Last update 2003/01/24
ここには過去の「MS Watch」が集めてあります。
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侵入者の夢の王国“無線LANネットワーク”
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: 侵入者の夢の王国“無線LANネットワーク” --- 無線LANが侵入者の夢の王国になっているという記事です。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0203/29/e_vamosi.html 侵入者の夢の王国“無線LANネットワーク” をどうぞ。 2002年の回顧特集の中の記事なので、2002年3月というだいぶ前の記事です が、状況はさほど改善されてないでしょう。特に日本では。 他の無線LAN関連の回顧記事については、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/11/special_wireless.html 特集 2002年回顧(2)ワイヤレス、“元年”の混沌(前編) をどうぞ。
標題: MS訴訟和解不服で訴え
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MS訴訟和解不服で訴え --- アメリカでは、2つの業界団体がMS訴訟が和解したことは不服だとして訴え を起こしています。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/21/nebt_08.html 2つの業界団体がMS訴訟和解不服で訴え をどうぞ。 これは、反MS派の団体だから訴えたんでしょうが、なかなかすっきり終わら ないですね。
Re: 無料アクセスポイント
ASAHIネットのjouwa/salonから。つばめどんの書き込みにコメント。
標題: Re: 無料アクセスポイント --- >http://www.asahi.com/national/update/1225/035.html > >都庁で無料アクセスポイントを設置したのかと思ってたのに:-) > >経済産業省ではwaresの実態を身をもって検証した係長もいたという。 >研究熱心ですばらしいことです:-P すばらしい!(泣笑) 無線LANがいかに危険かあれほど専門家がいっても、現場じゃ、こんなもん なんだね。こういうのが巡り巡って住基ネットの端末とつながっているんじゃ ないかな。特に地方自治体で。 でも逆に考えると、経済産業省の係長が不正コピーしまくりという実態がわ かったのも、無線LANのおかげともいえるわけで、役所を監視するにはいい道 具だという考えも成り立ちますね。^^; 外務省も覗き放題だったというから、監視にはいいよね。北朝鮮のスパイも こっそり覗いていたりしてね。
Windowsより高くつくLinux
ASAHIネットのjouwa/salonから。
掲載を忘れていました。文中の「WindowsはLinuxよりも安い」という話は、ウェブでは、MS Watchの2002/12/09あたりからの流れになります。
標題: Windowsより高くつくLinux --- #9635から始まった「WindowsはLinuxよりも安い、Microsoftが主張」の続き。 詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0212/11/epn02.html Opinion:Windowsより高くつくLinux をどうぞ。 この記事で、また翻訳がおかしいと思ったんです。冒頭部分 --- ここから --- 5年前にマイクロソフトがIDCに依頼した調査の結果が最近発表された。その調 査によると、WindowsのTCOはLinuxのTCOよりも低いという。またもやマイクロ ソフトの連中が、恥知らずなマーケティング作戦を始めたのだろうか? 確か にそうかもしれない。だからといって、この結果をばかにすることはできない。 --- ここまで --- となっています。 5年も前の調査がなぜいま出てくる? あ、5年もかけた調査なのか。どっち にせよ、だったらなんでこのあとWindows 2000 Serverとの比較を延々やって いるのか、5年前のLinuxなんてWindowsと比較できないくらいチャチだったよ な、IDCのレポートもおかしいんじゃないかなど思いかけました。しっかし、 いくらなんでも、そんな話は変だろうと。 幸い今回原文へのリンクがあったので、原文 http://techupdate.zdnet.com/techupdate/stories/main/0,14179,2901156,00.html Windows is cheaper than Linux をみると、 --- ここから --- Recently, a study conducted by IDC and funded by Microsoft found that (gasp!), over a five-year period, Windows had a lower total cost of ownership (TCO) than Linux. Another shameless marketing ploy by the folks from Redmond? Probably, but that doesn't mean it's all hooey. --- ここまで --- となっていて、5年間という期間で考えてTCOを比較するという調査なんですね。 これで、Windows 2000 ServerといまのLinuxを比べるのも納得です。 翻訳者の問題だけではなくて、これ、チェックできない編集者がお粗末とい う問題でもあります。 で、#9489で書いた、最近、これ、ちょっとなあと思った訳本は、 Richard M. Stallman and Roland McGrath著、荒澤弘樹訳「GNU Make」(アス キー、ISBN4-7561-3959-0)でした。 Infoの英文もわかりにくいなあと思ったけど、翻訳はもっとわかりにくかっ たです。まあ、ストールマンへの寄付だからいいようなものの、買って損した なあと思いました。 ベさんが、#9491で、 >私が最近(でもないか)読んだアスキーの「ソースコードの反逆」 >はひどいです。ひどすぎてどうやったらこういう翻訳が書物と言う >体裁になるのか、それだけならまだしもお金を取って売られるのか、 >とまで思ってしまう(笑)。 > >自分のページ ><http://www.ne.jp/asahi/b/monkeybusiness/em0207/junks.html#20020704> >で一部をあげつらって批判したけれど、ほんまにアスキーは大丈夫 >なんかいな、と思いましたね。これなんかこのひどい翻訳でも原著 >が労作であることは分かるのでなお腹が立つ。 と嘆いていましたが(監訳者の小山裕司さんは、本来まともな人のはずなんで すが、単に名前貸しになっちゃったんでしょうかね)、このGNU Makeの訳本も、 偶然とはいえ、アスキーですね。^^;
