乳の詫び状

Last update 2000/07/25

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2000/07/16)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。山村さんの書き込みへのコメント。

標題: 本多の親父、有頂天
---
>ぷらっとホームが東証マザーズへ上場するようです。

 上場して、400万円以上で初値がついたと思います。
 本多の親父は、もう有頂天でしょう。
 まずは、おめでとうございます。> 本多の親父さん

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 成毛
---
 週刊文春に、成毛の「私がマイクロソフトを辞めた本当の理由」なんて記事
があるからと、読んでみたら、しょーもない。立ち読みでよかった。
 文春系列のネスコから、成毛の本が出るというので、そのパブ記事、宣伝記
事。早い話がヨイショとチョウチン記事。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 電脳社会の日本語
---
 昨日、府中の紀伊国屋書店に行ったら、1冊あったので買いました。
啓文堂書店にはなかったから、行ったんだけど、紀伊国屋で探している本が
見つかるとは、珍しい。おれ、相性、悪いから。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アシヤレーヌ
---
 「VERY」(光文社)2000年8月号の広告をみて、大興奮。「シロガネーゼ」に
続く新技が登場していたのだ。
 「シロガネーゼ」。「VERY」が生んだ最大の流行語。
 お金持ちでお上品な中にも、日本的貧乏くささ、泥臭さを感じさせる、「グ
レート草津」構造を内包する。いや、「フランソワ畑山」の響きというべきか。
 爆笑しつつもよく出来ていると感心させられる言葉だ。
 そんな「シロガネーゼ」に続く第2弾は、なんと「アシヤレーヌ」だった。
 広告には、、
『これが「アシヤレーヌ」スタイル!/芦屋で見つけた上品なエレガンスカジ
ュアル』
とある。
 「アシヤレーヌ」。そう来たか(笑)。
 田園調布は、響き的にどうしようもないのかな。デンチョウサンとかいって
も、店長さんみたいで、しょうがねえしな(笑)。帝塚山はどうなんだろう。テ
ヅカヤマンバ。もう、アウトね、これ(爆笑)。
 三浦りさ子、黒田知永子のお二人は、いまや「VERY」の顔なんですね。ずっ
と「VERY」も見てないから、知らなかった。
 アシヤレーヌ見たさに、やっぱ、買いに行こうかな(笑)。
 「JJ」は見なくなって、もう、何百年も経つけど、「CLASSY」もずっと見て
ないねえ。ついでに、「JJ」「CLASSY」もまとめ買いしたりして。

http://www2.kobunsha.com/
光文社
http://www2.kobunsha.com/magazine/very/latest_vry.html
VERY

 「シロガネーゼ」って、「城が、ねえぜ」だもんね。\(^o^)/

乳の詫び状(2000/07/15)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Java J2SE 1.3
---
 LinuxとSolarisのJ2SE 1.3のベータリフレッシュ版というのが出ています。
http://developer.java.sun.com/developer/earlyAccess/j2sdk13/
をどうぞ。
 HotSpotのクライアント版とサーバ版が入り、SMPやネイティブスレッドのサ
ポートが入ったようです。

Solaris版は、
http://developer.java.sun.com/developer/earlyAccess/j2sdk13/download-
solaris.html

Linux版は、
http://developer.java.sun.com/developer/earlyAccess/j2sdk13/download-
linux.html

からダウンロード可能です。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: AIX for IA-64
---
 IBMのUNIXであるAIXは、すでにIA-64で動いているらしいです。
 64bitカーネルに32bit/64bitの環境が載るようです。

 IntelとSunの確執があれこれいわれていますが、SolarisはIA-64で64bitで
動いているんでしょうかね。
 もし動いていたら、IA-64で64bitで動いてないのは、Windows 2000だけ?
 まあ、研究室と展示会のデモレベルでは動いているだろうけれど。

=== 
標題: Re: AIX for IA-64
---
> もし動いていたら、IA-64で64bitで動いてないのは、Windows 2000だけ?
> まあ、研究室と展示会のデモレベルでは動いているだろうけれど。

