「平野水」って何?


(川西書店組合発行「川西の歴史散歩」より)
「平野水(ひらのすい)」は 「公辞苑」に 「炭酸水の異称(もと兵庫県の平野温泉湧出のものの商品名)」と記されていますが、この「平野(ひらの)温泉」は川西市平野に位置し、江戸時代には有馬とともに「平野湯」として栄えたそうです。

「平野水」は、明治初年に日本政府の依頼を受けたイギリス人ガランが外国人接待用のミネラル水を探していた際、初めて飲料用としてとりあげました。

その後この地に飲料水製造工場が設立され「平野水」の名称で販売され、宮内省へ納入する御料品製造所(写真:右)が建設されたりしました。

商品名は「平野鉱泉」「平野シャンペンサイダー」「三ツ矢シャンペンサイダー」と名を変え、大正時代には東洋一の規模といわれた飲料工場は、その後炭酸ガスの製法の変化につれて昭和40年代に閉鎖されました。