成毛が「暮しの手帖」だって
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: 成毛が「暮しの手帖」だって --- 前MSKK社長(マイクロソフト日本法人前社長)の成毛がこんなことといってま す。詳しくは、 http://www.be.asahi.com/20021221/W13/0039.html ケータイの品質を問え をどうぞ。 この中で成毛は、「暮しの手帖」のような厳しい評価をするメディアがほし いなどと言い、 --- ここから --- これらの製品の品質評価は、マニア向けの専門誌でしか見たことがない。しか も、そうした記事の多くは、『暮しの手帖』ばりの、消費者の厳しい視点を感 じさせるものとはほど遠い。 --- ここまで --- と言っていますが、成毛という人物を知る業界人はみな、お前にそんな発言を する資格はない、お前だけには言われたくないと思うでしょう。 1993年にWindows3.1日本語が出るとき、出来がひどいので、いまはなき 「The BASIC」(技術評論社)という雑誌の連載で批判したら、成毛が怒りまく って、雑誌に圧力をかけ、ぼくの連載を潰しました。 成毛と笹塚のマイクロソフトが入っているビルで話し合ったとき、成毛はな んと言ったか。 「業界の雑誌なんだから、業界の会社や製品を批判するようことは書くな」 とぼくに面と向かって言い放ち、当時、技術評論社はMSKKのマニュアルを製作 していたので、技術評論社の片岡社長に対しては、 「出入り業者ふぜいがが、おれにたてつくな」 といわんばかりの態度でした。 その後、朝日新聞や毎日新聞の記者が、そんなひどい奴は社会正義に反する ということで非常にがんばって記事にしてくれ、ようやく世間に知られるよう になり、成毛は右往左往し、円形脱毛症にまでなって平謝りになりました。 成毛とはそんな人物です。 それを、使う朝日も朝日だよね。犬猿の仲の文春(月刊文藝春秋)もたまに使 ってるからお互い様か。^^; もう昔を知らない記者が担当なのかな。 http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/msisdirty.html#mandala 電脳蔓陀羅事件 の記録を読んでみたら、どうかな。
提携相手がMSを提訴
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: 提携相手がMSを提訴 --- MSと提携していた英国の携帯電話機メーカーSendoは、同社の技術と顧客を 盗んだとして、MSを提訴しました。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/24/nebt_05.html 携帯端末メーカーSendo、MSを提訴 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/24/xert_sendo.html 技術と顧客を盗まれた――携帯メーカーSendo、かつての提携先MSを提訴 をどうぞ。 これ、かつて、PenPointという斬新なOSで、ペンコンピューティングの時代 を切り開こうとしたGO社を引っかけた手口と同じですね。提携や共同開発を持 ちかけて、技術資料などを手に入れてしまう提携を破棄して、MSが突然新技術 の発表をするわけです。 PenPointのときは、そっくりさんのPen Windowsを発表しました。いま、 TabletPCにまでつながる技術といえばいいのかな。^^; ほかにも、AtWorkのときは、日本のOAメーカーにいろいろ持ちかけました。 言うことを聞かないメーカーにはゲイツがWindowsをお前のところには出荷し ないぞという脅しましたが、キヤノンは賢明にもこれはMSが当社のコアの技術 を盗む策略と気づいて断って、パソコン事業自体からも撤退して、いま勝ち組 みですね。もっとも、まんまと乗せられて、すぐAtWorkがぽしゃって恥をかい たリコーもいま勝ち組みですけど。 MSのやり口って変わってないというか、いまだにこの手口を使ってるんです ね。 引っかかるほうも引っかかるほうだと思う。 MSと共同開発や提携の話が出たら、いい技術を盗まれてぽい捨てされる危険 があることは、常に考えてないとね。
MSにJava配布強制の仮処分命令
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MSにJava配布強制の仮処分命令 --- SunがMSを訴えていた訴訟で、MSはJavaを配布しなければならないというSun 有利の仮処分が出ました。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/24/nebt_07.html MSにJava配布強制の仮処分命令 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/24/ne00_msjava.html Sunに大きなクリスマスプレゼント――MSにJava搭載の仮処分 をどうぞ。 記事中、 J. Frederick Motz判事は同日の決定の中で、「(Microsoftは)自社が不当に 有利になるような市場の状況を作り出すために、PCの独占を利用した」と認定 した。 とか、 Microsoftの行為はJavaを食い物にして.NETを優位に導こうとするものだと強 く主張している。 など、はっきりと判事がMSの行為を非難している部分がいろいろありますね。 判事の感想が漏れてから、Sun有利とかいってたのが、この前、やっぱりSun 不利となって、今度は大勝利ですね。やっぱ、裁判はわかりませんね。MSは控 訴するから、これからどうなるのかな。 ところで、アメリカの記事とその翻訳は、判決文などのPDFへのリンクがあ ってさすがそういう世界なのかと思います。 日本は裁判所が出した判決文へのPDFって作っているんでしょうか? 新聞には判決要旨とか載ることがあるけど、PDFへのリンクってみたことな いんですが。
無線POSから情報漏洩