 俺様の肥を聞いて、もとい、声を聞いて、IA-64用Windows 2000のプレビュ
ー版が発表されるようです。
 当然、64bit版のWindows 2000ですよね。まさかとは思うけど、32bit版のま
までIA-64で動くだけなんてことはないでしょうね(笑)。

乳の詫び状(2000/07/14)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「エシュロン」関連講演会のお知らせ
---
 稲田さんから。
--- ここから ---
 少し前に中村さんが紹介してくださった「エシュロン」の件ですが,今度
JCA-NET主催で,下記のような講演会があります。よかったら,中村さんのサ
イトでも紹介くださいませんか。

 よろしくお願いいたします。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●電話・ファックス・e-mailを根こそぎ盗聴している!!
恐怖の国際通信監視システ ム「エシュロン」を知っていますか?
  日時:2000/7/18(火)午後6時15分 
  会場:シニアワーク東京(飯田橋駅7分)
  講師:
  ダンカン・キャンベルさん(英国テレビプロデューサー)
    クリス・ベイリー(進歩的コミニュケーション協会メンバー)
    オ・ビョンイル(韓国市民運動・NGOのための進歩ネットワークセ
   ンタースタッフ)
  参加費:1000円
  主催:JCA-NET(TEL03-3291-2875) 
※集会の詳細は
http://www.jca.apc.org/jca-net/news/press/20000619.html
--- ここまで ---

 「Echelon(エシュロン)」は、主に米英がやっている国際的な電子ネットワ
ーク盗聴システムのことです。
 米英の政府は、これを使って、インターネットの電子メールをはじめ、あら
ゆる通信の盗聴をやっていると噂されてきましたが、その存在がほぼ確実にな
っています。
 現在では、産業スパイをはじめとしたスパイ活動に使われているようです。
 これの存在が明らかになったことから、EUでは大騒ぎ。フランスなど公式調
査を始めるといってます。アングロサクソン対ラテンの戦いか。:-)

 HotWired Japanの検索で、「エシュロン」や「Echelon」を入れると、
http://www.hotwired.co.jp/news/news/Culture/story/3862.html
『エシュロン』問題:CIA前長官、欧州での贈収賄活動監視を確認
や
http://www.hotwired.co.jp/news/news/Culture/story/20000508206.html
英国政府がネット監視システムを準備中
が出てきます。
 ZDNet Japanの検索で、「Echelon」を入れると、たとえば
http://www.zdnet.co.jp/news/0007/06/echelon.html
米英が「Echelon」で産業スパイの疑い――フランスとEUが公式調査へ
が出てきます。

 日本の場合は、スパイ活動のほとんどは、アメリカにおんぶにだっこですか
ら、お前もやれとアメリカにいわれたら、エシュロンに参加するんでしょうね。
というか、もう参加して使ってるのかな。
 それも、一方的に日本の機密情報を盗まれるだけの片方向でだけ(爆笑)。
 笑いごっちゃ、ないばい。
 公安の人間はCIAに研修に行って、逆にCIAのスパイに仕立てられて戻ってく
ることが多くて、それで日本の機密情報は筒抜けなんだそうですね。まあ、オ
ープンでいいけどね。
 日本の政治家の情報は、女と金ばっかり。国家戦略ゼロ。ロクなネタがない
から、アメリカも、もう日本をスパイする価値がないと思ってたりして。

乳の詫び状(2000/07/13)

 Ring Server Project関係

 詳しくは、ringの最新ニュースをご覧ください。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: デーヴァナーガリー表示システム(その2)
---
 みなさんから、あれこれ、メールが来ました。ぼくには難しい話ばかり(苦
笑)でまとめられないので、そのまま紹介します。みなさん、同じことを言っ
てるようで、でもニュアンスが違うようで、でも、ぼくには知識がないので、
よーわーらんです。
 結論としては、ぼくがやったNakamura Shozaburoは間違いだったということ
です。あれじゃ、「なかむらしょうざぶろう」とは発音できんらしい。

