ボッシュ クラシックパーツリペア

 こんなサービスの紹介もあった。



 ガイドブックをもらったので、どんなサービスなのか見ていく。



 BCCSとある。これはBosch Classic Car Serviceのことで、最初に紹介した「ボッシュ クラシックパーツリペア」とは表記が異なっている。が、内容は同じだ。



 具体的には、クラッシックカーを整備するために必要な知識や設備の拡充と、リビルト部品の供給である。



 ちなみに本サービスでのクラシックカーの定義だが、製造から30年が経過したモデルが「クラシックカー」及び「コレクターズアイテム」、15〜29年経過したモデルが「モダンクラシックカー」とのこと。となるとAZ−1は完全に「クラシックカー」の範疇にある。



 では何でもかんでもリビルト部品を供給してくれるのかと思いきや、そうではない。リビルト部品の供給は、ボッシュ製の部品に限られる。他社を跨いでのリビルトはしないとのことであった。前頁で紹介した「ボッシュ カーヒストリーレポート」は会社を跨いで対応できる話だったので、ちょっと残念である。
 となるとこのサービスが適用されるのは、事実上ドイツ車を中心とした外車になるだろう。ボッシュの部品を使っている30年前の国産車は相当限られるし、使われていたとしてもごく一部の部品にとどまる。例えばデスビやイグニッションコイルなどだ。このあたりの電装系部品は、現在もなおボッシュに対して一定の評価がある。


 キリがいいので今回はこれでおしまい。次回は会場に展示されていた車を中心に紹介する。