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: 無線POSから情報漏洩 --- 1ヵ月ほど前の記事ですが、忘れていました。無線LAN対応POS機器から個人 情報が漏えいするんだそうです。詳しくは、 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20021128/1/ 「無線LAN対応POS機器から個人情報が漏えいする恐れあり」――ラックが警告 をどうぞ。 いま、デパートやスーパーもいろいろカード出してますよね。これじゃ、怖 くて使えないじゃん。無線LANとその手のソフトを搭載したPDAを持ち歩けば、 デパートやスーパーで個人情報やクレジットカードの情報なんかいくらでも収 集できそうですね。 車で街を流しながら、無線LANのセキュリティが甘いスポットを探すより、 クレジットカード情報を盗むのは、ずっと効率的に思えますね。 やっぱ、無線は危ないなあ。 デパートやスーパーに限らず、無線LANのPOSを入れているところは、セキュ リティをいま一度確認してほしいものです。で、ちゃんと安全表示マークでも 作って張っておかないと客に信用されなくなって、売上激減だったりして。
こんなに怖い!無線LAN
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: こんなに怖い!無線LAN --- 無線LANの危険性を知らせる記事です。詳しくは、 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20021217/1/ こんなに怖い!無線LAN をどうぞ。 セキュリティベンダーでは、無線LANは使用禁止らしいですね。そりゃ、そ うだろうと思う。 でも、いま、無線LAN付きのルーターを、Yahoo! BBをはじめ、イーアクセス とかADSL業者なんかも配りまくってますよね。 一般ユーザ、ちゃんと設定して使ってるんでしょうかね。 カタログや初心者向けパソコン誌、あるいはタイアップ記事を載せてる雑誌、 そして女性誌なんかにも、WEPでセキュリティバッチリとか書いてあったりす るけど、嘘だろうと思うもんね。 とかいいつつ、おれも家に無線LAN入れたいなあとは、何年か前から思って はいるんですけどね。セキュリティ考えると、まだ様子見です。
セキュリティパッチでトラブル
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: セキュリティパッチでトラブル --- 岡田さんから。 --- ここから --- ところで最近windows2000のアップデートの不具合が話題となっているよう ですので,お知らせします. http://winfaq.jp/cgi-bin/bbs2k/wforum.cgi?mode=allread&pastlog=0332& no=186423&page=0&act=past#186423 に詳しいことが出ておりますが,Q329170のセキュリティパッチを当てると, シャットダウン時にトラブルが生じることがあるようです.かくいう私も,自 動更新機能をオンにしていたために,このパッチを入れてしまい往生しました. シャットダウンしようとしても,出来ないか,非常に時間がかかるようになっ てしまいます.このパッチは避けて通った方がよいようです.しかしセキュリ ティ上の問題が残ってしまうのでその点では心配なのですが.... --- ここまで ---
WinXPとWinampにセキュリティホール
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: WinXPとWinampにセキュリティホール --- Windows XPとWinampでMP3などを再生するときにセキュリティホールがある とのこと。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/19/nebt_15.html Windows XPとWinampの音楽再生機能に脆弱性 をどうぞ。 MP3などの音楽ファイルに細工をしておくと、PCの乗っ取りを許す脆弱性が あるですって。音楽ファイルで乗っ取られるってのはにわかには信じられない けど、やはり、バッファオーバーフローが起きる条件があるようです。 すごいのは、「ファイルのアイコンにマウスのポインタを置くだけでも実行 される危険がある」とか、HTMLメール経由でもやられちゃうことです。 どうしようもないね。^^; それにWindows XPは安全なOSだと言い張ってるのに。:-) そういえば、日経にでかでかとMSが安全性を主張する広告を出していたよう な。。。 電子政府構想のOSからはずされることが確実になってきたから、必死なんで しょうね。 でも、セキュリティぼろぼろと。
MS独禁法訴訟の2002年
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MS独禁法訴訟の2002年 --- MS独禁法訴訟に関する2002年の総括。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/19/nebt_13.html MS独禁法訴訟の流れを変えた2002年 をどうぞ。
MS Officeの代替品
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MS Officeの代替品 --- MS Officeの代替品の話。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0212/16/epn24.html 高価なMS Office、その代用品を3つほどご紹介 をどうぞ。 StartOfficeは知ってたし、日本語版の商品版であるStarSuiteはもっている けど、あとの2つは知りませんでした。日本語通るのかな。
SunとMSが直接対決(その2)
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: SunとMSが直接対決(その2) --- > 全体としてはSunは苦戦のようですが、少なくともJavaサポートの義務付け >は勝ち取れそうな気配です。 と書きましたが、そうじゃないみたいです。^^; 詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/09/xedj_sun.html [WSJ] MSへのJavaサポート義務付け、「仮処分は難しい」と判事 をどうぞ。 やっぱ、訴訟は訳がわからんねえ。
なぜMicrosoftが勝ったのか
