ホーム > サイトマップ > 旅行 > 国内旅行 > 冬の北海道旅行


冬の北海道旅行

2011.02.27. 掲載
このページの最後へ

目次
1.はじめに
2.小樽・札幌
3.網走・知床
4.屈斜路・摩周湖・釧路湿原・阿寒湖・然別湖
5.まとめ


1.はじめに

北海道へはこれまで夏2回、秋2回旅行しているが、冬は初めてである。「札幌の雪祭り」を一度は見ておきたくて、JTBを訪れると「流氷」も見ることのできる3泊4日のツアーがあり、これを選んだ次第。

日程は、2011年2月12日:関空発、札幌泊 → 13日:知床泊 → 14日:阿寒湖泊 → 15日:関空着

これが予想していたよりも見応えのある旅行となったので、60枚の写真を使い、記録として残しておく。


2.小樽・札幌

●小樽

新千歳空港より、バスで小樽へ向かい、小樽市内を自由観光。昼食は、北海道出身のTさんに紹介していただいた「宝寿司」で摂った。過去に2回、小樽で寿司を食べたことがあるが、ここは店がオシャレで、寿司は美味く、中でも穴子にぎりは絶品だった。

小樽では運河を見た。前に来たとき、夏の夜の小樽運河に魅せられたことを覚えているが、冬の昼の運河は、それ以上に美しく、ほれぼれする景観であった。夜の運河では「小樽雪あかりの路」というイベントが催されている。しかし、「札幌雪まつり」を見るスケジュールのため、残念ながらこちらは見ることができなかった。


図1.小樽運河(南東端の橋上から北西へ向かって)
図1.小樽運河(南東端の橋上から北西へ向かって)


図2.小樽運河(南東から北西へ向かって)
図2.小樽運河(南東から北西へ向かって)


図3.小樽運河(北西から南東へ向かって)
図3.小樽運河(北西から南東へ向かって)


●札幌

小樽から、バスで札幌に向かい、ホテルにチェックインした後、自由観光。まず、「さっぽろ雪まつり」大通会場に向かう。ホテルからタクシーで大通10丁目に行き、ここからテレビ塔のある1丁目まで歩いた。会場の北側は西行き、南側は東行きの一方通行になっている。

翌日は「雪まつり」最終日だったが、猛吹雪で大雪像が良く見えなかったと聞く。私たちは幸運だった。

夕食は、これも北海道出身のTさんに紹介していただいた「おばん菜さけ 田(でん)」で摂った。ここも店の雰囲気が良く、料理も美味く、特に「鮑の茶碗蒸し」は絶品だった。

この店は「すすきの」から少し南西に離れたところにある。帰り道で「さっぽろ雪まつり」すすきの会場の「すすきの氷の祭典」 を見た。氷像は雪像と違って、スケールが小さくなるのは致し方がないが、その分きらめいて華やかだった。


図4.10丁目 UHBファミリーランド:大雪像 サザエさん一家
図4.10丁目 UHBファミリーランド:サザエさん一家の大雪像


図5.8丁目 雪のHTB広場:大雪像 国宝 本願寺 飛雲閣
図5.8丁目 雪のHTB広場:国宝 本願寺 飛雲閣の大雪像


図6.7丁目 HBC北京広場:大雪像 天壇 祈年殿
図6.7丁目 HBC北京広場:天壇 祈年殿の大雪像


図7.6丁目 北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手の小雪像
図7.6丁目 北海道日本ハムファイターズ 斎藤佑樹投手の小雪像


図8.5丁目 環境ひろば:大雪像 ミュージカル 『ライオンキング』
図8.5丁目 環境ひろば:ミュージカル 「ライオンキング」の大雪像


 図9.4丁目 STV・よみうり広場:大雪像 観光王国宣言!北海道
図9.4丁目 STV・よみうり広場:「観光王国宣言!北海道」の大雪像


図10.4丁目 STV・よみうり広場:観光王国宣言!北海道の大雪像(ライトアップ)
図10.4丁目 STV・よみうり広場:「観光王国宣言!北海道」の大雪像(ライトアップ)


