ホーネット号


 これは1994年5月ごろから1995年6月ごろにつけていたボディです。1994年の4月ごろに”セガ”からゲームセンター用体感ゲーム機の”DAYTONA USA”という物が世間に出回り、その当時としては非常に綺麗なグラフィック、音楽には歌まで入り、すぐにのめり込んでしまいました。その頃、僕のAZ1はマツダスピードのボンネット、リアウイングを着けていて、家にはノーマルのボンネット、事故をして少しだけ割れたエンジンフードがありました。そこで自分の車、余っているパーツ、これを組み合わせると”DAYTONA USA”の”ホーネット号”が作れると思い実行しました。こんなカラーリングは日本人の感覚ではあまり思いつかないし、とにかくこれは目立つだろう、しかも黄色に塗装する部品はいらないような物だけで済むという事で早速そのゲームの攻略本を手に入れ、定規、計算機を駆使して比率等をもとめ、カッティングシートでマーク、文字を作り、ビートの黄色のスプレー10数本を使いボンネット、エンジンフードを塗装し完成しました。変なデザインの為、暴走族等と勘違いされないように仕上がりにはかなり気を使いました。(暴走族、ヤンキーの塗装はまずムラが多い、艶は全然ない場合が多いと思います。)これで選挙の投票所に出かけた時、おじさんおばさん子供に囲まれ「外車ですか」「かっこいい」「すごいねー」等と言われ成功したなと思いました。それでも1年間この格好で走っていて確認した分で2回ほど子供がこちらを指さしたり、じっと見たりしてると、親が子供に見せないように手で子供の顔をかくしたり、頭の向き変えさせたりする事もありその時は少し悲しかったです。それでも他の車に乗ってる子供が手を振ってくれたり、こっちが手を振り替えすと、その車に乗ってる人全員で手を振り返してくれる事もあったり注目度は他の車に比べ非常に高く、色々な思い出もあって、楽しかったです。
 このボディは作った時から約1年でやめる事にしていたのですが、その理由はこのボディを作った時”DAYTONA USA”というゲームは、ゲームセンターだけの物でしたがその数カ月後セガサターンが発売され、約1年後この”DAYTONA USA”が移植される事がわかっていて、その頃にはTVでCMも放送されそれを見た人が(そういえばこんな車が走っていたけど何だったんだろう)なんて思われたら面白いなと思い、約1年でこれは終わりにしました。

 このボディでは”BEEPメガドライブ”でAM2研大賞を取り”OPTION”でイマイチ君という上から下まで色々な評価をもらいました。他に”セガサターンマガジン”、”K−CARスペシャル”にも掲載させて頂きました。ゲームの雑誌から車の雑誌まで幅広く掲載されるのは割とめずらしいと思います。



 これはAZ1と書いてアズワンと読むグループのCDです。車と関係はありませんが名前が一緒というだけで買ってみました。HIPHOP、ラップといったジャンルの曲が多いです。変な曲ではないと思うので興味があれば聞いてもいいと思います。