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: なぜMicrosoftが勝ったのか --- 独禁法訴訟の結果分析の続き。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0211/05/cead_coursey.html なぜMicrosoftが勝ったのか をどうぞ。 いわゆるアメリカ資本主義ですね。とくに共和党のブッシュ政権は。 ヨーロッパはもっと社会民主主義的だし、アングロサクソンのいいようには させないと思っているから、こうはならない可能性は高いけどね。 日本? 日本は主権がないもんね(爆笑)。沖縄や韓国で問題になる米兵問題 と同じだもんね。だから、公取委がほとんど手出しできないもんね。 一太郎潰しのために、成毛時代の日本法人がやってた、パソコンメーカーを 脅すようにして強要していた、WordとExcelの不法なバンドルを中止させたく らいが関の山ですね。 そういえば、月刊文藝春秋にたまに本の紹介コーナーで成毛が出てくるけど、 不法な手段でジャストシステムをぼろぼろにした売国奴(笑)成毛を右翼文藝春 秋が使ってていいの?^^; あれだけアメリカ主義のグローバリズムに反感があるのに、その手先だった 成毛を使ってて、右翼から文句来ないのかな。
Windowsの深刻なホール
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: Windowsの深刻なホール --- セキュリティホールを塞ぐパッチに、過去のセキュリティホールが復活する とんでもない副作用があるというお話。詳しくは、 http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/SEC_CHECK/20021203/1/ 今度は“完全な対策”にとんでもない副作用――「Windowsの深刻なホール」 続編 http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/SEC_CHECK/20021210/1/ 「Windowsの深刻なホール」対策で発生するトラブルを解決する をどうぞ。 こんなんじゃ、パッチも信用できないし、パッチを当てるのもあまりに複雑 で一般ユーザは誰もやらないですね。
IEとOutlookにセキュリティホール
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: IEとOutlookにセキュリティホール --- IEとOutlookにセキュリティホールです。詳しくは、 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20021205/1/ IEとOutlook 2002にセキュリティ・ホール,深刻度はいずれも「警告」 をどうぞ。 「ある細工が 施されたメールをOutlook 2002で参照しようとすると,Outlook 2002が異常終了してしまう。メールを削除しようとしても異常終了してしま うため削除できない。このため,管理者に頼んで削除してもらうか,別のメー ル・ソフト,あるいはパッチを適用した Outlook 2002で削除する必要がある」 というのが、笑うよなあ。 当事者は笑ってられないだろうけど。 ほんとにWindows関連のセキュリティホールって、Windowsと骨がらみだから、 潰してはまた出てで、賽の河原の石積み状態ね。
MSのJVMにセキュリティホール
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MSのJVMにセキュリティホール --- MSのJava仮想マシン(JVM)に深刻なセキュリティホールが見つかっています。 詳しくは、 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20021212/1/ Microsoft VMに「緊急」のセキュリティ・ホ ール,Windowsユーザーはすぐに 対策を をどうぞ。 「Java仮想マシン「Microsoft VM」に8種類のセキュリティ・ホールがあるこ とを明らかにした。最大深刻度は最悪の「緊急」。悪用されると,攻撃者にマ シンを乗っ取られる恐れがある」そうです。 Windows 2000/XPなどが影響を受ける別のホールも公開というのも気になる けど、正直、付き合ってられないよね。 関連したものとして、 http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0212/12/epn21.html Microsoft VMに「緊急」を含む複数のセキュリティホール をどうぞ。 http://japan.cnet.com/Enterprise/News/2002/Item/021213-3.html マイクロソフト、JVMの欠陥を警告 もどうぞ。
IE累積パッチに関して
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: IE累積パッチに関して --- IE累積パッチに関していろいろ議論が出てます。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0211/28/cead_vamosi.html IE累積パッチをめぐる議論で思うこと をどうぞ。 ほんと、戦争のときが顕著だけど、都合の悪いニュースは隠そうとすると、 事態の正確な把握ができないので、ますます被害が広まりますよね。 記事中、「ZDNet/USAのウイルス/セキュリティアラートフォーラム」には リンクがないですが、原文にはリンクがありました。 http://forums.zdnet.com/group/zd.Security.Virus.Alerts/community/ community.tpt/@thread@33885@F@1@D-,D@ALL/@article@mark@33885? EXP=ALL&VWM=&ROS=1&OC=75 です。 関連して、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/12/cead_vamosi.html 罪は不十分なパッチにあり をどうぞ。 「不正確な記述、こっそり書き換えられる内容、必要な情報の欠如――先に発 行されたIE累積パッチではこうした問題が指摘されている。これではパッチが 出ても、安全になったとは言い切れない」 「どうして普通の人がInternet Explorer(IE)を安全に使うのがこんなに難 しいのか、私には想像もつかない。Microsoftが喧伝している「Trustworthy Computing」(信頼できるコンピューティング)構想のうたい文句を思えば、 これは――偽善的であるのは言うまでもなく――非難されるべきことだ」 問 日本ではどうして、こういう状況をメディアは非難しないのですか? 答 奴隷だから。^^;
MS、また脆弱性の深刻度引き上げ