4丁目付近から眺めるテレビ塔
図11.4丁目付近から眺めるテレビ塔


図12. 3丁目 HTB PARK AIR広場:スノーボードジャンプ台
図12. 3丁目 HTB PARK AIR広場:スノーボードジャンプ台



図13.2丁目 道新:氷の広場(アイス・ミュージアム「恐竜たちの世界」の大氷像 )


図14.テレビ塔展望台から眺めた「さっぽろ雪まつり」大通会場
図14.テレビ塔展望台から眺めた「さっぽろ雪まつり」大通会場


図15.「さっぽろ雪まつり」すすきの会場では「すすきの氷の祭典」が行われていた
図15.「さっぽろ雪まつり」すすきの会場では「すすきの氷の祭典」が行われていた



図16.すすきの会場「すすきの氷の祭典」


図17.最優秀賞受賞の「水槽の仲間達」
図17.最優秀賞受賞の「水槽の仲間達」


図18.昔なつかし「トリスのハイボール氷像」
図18.昔なつかし「トリスのハイボール」の氷像


図19.JRタワーホテル日航札幌から眺めた朝の札幌市内
図19.JRタワーホテル日航札幌から眺めた朝の札幌市内


3.網走・知床

●網走

ホテルからJR札幌駅までは歩いて3分、ここから「流氷特急オホーツクの風」に乗り、JR網走駅に到着。ここから、「流氷ノロッコ号」に20分乗り、北浜駅で下車。ここからバスで網走港に着き、オホーツク流氷砕氷船「オーロラ号」に乗船する予定だった。

しかし、暴風雪(猛吹雪)のため欠航となっていた。欠航は数日前からで、翌日も続いたと聞いている。

暴風雪の影響は次の行程にも及んだ。網走港から宿泊地知床ウトロへ行く海岸沿いの道路が閉鎖され、大きく迂回して行く国道が1本だけ閉鎖されていないとの情報が届いていた。その道路もいつ閉鎖になるか分からない。

バスの運転手、ガイド、添乗員は落ち着こうとしているが、必死であることは伝わって来る。猛吹雪の中、すれ違う車が1台もない悪路の迂回路を、巧みな運転で無事知床ウトロの宿に着いた時には、乗客一同賛嘆の声をあげた。

ものすごい猛吹雪の中の走行を経験できたのも、考え方によれば、幸運だったと言えるだろう。


図20.網走駅から流氷に一番近い「北浜駅」まで、この流氷ノロッコ号に20分間乗車
図20.網走駅から流氷に一番近い「北浜駅」まで、この流氷ノロッコ号に20分間乗車した


図21.ノロッコ号の窓外は暴風雪(猛吹雪)に襲われている網走の海
図21.ノロッコ号の窓外は、暴風雪(猛吹雪)に襲われ、荒れに荒れている網走の海


図22.乗船する予定だったオホーツク流氷砕氷船「おーろら号」は暴風雪のため欠航
図22.乗船する予定だった、このオホーツク流氷砕氷船「おーろら号」は、暴風雪のため欠航


図23.砕氷船「おーろら号」の船尾付近には、流氷群が少し流れ込んでいる
図23.砕氷船「おーろら号」の船尾付近には、流氷群が少し流れ込んでいる


●知床ウトロ

知床の宿は、知床グランドホテル 北こぶし で、海岸近くにあり、ホテルから流氷が見える。また、この時期に行われる「知床ファンタジア2011 オーロラファンタジー」の会場は、歩いて5分くらいの場所にあり、便利だ。

「オーロラファンタジー」は、1958年に知床の夜空に現れた本物のオーロラの感動を再現したいという想いから生まれと聞く。零下10度の中で30分間にわたってくり広げられるダイナミックな音響とレーザーが織りなす幻想空間に、寒さを忘れて立ち続け、感動した。これは地元青年団によるボランティア活動であると聞く。

