![](img/hair01.jpg)
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髪につける影は、描き手によって様々かと思います。大雑把に書き込む方もいらっしゃれば、細かく書き込む方もいらっしゃるでしょう。ここでは私の書き込み方で話を進めさせていただきます。
左図のように、まず細かい影の部分を黒で塗っていきます。
(私はPhotoshopで書く場合は「指先ツール」で色を伸ばし伸ばし影をつけていくのですが、PictBearの指先ツールの場合はこの方法が出来ませんので、今回はそちらの方法は使いませんでした。今後のバージョンアップに期待大) |
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そして、左図○のレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」に変更すると……。
こうすることで髪の色よりもやや濃い色で影がつくと思います。
ただ、このままですと多少影の部分がくっきりし過ぎている感がありますので、馴染ませるために[フィルタ]-[ぼかし]-[ぼかしガウス]を実行。今回はパラメータを“10”としました。お好みで変更してください。
比べてみると下図の通りです。 |
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![](img/hair03.jpg)
ぼかし前
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![](img/hair04.jpg)
ぼかし後 |
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後は肌の時と同じように、更に濃い影をつけていきます。まだ選択範囲は解除してはいけませんよ。
新たに「髪影2」というレイヤーを上に作成し、その上に今度は大まかな影を黒で着色していきます。光の当たる方向を考えて、特に影の濃くなる部分をこの大雑把な影で塗りつぶします。この時に、あらかじめレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」にしておくと、塗りやすいと思います。
重ねた事によって影の部分が濃くなりすぎてしまったようならば、レイヤーの不透明度を変更すると良いでしょう。今回の場合は「髪影1」の不透明度を90%、「髪影2」を50%にしました(下図左を参照)。
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![](img/hair06.jpg)
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次に、ハイライト。新しく「髪ハイライト」レイヤーを「髪影2」の上に作成し、今度は白でツヤの部分を塗っていきます。で、描画モードを「オーバーレイ」に変更。 |
![](img/hair08.jpg)
描画モード「通常」
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![](img/hair09.jpg)
描画モード「オーバーレイ」 |