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MS、また脆弱性の深刻度引き上げ --- 「Microsoftが先月公表したソフトウェアの脆弱性について、脅威の度合いを 実際より低く見積もっていたことを認めた。同社が脆弱性の過小評価を認める のは、ここ1週間ほどで2度目」だそうです。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/16/ne00_flaw.html MS、また脆弱性の深刻度引き上げ をどうぞ。 前回の深刻度引き上げは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/10/ne00_ie.html MS、IE脆弱性の深刻度評価を引き上げ http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20021209/1/ IEのセキュリティ・ホール,深刻度を最悪の「緊急」に変更 をどうぞ。 これだけ問題が出て、警告を出しても、一般ユーザ何もしないもんね。 結局、 ・Windowsの設計も出来も悪い ・なのにブラックボックスになってる ・安心して使えない代物 ・なのに独禁法違反の商法で売りまくった こういうツケを、MSが払うよりもはるかに多くユーザみんなが払っているわ けで、バカバカしい世界ですよね。
MSがNetscape放置プレイ中止
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MSがNetscape放置プレイ中止 --- NetscapeでMSのセキュリティ情報を閲覧できない問題がずっとあったのです が、やっとMSが対応しました。この話、石川さんからもありました。ありがと うございました。詳しくは、 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20021211/1/ マイクロソフト,Netscapeでセキュリティ情報を閲覧できない問題に対応 をどうぞ。 これ、セキュリティ情報を調べるのに爆弾抱えたまま来いといってたようなも んですからね。どうして何ヵ月もMSが放置するのか。危険にさらされているユ ーザを放置プレイしてどうするんだって。
ドイツ政府、MSのセキュリティー技術に懸念
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: ドイツ政府、MSのセキュリティー技術に懸念 --- ドイツ政府がMSのセキュリティー技術に懸念を表明したそうです。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/11/nebt_06.html 独政府、MSのPalladiumに懸念表明 http://japan.cnet.com/Enterprise/News/2002/Item/021211-1.html ドイツ政府、MSのセキュリティー技術に懸念を表明 をどうぞ。 不正コピーは、コピーされると損害が出る商品の場合は問題になりますが、 オープンソースやフリーソフトウェアのようにコピーフリーのソフトの場合は、 そもそも不正コピーという概念が成立しませんからね。 それと、ハードとソフトが一体になってしかもブラックボックスだと安全保 障上はどうなのかって問題もありますね。
MS、各国で“フリーソフト採用阻止”運動
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MS、各国で“フリーソフト採用阻止”運動 --- MSが各国で“フリーソフト採用阻止”運動を繰り広げていると、The Wall Street Journal(WSJ)が報じました。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/11/xedj_ms.html [WSJ] MS、各国で“フリーソフト採用阻止”運動 をどうぞ。 各国政府がオープンソースやフリーソフトウェアに傾き始めているので、そ こで商売をしているMSは、かなり活発に阻止活動をしているようですね。 いまのところ、オープンソースなどが各国で支持を得ているのは、OSなどイ ンフラ部分です。電子社会のインフラが独占企業に握られる懸念があるからで す。 MSのJim Allchinが「私の観点からすると、GPLはどこから見ても駄目だ」と 語っているのは、まさに本音ですね。GPLは、MSの商法、すなわち、他者の成 果を勝手に拡張してそれを独占力を使って売りまくって自分だけの利益にする いったやり方を禁じているからです。 インフラにGPLのソフトがどんどん採用され、収益源を直撃されるMSはGPLを 問題視するでしょうが、そうでない企業にとっては全然問題ではありません。 これがもっとアプリの上位レベルにまでどんどんGPLのソフトが増えると問題 に思う営利企業も増えるでしょうが、そのときはそれで、もっといい製品を作 るか、GPLのソフトをうまく利用するビジネスモデルに移行するでしょう。MS はいまそのための戦いをやってるわけですね。 記事中、 同社は南アフリカ共和国で、3万2000校へのソフトの寄付を申し出たが、これ は同国の技術革新諮問委員会が政府に対し、「Windowsを購入して米国に通貨 を渡すのではなく、国内でプログラミングスキルを育成するためオープンソー スソフトを採用するべき」と訴えた数日後のことだった。同国政府のCTO、 Nhlanhla Mabaso氏は、Microsoftから無料でソフトを手に入れられるのは魅力 的だが、「私個人としては、それではわが国のためにならないと思う」と話し ている。 をありますが、これはMSだけの問題じゃなくて、日本のODAなど海外援助が抱 える典型的な問題ですね。支援対象国のほんとの力になるのか。都合よく育て て継続的に儲けが出る範囲に、その国の成長をコントロールしているのではな いか、という発展途上国が必ず思う疑問ですよね。 ところで、南アフリカ共和国政府にはCTOがいるんですね。日本政府にCTOは いるんでしょうか。^^; そのほか、いままで紹介したかもしれないけど関連記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0211/05/nebt_16.html MS、欧州とアフリカでLinuxに手痛い敗北 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/09/xert_india.html インドでも盛り上がるLinux熱 をどうぞ。 インドのSimputerは、LInux Japanの連載でも紹介したことがありますが、 インドのIT化を、自分たちの主導権のもとで進め、IT化に乗り遅れそうな国民 にまでどう広げていくかを考えて出てきたものです。 Simputerについては、 http://www.simputer.org/ をどうぞ。
MSがLinux対応?