ホテルの大浴場から、ライトアップされた流氷を眺めることができる。朝、出発までの時間を利用して海辺に行き、流氷を堪能するほど眺めた。昨日の暴風で、流氷は網走を離れ、知床半島や根室湾に漂着しているようだ。


図24.知床ウトロで催された「知床ファンタジア2011 オーロラファンタジー」
図24.知床ウトロで催された「知床ファンタジア2011 オーロラファンタジー」 神秘的な30分を体験した


図25.知床ファンタジア2011 オーロラファンタジー
図25.知床ファンタジア2011 オーロラファンタジー 昨夜は暴風雪のため、このイベントは中止だった


図26.知床ファンタジア2011 オーロラファンタジー
図26.知床ファンタジア2011 オーロラファンタジー 地元青年団によるボランティア活動である


図27.押し寄せた流氷に埋め尽くされている朝の知床港 かなり吹雪いている
図27.押し寄せた流氷に埋め尽くされている朝の知床港 かなり吹雪いている


図28.不規則に盛りあがった流氷群が港を埋め尽くし、その上を雪が積もり、陸と海の境界が分からない
図28.不規則に盛りあがった流氷群が港を埋め尽くし、その上を雪が積もり、陸と海の境界が分からない


4.屈斜路湖・摩周湖・釧路湿原・阿寒湖・然別湖

SL冬の湿原号に乗って釧路湿原を眺めたほかは、観光バスでの移動となった。天気は快晴、空気は澄み切っている。どこも景色が美しい。


●屈斜路(くっしゃろ)湖

図29.吹雪の知床を離れると、このような快晴で視界良し どこまでも続く直線道路
図29.吹雪の知床を離れると、このように快晴で視界良く、どこまでも直線道路が続く


屈斜路湖畔の白鳥群
図30.屈斜路湖畔に飛来してきた白鳥の群 ここでは、砂浜を掘ると温泉が湧き出る


図31.売店で売られていた白鳥用のパンの端は、鳥インフルエンザ流行のため、販売禁止となった
図31.売店で売られていた白鳥用のパンの端は、鳥インフルエンザ流行のため、販売禁止となっていた


●摩周湖

図32.快晴、無風で、神秘の湖 摩周湖が素晴らしい
図32.快晴、無風で、神秘の湖 摩周湖が素晴らしい


図33.湖の中央にカムイシュ(中島)が見える
図33.湖の中央にカムイシュ(中島)が見える


図34.霧のない摩周湖 昭和天皇は3回訪問され、1度もご覧になれなかったと聞く
図34.霧のない摩周湖 昭和天皇は3回訪問され、霧のため1度もご覧になれなかったと聞く


図35.1964年7月に、初めてここ摩周湖に来た時も霧は無く、良く眺望できた
図35.1964年7月、初めてここ摩周湖に来た時も、霧は無く、良く眺望できた 湖面はもっと青かった


●釧路湿原

図36.50何年かぶりで乗ったSL(C11207) 石炭貯蔵部分を先頭に走る蒸気機関車に驚いた
図36.50何年かぶりで乗ったSL(C11207) 蒸気機関車が石炭貯蔵部分を先頭にして走るのには驚いた


図37.標茶駅から釧路駅まで100分間、SL冬の湿原号に乗り、釧路湿原を眺めた
図37.標茶駅から釧路駅まで100分間、SL冬の湿原号は機関車の先頭を客車に繋ぎ、後ろ向きに走った


図38.車窓から見る釧路湿原 美しい
図38.車窓から見る釧路湿原が美しい


図39.茅沼駅近くで、車窓から「タンチョウ」が2羽が見えた
図39.茅沼駅近くで、車窓から「タンチョウ」が2羽が見えた


図40.反対方向に頭を向けた
図40.反対方向に頭を向けて歩き始めた


図41.1羽が羽ばたいた エゾシカも何頭か見つけたが、シャッターチャンスはなかった
図41.1羽が羽ばたいた。 エゾシカも何頭か見つけたが、シャッターチャンスはなかった


