某月某日 PM3:30
海から川をさかのぼっていた時の出来事。
川岸がなにやら騒々しい様子。
「ん?」
見ると、土偶のオモチャとエレキ人形が仲良く戯れているのが 確認できた。なんと平和なことか・・・。ふぅ。
2体とも私には気付いていないみたいだし、ここはムシして通り過ぎる ことにしたよ。ムダな争いは王は好まないのでね。
−なんて調子のイイことを考えて滑っていたら、不意撃ちをくらってしまった! 不意撃ちだよ!不意撃ち!私のキライなものの1つがこの不意撃ちだ!!!!!

何かが私の目の前に落ちてきたのだ。 間一髪かわして、横を向いたその瞬間にそれはやって来た!
「なっ、・・・なんな・・ん・・・・だぁ・・!」
それ以後しばらくの間、わ、私は惨めな姿となり、自分の一瞬の不注意を呪った。
あんな屈辱的な思いは初めてだったよ。(人間的にいうならば、トホホだ)

もしこのまま、この姿で一生を終えねばならないのかと思うと・・・・。
しか〜し!水の神は水の王を見捨てることはなかったのだ。
一定の時間でこの呪縛は解け、王、本来の姿を取り戻したよ!
その後のコト!? 言うまでもないだろう?
ボッコボコに・・・いや、それなりの罰を受けていただいたよ。
ヤツは自分のことを、王だと言っていたが、王は!王はこの世に1人で充分なのだよ!