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MSがLinux対応? --- MSが数年後にサーバソフトをLinux対応にするのではないかという推測レポ ートを、調査会社のMETA Groupが出したそうです。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/10/xert_meta.html 2004年、MSはLinux対応に踏み切る――? http://www.zdnet.co.jp/news/0212/11/ne00_mslinux.html 「MSがLinux対応」説を信じる理由、信じない理由 をどうぞ。 クライアントはWindowsで握っているので、Linux対応はまず考えられないけ ど、サーバ市場はLinuxのほうが伸びているので、金儲けを考えるとLinux対応 はあり得るという話ですね。 後者の記事中、 「MicrosoftがGPLを毛嫌いしている理由の1つは、自社がダメージを受けるこ となくLinuxを拡張したり取り込んだりすることができないからだ」(Smith氏) 。 「Microsoftはいくつかの面で反感を買っており、それが原因で一部の人は Linuxに乗り換えている。反発を生んでいるのは、同社のライセンス規約や、 同社が独占企業であるという一部政府/国家の認識だ。彼らはMicrosoft製品 に代わるものを望んでいる。例えば、Linux人気は特にアジアで高まっている。 同地域では、(企業の間で)方向性は自らの手で選びたいという意識が高まっ ているからだ」(Kutnick氏) というのは、その通りだと思います。それでMSは、盛んにオープンソース攻撃、 GPL攻撃、各国政府への陳情、圧力をかけることをやってるわけです。 帝国主義対民族自決主義みたいな世界ですね。
MSの似非オープンソース化(その2)
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: Re: MSの似非オープンソース化 --- paxさんと馬場さんから。まずはpaxさん。paxさんは日経MIX時代の知り合い で、でももうお顔を思い出せない。^^; すみません。 --- ここから --- showさん、おひさしぶりです。 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/04/cead_seltzer.html の原文ですが、 http://techupdate.zdnet.com/techupdate/stories/main/0,14179,2899171,00.html で読めます。 showさんの推測通り、自由と訳すべきでしょうね。 --- ここまで --- 馬場さんから。 --- ここから --- 私は今まで,翻訳記事を読んで訳の間違いに気づき,CNETやZDNETに何度か指 摘した事がありました.この時にいつも残念に思うのは,原文へのリンクがな い事です. ところで, 「マイクロソフトはオープンソース企業?」 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/04/cead_seltzer.html この原文ですが,これに当たるようです. 「Microsoft--an open source company?」 http://techupdate.zdnet.com/techupdate/stories/main/0,14179,2899171,00.html 「ストールマン氏は確か〜」の部分の原文では,中村さんが文脈から読んだ 通りです.「free」となっていますね. I hesitate to relate the beliefs of others, especially those with whom I disagree, but I believe Stallman would speak of Shared Source not being "free" in the sense that users can't do whatever they want with it, which would include making modifications. --- ここまで --- 原文へのリンクがあるときもありますが、ないともう探すのが面倒なんです よね。お二人ともありがとうございました。
MSの似非オープンソース化
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: MSの似非オープンソース化 --- MSの似非オープンソース化と信用は信用できるか問題の続き。 MSの似非オープンソース化についてのコラムがあります。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/04/cead_seltzer.html マイクロソフトはオープンソース企業? をどうぞ。 「オープンソースが注目を集めているが、それは秘密がなく、バグを調べるこ とができるからだ。そうしたエンタープライズユーザーの視点から考えると、 マイクロソフトのShared Sourceはオープンソースの目的とほぼ同程度の重要 性を持つといっていい」 著者Larry Seltzerは、落とし穴に気づいていないぼくと同じうっかりさん ですね。 見るだけでユーザサイドでビルドできないものは信用できないことを見落と していますね。 それから、 「ストールマン氏は確か、Shared Sourceはユーザーがそれを使って修正を含 め、何でもできるわけではないということから、「無償」ではないと述べて いたと記憶している」 という部分の、「無償」は誤訳の可能性が高い。 原文へのリンクがないからみてないが、たぶん、これは原文では free だと 思う。だからこの文脈では、「無償」ではなく「自由」のほうが正しい訳だと 思う。自由というポイントをはずしているのは、けっこう、大きな誤訳じゃな いか。まあ、推測ですが。
自民、OSオープン化提言
