参拝納経、順番を換え36番を先に打ち、35番清滝寺を廻り発電機を回しながら尚西へ須崎市に入りやっと高陵モータースさんと電話がつながる。
今日は休みだがコンセントは使っても良いとのことでお世話になることとする。
17:30充電開始。すぐそばのビジネスホテルに宿をとり明朝までたっぷりと充電させていただく。
今夜も洗濯、いつもやらないことだが大分慣れてきて苦にならなくなった。
home|Index
2003年8月18日 (月) (曇り、にわか雨あり)八日目、土佐湾に沿って中村市へ
工場が開くのが8:00との事で時間に合わせて朝食をとりくるまを引き取り、国道56号を西へ。
土佐湾にそっての国道だがアップダウンがあり峠らしきところもあり満充電ならば良いのだがEVには考えた走りが要求される。
助走惰力走行と地形をよみアクセル開度調整しながらさらに西へ。
窪川町で充電依頼この間徒歩で37番を打ち、四万十川で有名な中村市へ。
今日はここが充電と宿泊。充電はボディショップ中村(板金、塗装専門店)、宿は民宿せせらぎ荘、2階の部屋は四万十川が目の前に望める落ち着いた宿である。
宿の女将が工場に車を入れてきたと聞き、事故で修理かと言うので電気自動車だと言うと見たことがないので明朝、車で送るから見せて欲しいとの事。この宿では冷蔵庫の飲み物はビール意外は無料だといっていた。
ジュース、ポカリスエットと何種類か入っているがあまり飲めないのにビールをあけて売り上げに協力!!。
home|Index
2003年8月19日 (火) (晴、天気回復なれど暑さに参る)九日目、足摺岬へ、 オドメーター9171km
8:00少し前に朝食をとる、やどの女将が電気自動車を見たいから充電所まで送ってくれると云うのでお願する。
充電もたっぷり出来ていてボディショップ中村さんにお礼をのべ、宿の女将に一通りEVの説明をしておいとまするつもりが、女将が乗ってみたいと云うので牽いているトレーラーを切り離して試乗していただくことにしました。
この女将さんは民宿が暇な時期には車で家族旅行するとか。なかなかの腕で初めて乗るEVを走らせて上機嫌、音がなくてよいとか、エアコンがあれば尚宜しいとか云いながら、充電所まで戻る。
再度、充電所にお礼を述べ、女将さんともお別れして出発。EVのよさを他人にほめられ、いい気分で先に進む。
国道56号線と別れ土佐湾を左に足摺岬へ、眺めが良く天気も良く快調に走行。
土佐清水で充電依頼、この間に38番金剛福寺参拝納経、足摺岬灯台、展望台など見物(観光気分)。
この充電でまた元気回復、足摺サニーロードを西へ今日は電欠の心配もさほどなく宿毛市着。
今夜はここ宿毛市が充電と宿泊地、トレーラーの発電機も廻さず、いい一日だった。
沢田自動車さんで充電、宿毛城と言うホテルを予約、充電所とホテルが少し離れているからと代車を貸してくれたのでついでに39番札所をお参りしてからホテルに入る、他客もなくなんとのどかな一夜。
今回、四国に来てもうすぐ10日たつがどの充電所の方もそして宿の方も皆が親切で思いやりのある人たちばかり、これも四国は遍路者に対して長年のお接待の精神がそうさせているのであろうか、本当に頭がさがる。
自分が街で生活していて他人にこれだけの親切ができるのか疑わしく思いてならない、反省 反省!!。
home|Index
2003年8月20日 (水) (晴)十日目、宇和島へ、バッテリートラブル オドメーター9253km
今日も天気がよく暑くなりそうである、8:00に車を引き取り、宇和島市を目指す。
地形からすると北上することになる。これで高知県とも分かれて愛媛県に入ったことになる。
宇和島は東北伊達藩と深いつながりを持つ幾つもの史跡があるとかまたまた観光気分でみて廻る。
旨いものではジャコ天!!(自分だけのこのみかも)。
トヨタビスタ愛媛・宇和島店に11:10着、3時間の充電を依頼。
例によって待ち時間中に寺巡り、41番観自在寺、42番龍光寺、の2ヶ所に参拝納経を済ませてだいたい約束の時間になってしまい充電所に戻る。かなり電圧も回復している。43番明石寺を参拝納経を済ませ今夜の宿泊地、大洲市に向けて56号を進む。
明日は大洲市でEVとトレーラーを積み込むレンタカーを予約してあるので、これでイベント会場まで移動する予定だったせいか、なんとなく先を急いでいたのだろうか、回り道でも海岸線を進めればよかったものを峠がありEVには厳しい国道を選んでしまったのがいけなかった。
バッテリーを酷使してしまいついに発熱、極性逆転、使用不能、やむなく9個での走行を余儀なくされる。