 ASAHIネットのjouwa/salonで益山さんから。
--- ここから ---
> ウェブには出したい(笑)。ほんとに合ってるんだろうか。
ウェブの方を拝見しましたが, shozaburo が「スホーザブロー」になってます
 :-)

> 梵字(サンスクリットの文字)
サンスクリットはいろいろな文字で書かれますが, 現在のインドではデーヴァ
ナーガリーを使ってます。ヒンディー語・サンスクリットの他にマラーティー
語・コンカニ語・ネパール語・パンジャービー語でもデーヴァナーガリーを使
用しています。

肝腎なことを言い忘れてました。

ほら貝にもちょっと書いてあったと思いますが, ヒンディー語では a を発音
しないことがあるため, nakamura shozaburo と書いたつもりでもnakmur 
shozburo としか発音してもらえない可能性があります。

これを防ぐには「ナカームラー ショーザーブロー」のように長い a を使いま
す。

「いやサンスクリットのつもりで書いたんだ」と言い張ればいいかもしれませ
んが, サンスクリットには z がないという問題が...
--- ここまで --

 窪田さんから。
--- ここから ---
まず、デーヴァナーガリーという文字ですが、これは元々サンスクリット語の
ために作られた文字だったと思います

# サンスクリット語自体、民衆の間で使われていたプラークリット語を、宮廷
# で使用するために体系的に作り直した雅語であると習いました。

ですから、いわゆる梵字とデーヴァナーガリーが同じように見えるのは、不思
議ではないと思います。よく日本の墓地などに行くと、梵字のようなものを縦
書きしてあるのが目につくと思いますが、あれは梵字ではなくシッタン文字
(本当は漢字で書くんですが……ド忘れしました ^^;)と言うんだったと思いま
す(全然違ったかも。もう、8年前の話なので)。

# シッタン文字は50音表の元になったそうです。確かどこかに当時もらった資
# 料があったはずなんですが……。

それはともかくとして、中村さんの名前をデーヴァナーガリーで書くとどうな
るか、というのですが、あの自動生成ページを見た感じですと、"$oozaburoo"
(あるいは"Soozaburoo")と入力して生成されるのが、日本語の発音に一番近い
と思います。

# "サ" だけでも Sa/$a/sa (教科書では、最初のsaはsの上にアクサンテギュ
# のような記号が、二つ目のsaはsの下に点がついて、どちらも"シャ"という
# 感じの発音だったと思います)

サンスクリット語は、母音が非常に多くて、短母音と長母音を書き分けるので、
"$oo"はともかく"zaburoo"はあってると思います。

実は、学生時代から今だ大事に保管してあるサンスクリット語の教科書/辞書
には"za"にあたる発音がなく、今回初めて知りました(見た所、"ja"の下に点
がつく格好になるようです……って、どうでもいいですか、それは ^^;)。
--- ここまで ---

 川尻さんから。
--- ここから ---
さて、11日付けでお書きになられていたデーヴァナーガリーのことなのですが、
現在ヒンディー語で用いられているデーヴァナーガリーと、サンスクリット語
で用いられていたデーヴァナーガリーは、全く同じものです。厳密にはサンス
クリットにはない音を表すために若干の追加はありますが。
日本人が「梵字」と聞いてふつう思い出すのは卒塔婆に書いてあるアレだと思
うのですが、あれは悉曇文字といって、グプタ文字に端を発するもので中國経
由で空海が持ちこんだものです。

苫米地さんも永崎さんも仏教学者ですから、デーヴァナーガリーを表示するこ
とはサンスクリットを表示することであり、ヒンディーのことはあまり意識し
てないんではないかと思われます。

サンスクリットを普通のアルファベットで表示する転写方法は業界でも統一さ
れていなくて、Emacs 21.1 (になるもの) ではインド言語の見直しをして、さ
まざまな転写方式との encode, decode をできるようにしよう、という作業が
なされているのだそうです。Xemacs では守岡さんが多言語表示に取り組まれ
ていますね。
--- ここまで ---

