良くわからない葬儀の裏表、

お教えします。

良いお葬式?

悪いお葬式?

(その一)

 一概に、葬儀に良い悪いと決められませんが、ただ一つ言えるのは、故人の「遺徳」が反映されているかどうかでしょう。

 「遺徳」と言っても不明でしょうが、一口に言えば、遺族がどれだけ故人を理解しているか、逆に言えば、故人がどれだけ遺族と密に接していたか、その密度によって、葬儀に故人の人柄が反映されるかどうかが、決定します。

 最近では、生前に自分の葬儀を予約しておく事もできますが、いくら細部に渡るまで葬儀を決定しても、それを実際に行う人との交流が薄ければ、結局は形式的な葬儀に終わってしまうでしょう。

 親子でも、必ずしも心が通いあうものではありません。心配になり、生前に葬儀の段取りをする気持ちは理解できますが、どのような葬儀であれ、葬儀には、その人の人生が反映されます。温もりのある葬儀になる事もあれば、親族同士の争いになる場合もあります。

 そうならないためには、日頃から心がけるしかないのです。