鳥越峠まで3km程とよみ、スタートさせるもトレーラーを牽き3kmの上りは無理でした。
残り1km程でついにギブアップ、さらに1個のバッテリーが発熱、これ以上使用不能バッテリーを増やすわけにはいかず、明朝に東京を立つ相棒に電話をいれて予備バッテリーを持ってくるよう依頼し、JAFを呼ぶ。
国道56号の小さなトンネルが2つ続く間に待避所を見つけて1時間ほど待つ。
日も海に張り出した半島に沈み、薄暗くなりだした頃、レッカーが搭着。トレーラーを牽いたまま、広々した待避所まで移動。
運良くこのJAF指定業者は車載が可能な車で来てくれた。EVとトレーラーを積み込む。
大洲でレンタカーに積み替えするならば、このまま徳島まで行ってくれるとの事、さっそく予約のレンタカーと宿をキャンセル、大洲市まで下る。本当にもう少しで峠は上りきれたのに!!。
これは、寺巡りをここで打ち切りイベントの出場を決めた本人に大師様がこらしめを与えたのだろうか?。
走り出して間もなくここがおいしい店だという食堂で夕食をとる、この業者は年配者夫婦2人で来ている。
はじめはトラックの車室に3人乗りで走り出したが、この主人の自己紹介から始まり、育て上げた娘さんの話、自宅の仏壇から出てきた仏像の話と長らくは聞き入っていたが、これからまだまだ到着までは数時間ありそうだ。
ちょうど頃合いにトイレ休憩、このサービスエリアからは荷台のEVに移り、寝込んでしまった。
松山道、徳島道と乗り継ぎ、夜半に見慣れた、1番寺霊山寺横の宿に到着してしまった、この駐車場にEVとトレーラーをおろし、夜明けを待つ。あの業者夫婦は寝ずに宇和島まで帰っていったのだろうか?
home|Index
2003年8月21日 (木) (晴)お遍路の旅の終わり オドメーター9318km
宿の主人に1日早く戻った経緯を説明し、今日1日休養させてもらう、いくら休養といってもまるまる1日は
長すぎる、郵便局で現金の補充、駅の方まで足を伸ばし散策するも本当に遍路者相手の店が数件あるのみの
小さな町である。
こうして、四国一周"駅電"は半分消化したのみでまた来年に望みをつなぎ終了しました。
だが、よくもこのEVでトレーラーを牽き43番もの寺巡りが出来たものだ、走らないEVでも あらためて使いように
よっては別の楽しみ方があったことをしみじみ感じました。
東京目黒を出発して徳島港から走り出し愛媛県宇和島市吉田町まで自走距離789kmの旅でした。
四国の海、山、川、そして何にもまして心温まる人情にふれて、残した半分の寺巡りは、必ず完走させよう。
そして、体力と時間が有れば歩き遍もぜひ!!
さー明日からはEVラリーに向けてバッテリーの積み替えだ!!
home|Index
2003年四国EVラリー参戦記
INDEX
EV駅伝日記
参戦する奥貫氏から伝えられるラリーの様子をお伝えします
- 8月22日、ラリーの準備
- 8月23日、ロングディスタンスのスタート
- 8月24日、ラリー二日目、ゴールへ
2003年8月22日 (金) (晴) ラリーの準備
早朝より霊山寺(りょうぜんじ)の大木の蝉がうるさい、今日も暑い日になるのだろう。
"駅電"はバッテリートラブルで1日早く切り上げてしまったのでゆっくりと休養を採った。
あとは相棒とスペアバッテリーの到着を待つのみである。
宿の主人がダイハツのバンを使ってよいと言うので午後は会場の徳島工業短大まで偵察に行く。
この宿は、鳴門市だが数分車で走ると徳島市になる。ここ板野町は徳島市になるらしい。会場には数チームが到着している。我チームの充電コンセントとピットを確認して宿に戻る。
午後6時ごろ相棒が到着、バッテリーを2個載せ換え、会場へ自走しコンセントに接続し明朝に備えて宿で相棒の労をねぎらい今夜は豪華な夕食を主人に頼む。
相棒は自分と違いかなり飲める口なので、ついつい自分も大ジョッキ2杯、チュウハイを付き合い、めしはいらないほどである。
明日があるので、そこそこで切り上げ部屋にもどり早寝する。
2003年8月23日 (土) (晴) ロングディスタンスのスタート
朝食は一番早い時間を頼んでおいたので済せて会場入り、受付、車検、開会式と順調に進み、ロングディスタンスのスタートである(昨年と同様15秒間隔)。わがチームはゼッケン16番、9:07スタート。
レグ5(110ポイント70.2km)に挑戦今年は2日間で持ち時間が昨年に比べ2時間減り10時間、各レグ合計で距離は、逆に多くなっている。
わがチームはバッテリーが元気なうちに高ポイントレグをこなし、次に最短レグをこなし、補充電してもう1レグ(中間)の作戦。
