◎福祉学科四年生です。周りの友達が企業に進路をかえはじめて自分としても悩みを感じています。00.04.27

私は現在、大学の福祉学科4年生です。高校3年の頃から福祉職に憧れ、今日まで福祉関係に就職することを夢見てがんばってまいりました。老人福祉関係の職を志望しています。また、来年の1月に社会福祉士国家資格を受験します。
最近、一緒に福祉の勉強をがんばってきた友人達が企業志望になりつつあります。
個人個人やりたいことは様々なので、あまり気にはしませんでした。ところが、最近、友人の福祉に対する率直な意見を聞き、自分の考えに自信がなくなってしまいました。

「福祉には興味があるけれど、若いうちは他の業種も見ておきたい。年齢が高くなると企業は採用してくれないから今しかできないのは企業での仕事。福祉の仕事は年齢が高くても就職可能。福祉の職場は世界が狭いから、他を経験しておきたい」
というのが友人の意見です。
それでも、私は福祉職に就きたい気持ちに変わりはないのですが…。
私はこのままで良いのかと考え始めると答えは見つからずただ同じことの堂々巡りで、今やるべきことにも手がつかないほど悩んでいます。
確かに他の業種を見ることで視野が広がるかもしれません。私のように福祉職志望でもその必要性はあるのでしょうか。また、福祉の世界はそんなに狭いものなのでしょうか。

これいう人多いのですよね。
同志社でもそうですよ。みんな就職の時期には悩むんですよね。
ただね、じゃあ企業に勤めたら視野が広がるのかな。ということですよね。利益優先のエリート社員が視野が広いとも思えないし、逆に結婚するまでの腰掛と割り切って仕事を考えている人がアフターファイブ遊びまわっているからといってそれで視野が広がっているといえるのでしょうか。
あまり関係ないよね。

企業に勤めていようが、福祉に勤めようが、自ら体験を活かしていろいろ考えて悩んでいくといった姿勢がなければ、自分にとっての世界は小さなままではないかな。
もちろん、福祉関係者といっても福祉界以外の仲間と付き合いをもちいろいろな体験をするのはとてもよいことでしょうけどね。
最終学年の人にとっては就職は、人生初と行ってよい一大事だから、いろいろ悩んでしまう人が多いのですよね。本当に福祉で良いのかってね。逆に法学部や経済、工学部などの人で企業に行くつもりだったけど、「これで良いのか」って悩んで福祉に方向転換する人もいっぱいいるよね。悩むのはいいと思うんですよね。
そういう意味で、福祉関係にいく自信が今なくなっている人にとって、福祉以外の分野を進路対象にすることは悪くないと思うけど、福祉職につきたい人が悩む必要はまったくないよね。

広告業界に行きたいと思っていて悩んでいない人間に、「それでよいのか、福祉に何故行かないのか」なんていわなくてよいよね。


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