△▽ 服を塗る ▽△

 

1.とりあえず、陰影・ハイライトをつける
 とりあえず、シャツ・服に陰影やハイライトをつけてしまいます。
 陰影・ハイライトは肌や髪の時同様、新しいレイヤーを各レイヤーの上部に作成し、レイヤーモード[オーバーレイ]にして黒・白でつけていきます。詳しくは、【肌を塗る】【髪を塗る】を参照してください。

 ということで、陰影・ハイライトに関する説明はここでは割愛。
 下図のようになりました。

シャツはグレーで濃淡をつけました

服のベースカラーを、多少彩度を落とした色に変更
(【髪を塗る】の2"髪の色を変える"参照)


 これで良いという場合は、肌・髪同様レイヤーを結合していきます。
 今回は服に質感を加えてみたいと思いますので、その場合は
まだレイヤーを結合しないで次に進みましょう。

 

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2.服に質感を加える

 服は陰影・ハイライトを加えただけでもよいのですが、質感を加えてみたいと思います。

 

 まず、「服」レイヤーの上に新規レイヤー「服_質感」を作成。
 その後、「服」レイヤーを選択しておいてから、
[選択範囲]-[不透明部分の選択]を実行。そして「服_質感」レイヤーに戻ります。
 
 次に、
描画色「白」を選択しておいて、[編集]-[塗りつぶし]。服の部分だけ白くなりましたね?
 そうしたら
[フィルタ]-[特殊効果]-[ノイズを追加]を実行しましょう。パラメータを要求してきますので、グレースケールにチェックを入れて"%密度"適当に数値を入力してください。今回は「%密度=30」に設定しました。
 すると、左図のようになるかと思います。
 そうしたら、即座に[フィルタ]-[特殊効果]-[ぶれ]を実行。
 左図のようになりましたか?
 そこで「服_質感」レイヤーの描画モードを【乗算】に変更。
 白い部分が透けて、グレーの部分だけが反映されます。
 後は、レイヤーウィンドウで△を動かし不透明度を落としていけば、服の色と馴染んでいきます。
 別の質感としては、次のような方法もあります。

 最初に[ノイズを追加]ではなく
[フィルタ]-[特殊効果]-[ビデオ]を選択して、パラメータ「方向=縦」・「方法=その3」をチェックして実行します。
 すると左図のように縦に筋が入ります。
 そのままレイヤーの描画モードを[オーバーレイ]にすると、先ほどとは違う質感にすることが出来ます。

 


[ノイズを追加]の方法

[ビデオ]の方法



 他にも質感を出す方法は色々あるかと思います。
 研究してみるのも楽しいかもしれませんね(^-^)

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