他のチームも同じような作戦のようだ、何チームかダンゴ状態でこのレグを進めているようだ。
道の駅なかがわ・阿波踊り会館・の2つのチェックポイントをまわってスタート地点に戻る。
このレグは難なくこなす、自車トリップ69kmこのぐらいの差は距離補正なしでいけそうだ。
昨年は、誤差が大きくて補正計算をしたが、今年は手間がひとつ省けた。ゴール後45分の充電でレグ4(阿波十郎兵衛・徳島県庁・徳島駅の3つのチェックポイントを廻る65ポイント)にスタート。
ここ板野町から徳島市内繁華街まで行って戻ってくる、わりと平坦路との見込みでスタートしたが、吉野川の堤防を下流に向けて下る堤防から河川へ河川から堤防へとアップダウンが多いのでかなりバッテリーの消耗が激しい。3つのチェックポイントをこなしスタート地点に帰る間数回の電圧回復待ちストップをしながら、何とか165ポイント獲得14:20ゴール。
30分の補充電をして最短レグ(9.25kmポイント15)に欲張ってスタートしたが、やはり電欠が心配なので途中引き返す(再トライ可能)今日はこれまで!!他チームのポイントを比較すると我々の成績はあまりよくない、でも電欠には勝てない。
燃費計測は欠場しようと思っていたが、休憩時間が有ったので補充電してトライして見る。ゴール後、計時に聞いてみると、平均的な燃費らしい。
大阪のエレクトリック ミニカチームに昨年から知り合いになった萱原君が居たので助けを求める。
彼は電気に強くナニワ企業団地青年部のチームとミニカチームの両方の充電関係の手伝いも兼ねているらしい。ミニカチームは我々とサイズが違いスペアなし、ナニワチームが同サイズだったので1個分けてもらうことに成功!!。
これで明日もスタート出来そうだ。こちら大阪よりの2チームはバッテリー対バッテリーの充電をしている。
昨年からいくつかのチームが試みていたが、この方式だと充電時間の短縮が出来るらしい。
我々、関東では急速充電を必要とするイベントをやったことが無かったので大いに勉強させられた。
こんな事もあり、すこし落ち込み気味ですっかり疲れが出てしまい、夜の交換会は彼らにチケットを
あげて宿に戻る。例により宿で乾杯早々に明日に備えて"おやすみなさい"。
2003年8月24日 (日) (晴) ラリー二日目、ゴールへ
今日も朝から暑い日になりそう、なぜかと言うと早朝から蝉がうるさい。やっぱり晴。
宿の主人に朝食は間に合わないので、早く出る旨を告げていたので勝手に鍵を開けて5:15出発。
会場で充電状況を確認、今回持ち込んだローカルチャージャーの1個が不具合のようだったが板野町から池田方面に向けて淡々と進行。国道より旧街道に入るこの旧道の両側は古い商家の家並みにほんものの"うだつ"が挙がっている、見事である。阿波町の観光名所となっているらしい。
阿波町役場のチェックポイントを過ぎればあとはひたすらゴールまで戻る。平坦路で距離の割りに消費電力は少ない模様。ゴール後はロングディスタンスを打ち上げダート走行のために補充電するつもりでいたが、隣のチームがタイムアウト覚悟でスタートして行ったのを見て彼らがタイムアウトになれば我々チームが上にいけると15ポイントのレグ3(あすたらんど)に申告してスタート、余裕で
ゴール15ポイント上乗せ、300ポイント獲得、でも隣チームもタイムアウトぎりぎりでゴールしてきた。
やはり30ポイント負けてしまった。だが隣チームはバッテリーを使い果たしダートトライアルは欠場すると言って後片付けを始めている。
わがチームはダートに賭けて少しでも多くの充電をしたい、でも、トライアルはまもなく始まる。
ゼッケンNo.順にスタート、最初は普通車から始まり、さすが早い!!
だが、EVクーパー サニーなどプライベートチームはさほどでもない、相棒のタイムは軽自動車部門で2位につけている。
続けて2本目のトライ1.33秒詰めてくれたが1.11秒の差でやはり2位相棒にもっと元気なバッテリーでトライして欲しかった!!。
表彰式は冷房の効いた待合室で椅子まであり和やかに行われました。
我がチームはロングディスタンス5位(昨年は7位)燃費計測4位(昨年は電欠で欠場)、
ダートトライアル準優勝2位(昨年はこのカテゴリーなし)、
トラブル続出の中、出来すぎの成績で万々歳!!。
これですべて終了、今年の会場は休憩所、食堂共に冷房が入っていて昨年に比べて天国のような会場でした。
オフィシャルの皆さんにご苦労様!!そしてエントラントの皆さんもお疲れ様!!
そして、我が相棒には本当にお疲れ様!!
INDEX
|
home
-
-