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: 自民、OSオープン化提言 --- 自民党電気通信調査会が中心となって、設計内容を公開して独自の安全策が 講じられる「オープンソース」化を踏まえた政策・戦略を進めるよう提言しま した。詳しくは、 http://www.asahi.com/politics/update/1206/005.html 情報通信の安全保障でOSオープン化提言 自民 をどうぞ。 独自の安全策というからには、単にソースが見られるだけじゃなくて、改造 して実際にビルドできるのは前提ということでしょうねえ。 記事には、 提言では、政府のOSの大半をマイクロソフトのウィンドウズが占める現状に ついて、「ブラックボックスを備えた他国の技術に安易に依存するという致命 的な問題を抱える」と指摘 とありますね。 やっと、自民党も少しはわかってきましたね。民主党はどうなんだろ。鳩山 のお坊ちゃんが辞めて代表を誰にするか、いまはそれどころじゃないか。^^; それ以外の党は、いわぬが花か。^^;
WindowsはLinuxよりも安い、Microsoftが主張
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: WindowsはLinuxよりも安い、Microsoftが主張 --- http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/ex01/216287 長期的に見ると安い?短期間で更新させられるじゃないかよ:-) つばめどん === 標題: Re: WindowsはLinuxよりも安い、Microsoftが主張 --- こういうレポートも出てますね。MSがスポンサーになって作らせたレポート だそうですから、Windows有利なのは当然でしょう。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/03/xert_toc.html WindowsサーバはLinuxより安上がり? をどうぞ。 一方、オープンソース側からは、こういうレポートが出ています。詳しくは、 http://oss.mri.co.jp/reports/cybersource/tco.html Linux と Windows との TCO 比較 をどうぞ。 サポート要員の人件費はどっちにしろ同じだと思います。 あとは、ライセンス料金とセキュリティホールなどのパッチ当ての労力と時 間の無駄がどれくらいか。 ライセンス料金は、継続的にバージョンアップを強いられて、しかもクライ アントアクセスライセンスの料金も搾り取られるので、MSのほうが不利でしょ うね。 中村(show) === 標題: Re: WindowsはLinuxよりも安い、Microsoftが主張 --- そうですねぇ、WinとLinuxで、25人程の事務所にて必要なサーバーの台数が 一緒で、そのトラブルの発生する頻度が同じで、それぞれのサーバー管理者にな る(またはあり続ける)コストが同じなら、Linuxの方がWinよりランニングコス トが高になる可能性はありますがねぇ・・・・・・・・ Silver_PON
マサチューセッツが独禁法訴訟続行
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標題: マサチューセッツが独禁法訴訟続行 --- 和解案に反対していた9州のほとんどが腰砕けになりましたが、マサチュー セッツ州は訴訟を続行すると発表しました。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/02/xert_ms.html 「わが道を行く」マサチューセッツ州、MS独禁法訴訟を続行 をどうぞ。 かなり厳しい戦いのようですね。関連記事の http://www.zdnet.co.jp/news/0211/05/cead_cooper.html MS独禁法訴訟、非和解派9州の敗因は? もちょっと面白かったです。
ウェストバージニア州も訴訟続行
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: ウェストバージニア州も訴訟続行 --- まだ態度を表明していなかったウェストバージニア州も訴訟続行を表明しま した。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0212/03/xert_antitrust.html そして2州が残ったMS訴訟 をどうぞ。 「一流の政府たるもの、貧窮を理由に、違法の烙印を押された企業が不正に得 た利益を持ち続けることを認めてはならない」 というのは、かっちょいい決め台詞ですね。^^;
EU幹部のMicrosoft転職を調査
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標題: EU幹部のMicrosoft転職を調査 --- EUの幹部がMSに転職するというので調査するそうです。詳しくは、 http://www.zdnet.co.jp/news/0211/29/xedj_eu.html [DJ]EU委員会、幹部のMicrosoft転職を調査 をどうぞ。 この幹部が、EUの調査の秘密をMSに漏らすのではないかと疑われているよう ですね。
Ken Thompson論文
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: Ken Thompson論文 --- >彼の論文は >Computers Under Attack: Intruders, Worms & Viruses >edited by Peter J. Denning, ACM Press, 1990 >の pp. 97-104 に出ています。 >自分がすべて作ったコード以外は信用できない、というのはけだし名言です。 >ビルドできないソース公開も意味ないと言い切るべきですね。 Kenjiさん、ありがとうございます。 翻訳のほうは、Kishimotoさんから情報がきています。ありがとうございま す。 --- ここから --- 単行本の講演翻訳集のほう, 「ACMチューリング賞講演集」訳者代表 赤 攝也,共立出版(株)発行,1989, ISBN4-3320-02487-7 . http://kyoritsu-pub.topica.ne.jp/bookhtml/0301/000533.html (共立出版のページにある「ACM Press発行」というのは原書の‘ACM Turing Award Lectures’のそれを指すと思われます)の pp.205〜212 に収録されて ます. 