●阿寒湖

阿寒湖畔の宿は、「あかん游久の里 鶴雅」である。ここも「阿寒氷上フェスティバル」の会場に近くて便利だった。


図42.阿寒氷上フェスティバルの開始を告げる点火
図42.阿寒氷上フェスティバルの開始を告げる点火


図43.阿寒氷上フェスティバル ICE・愛す・阿寒「冬華美(はなび)」 花火打ち上げ
図43.阿寒氷上フェスティバル ICE・愛す・阿寒「冬華美(はなび)」の花火打ち上げ


図44.氷点下10度、澄み切った空気の中で見る花火は、透明感が素晴らしい
図44.氷点下10度、澄み切った空気の中で見る花火は、透明感が素晴らしく、鮮明である


図45.凜とした風情がある
図45.凜とした風情がある


図46.構図が良い
図46.構図が決まっている


図47.最後は華麗に
図47.最後は華麗に



図48.阿寒湖湖畔にあるアイヌコタンで、アイヌ古式舞踊を30分間鑑賞(写真は黒髪の舞)


●然別(しかりべつ)湖


図49.冬の間だけ出現する幻の村「しかりべつ湖コタン」に向かってツアー客が降りて行く



図50.まず楽しんだのは、氷上を二人乗りで走るスノーモービル 前方に一人乗りが2台走っている



図51.スタッフに代わって私が運転?



図52.氷上露天風呂への案内標識 どんな構造になっているのかな?



図53.左端が氷上露天風呂の入り口、ドームの下が脱衣場、右端が露天風呂



図54.ここが露天風呂。これなら外からは見えない(笑)



図55.鉄サビ色の湯。湯が溢れたら、氷が溶けて湖に陥没しないのだろうか?



図56.氷でできたコンサートホールで歌ってみた。音響効果はいまいちの感じだが、スゴイ!



図57.この建物はアイス・バー



図58.中に入ると、清楚で可愛いいバーがあった。ビールとカクテルでカンパ〜イ!!



図59.氷の椅子にゆったり腰を掛け、奥様はご満悦



図60.しかりべつ湖コタンよ、ありがとう。思いっきり楽しむことができました。さようなら!


5.まとめ

1.札幌雪まつりを一度見てみたいということで冬の北海道旅行を考えたのだが、結果的には、その何倍もの貴重な体験をさせてもらった。

2.北海道の冬の気象が、時間と地域で激変することを知った。気象に恵まれるか否かは、運と思う方が精神衛生上良さそうだ。今回の旅行では、かなり幸運が続いたと思う。

3.喧伝されているほどの寒さを戸外で感じなかった。しかし、室内は関西よりも温度が高いことを痛感した。暑がりの私には、耐え難い室温を2度ばかり経験した。

4.服装は、厚いコート、帽子、手袋が必須である。使い捨てカイロも重宝した。

5.靴は、裏面が滑り止め効果のあるもの、または、靴の上から装着する 「滑り止め」を付けることが必要。これはJR駅、地下鉄駅の売場で購入できる。これを装着している人をかなり多く見かけた。

6.室温から戸外に急速に移動しても、通常の寒さでは、デジカメ、デジタルビデオカメラの撮影に支障はなかった。手袋をしてシャッターを押すと反応しないことが多く、右手は素手でいることが多かった。

(2011.2.17.)



図61.雪まつり公式記念品 「雪だるまくんぬいぐるみ」

孫の土産に、雪まつりシンボルキャラクター「雪だるまくん」のぬいぐるみを購入した。これを孫に見せた途端、大喜びで、これまでのお気に入りだった「リサ」と「ガスパール」と同じか、それ以上に、この「ゆきだるまくん」を大事にしてくれている。


<2011.2.27.>

ホーム > サイトマップ > 旅行 > 国内旅行 > 冬の北海道旅行   このページのトップへ