わたしがピスタチオ好きになった理由
北九州職業能力開発短期大学校 産業デザイン科 2年 えみっこ
わたしが惑星ピスタチオの存在を知ったのは、演劇ぶっくで「俺たちは志士じゃない」
の広告を見てからです。
とにかくおもしろそうだと思い、親から借金してでも行こうと思ってたのですが、結局
その公演には行かずじまい。それだけじゃ悔しいので、とにかく惑星ピスタチオのことに
ついて知りたいと思い、演劇雑誌を読みあさりました。
それら雑誌の中でのキーワードが、「パワーマイム」「カメラワーク」「腹筋善之介」
……。
???ふっきん??この人の名字はふっきんというの……???
さっぱりわかりませんでした(笑)
そんなこんなで劇評や雰囲気、代表作や役者さんの名前は知っているものの、とにかく
掴みどころのない劇団だというイメージ。だけどとにかくスゴイ劇団だということだけは
察することができました。
そんな私が初めて彼らの作品に触れることになったのが、BSで放送された、「破壊ラ
ンナー」。
とにかくカルチャーショックのあまりに芝居についていけず、始めのうちはとてもつら
かった記憶があります。展開が急だったり、一人の役者さんが何役もするということに慣
れていなかったということもあったからでしょう。でもギャグや、細かなエピソードを通
じてストーリーに入り込んでいくうちに、そんなことはどうでもよくなってしまいました。
豹次郎ダイアモンドの「より速く走る」ことへのこだわり、人類の未知性……。
果てしない無限の広がりを感じてぞくぞくっとすると同時に泣けてきてしまいました。
……とまあ、それだけで終われば、単なる「おもしろい芝居」に出会えたな。その程度
のものだったでしょう。しかしわたしがピスタチオを好きになった理由にはまだ続きがあ
ります。
「破壊ランナー」のチャンプにマジぼれ(!)をしてしまい、恋の熱病にうなされるよ
うになった(笑)私は、是非生舞台を観に行こうと心に決め、それはようやく「熱闘!!
飛龍小学校☆パワード」公演で果たされました。
そこで出会った生舞台、ピスタチオワールドの凄さ!!愕然としました。
舞台の役者の皆さんの台詞の一つ一つが心に響いてきました。
照明や舞台の空間が動く度に、鳥肌がたって抑え切れませんでした。
今まで何度か生の舞台を見てきたけど、生舞台なんてビデオと変わんないじゃーん、
と思っていただけに本当に突き放された気がしました。
脳に語りかけてくるパワーマイムや、目の眩むような空間演出、そこに込められている
果てしないテーマ性。そして佐々木さんの格好良さ。(結局はそこに行き着くらしい……)
そしていいものを追求していこうとするパワーと攻撃的な精神を持つピスタチオが凄い
と思ったからこそ、私はピスタチオを好きになってしまったのだと思います。
……以上、ちょっと熱いラブコールでした(笑)
1997.12.3