「信用を信用することができるだろうか」有沢誠先生の翻訳です. 1983 年の受賞ってことで来年で 20 年ですね. --- ここまで --- アメリカがNECのスーパーコンピュータの納入に圧力をかけるときは、他国 の作った技術で国防がやれるかってことで国防上の理由を持ち出しますよね。 ほんとは、苦しいクレイとかのアメリカのスーパーコンピュータ会社のロビー 活動の成果なんでしょうけど。 で、いま、ナノテクとか量子コンピュータとかっていってるじゃないですか。 そうなると、量子レベルでも自分で作ったもの以外は信用できないと。 ひょっとして、中にナノサイズ・量子サイズの中国人がいっぱい入っている かもしれない(笑)。なぜそう思うかといえば、何度か書いたと思うけど、おれ はいまでも、「やっぱり最後は中国人」というキャッチコピーと半導体チップ に中には小さな中国人が入っているという、昔から仲間内のバカ話で出るギャ グを信じているので(笑)。 さらに突き詰めると、我々の住むこの宇宙のそのものは我々が作ったものじ ゃないですよね。だから、我々が絶対に確認できないプランクサイズ以下のレ ベルでトロイの木馬が仕込まれているんじゃないか。^^; この宇宙は真空のエネルギーから相転移して誕生したといわれますが、そも そも、この宇宙を作った条件そのものが怪しいわけです(笑)。 人間の想像力は無限だというのは、嘘だと思うんだよね。結局、この宇宙の 物理法則に縛られているわけで、そこに思考の本質的限界がある。つまり、何 かの超高次元知的存在(生命体ですらないかもしれないし、実は単に気まぐれ で知的じゃないかもしれないけど)が、意図的にこの宇宙を作って、しかもそ の宇宙内存在が原理的に絶対認識不可能な方法でいろいろトリックを仕込んで いるんじゃないか。 だから、おれとしては宇宙から作ってないと信用できない。こう断言したい。 いやあ、朝から大論文(爆笑)。
信用は信用できるか
ASAHIネットのjouwa/salonから。
標題: 信用は信用できるか --- 同趣旨のメール。まずは、馬場さん。 --- ここから --- 馬場と申します.こんにちは. 若松副大臣には,マイクロソフト社に言いくるめられないように,是非気をつ けて欲しいと思います. 「ソースを見てしまうと一年間はOSの開発に携われない」などという条件があ るのでは,一線で活躍しているOS開発者がチェックに参加するのがかなり難し くなります.ちゃんとしたチェック出来るのでしょうか. それに,動いているバイナリが,見せてもう事になるソースコードから生成さ れたという保証もないのだから,自分でコンパイルして自分で使い,サービス パックや,アップデートのソースももらわないと意味がありませんよね. --- ここまで --- 田崎さんから。 --- ここから --- さて,11/30 付けの MS Watch なのですが,slashdot-jp ではソースの公開だ けではバックドアの疑惑払拭にはならないとの意見があります.具体的には以 下から辿れます. http://slashdot.jp/comments.pl?sid=58681&op=&threshold=0&commentsort=0 &mode=thread&startat=&pid=207873#207884 要約すれば, 1. 公開されたソースから Windows がビルドできなければ疑惑は払拭できない 2. ビルド環境(コンパイラそれ自体のソースコードなど)も公開されないと疑 惑は払拭できない につきるかと思われます.特に,コンパイラがバックドアを仕掛ける仕組みだ と,(Windows の)ソースコードをいくら眺めてもバックドアを発見することは 出来ません. 貴サイトの影響力は大きいと思いますので,こういった視点も取り上げると良 いかと思い,メールした次第です. --- ここまで --- これは、ぼくが見落としていた点を指摘してくださって、ありがとうござい ます。 ぼくがこれをみて思い出すのは、#6806にもちょろっと書きましたが。Unix を作ったKen Thompson(ケン・トンプソン)のチューリング賞受賞記念講演です。 チューリング賞というのはコンピュータ界のノーベル賞です。 いま、調べたら、 http://www.acm.org/classics/sep95/ Reflections on Trusting Trust Ken Thompson にありますね。1984のACMに出ているのでざっと20年前ですね。休刊した「bit」 にも翻訳が出て、たしかそのときは「信用は信用できるか」などというタイト ルだったと思います。 #6806でも書いているように、そして前述のThompsonの論文にもあるように、 コンパイラにトロイの木馬を仕掛けるとソースをみるだけじゃダメなんですよ ね。Thompsonは、トロイの木馬を仕掛けたコンパイラでUnixのloginコマンド をコンパイルすると他人になりすまして好きにログインできるものを作れるこ とを紹介しています。 Thompsonも指摘しているように、これはコンパイラに限らず、リンカやラン タイムライブリ、さらにいえばハードのマイクロコードにも仕込める技ですよ ね。 ということで、ソースを閲覧できるだけじゃ、何の保証にもならないんです。 総務省や大臣、副大臣もその辺はしっかり認識してほしいと思いますね。 ところで、IntelやAMDのプロセッサにトロイの木馬が入ってないと誰が保証 するかなどと考えると、プロセッサの設計製造能力がある国は、自分で作らな いと国家の安全保障ができないという話になりますね。^^; そのうちアメリカが、核兵器や生物化学兵器の開発技術同様、プロセッサの 設計製造能力も監視するようになったりしてね。 ココムへの高性能プロセッサ輸出制限は、その穏やかな規制だったんでしょ うね。 中国が独自プロセッサを開発・製造できるようになり、しかも国家標準とし て政府調達の条件にしたら、どうなるんだろうね。
なお、jouwa/salonの#6806は、 mswatch29.html の2000/11/01にある「MSにクラッカー侵入(その3)」です。 次のものです。