 Katoさんから。
--- ここから ---
show さんのサンプルは、確かにローマ字をそのまま置換するとあの形になり
ますが、実際にはあの綴りだと「なかむら」「しょうざぶろう」ではなく、
「ぬくむる」「すほーうざぶろ」と読まれてしまうんじゃないかと思います。

多分 naak'aamuraa Souzaburou (S は大文字ね) と入力して表示される綴りの
方が発音としては近いような気がします。あんまり自信ないですけど (^_^);
--- ここまで ---

 ということで、
naak'aamuraa Souzaburou
でやってみて、またウェブに出してみようかなと。
 今回わかったことは、いろいろ詳しい人がいっぱいいて、その人たちの助言
を得られる幸福な境遇に、自分はいるんだということです。ありがとうござい
ます。

 ということで、naak'aamuraaとSouzaburouのデーヴァナーガリーです。

naak'aamuraaのデーヴァナーガリー

naak'aamuraaのデーヴァナーガリーのイメージ

Souzaburouのデーヴァナーガリー

Souzaburouのデーヴァナーガリーのイメージ

 これとこの前のを比べると。

nakamuraのデーヴァナーガリー

nakamuraのデーヴァナーガリーのイメージ

shozaburoのデーヴァナーガリー

shozburoのデーヴァナーガリーのイメージ

 「少し、長くなったな」くらいしか違いがわーらん。\(^o^)/

乳の詫び状(2000/07/12)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 山下さん、訂正
---
 山下さんの友人の久田さんから。
--- ここから ---
先日東京都中野区であったのはインプレスが仕切った仮葬儀(ほとんど社葬)で
す。
(通夜は終わってしまいましたが)本葬は以下の日程で実家のある熊本にておこ
なわれるそうです。
--- ここまで ---

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Lisp本の紹介
---
 Lispの本がいくつか出ています。

・山本和彦著「リスト遊び Emacsで学ぶLispの世界」(アスキー)(ISBN4-7561
-3442-4)

 その名の通り、EmacsでLispの入門をしてしまう本です。これを卒業して、
本格的にEmacs Lispで書こうと思ったら、

・Bill Lewis, Dan LaLiberte, Richard M.Stallman, GNU Manual Group著
「Emacs Lisp リファレンスマニュアル」(アスキー、ISBN4-7561-3414-9)

が手元にあるといいかも。
 これの前身の書は、ビレッジセンターが売っています。

・Free Software Foundation著、Walking Lint訳「GNU Emacs Lisp Manual」
(ビレッジセンター、ISBN4-938704-02-1)

 詳しくは、
http://www.villagecenter.co.jp/book2/com/emacs_lisp.html
ビレッジセンター版「GNU Emacs Lisp Manual」。
をどうぞ。
 この本は、定価4,854円の内の2,000円は、GNUプロジェクトの総本家FSF
(Free Software Foundation)への寄付金になっています。

 Schemeでは、

・ケント・ディブィグ著、村上雅章訳「プログラミング言語SCHEME」(ピアソ
ン・エデュケーション)(ISBN4-89471-226-1)

が出ています。これは入門向けでわかりやすいと思いました。Revised 5 
Reportの日本語訳も巻末についているのがお得感があるかも。
 「計算機プログラムの構造と解釈 第二版」もそうですけが、担当編集者の
藤村行俊氏の尽力に感謝します。

 これらの本をもっといじくった形で紹介した文章は、Linux Japanの次の号
に出ます。「Bravo! Linux」の第27回です。乞う、ご期待。

乳の詫び状(2000/07/11)

 乳の詫び状のバックナンバーのリンクが間違っていたのを修正しました。Thanks > 天野さん、Matsuokaさん

 Ring Server Project関係

 詳しくは、ringの最新ニュースをご覧ください。特に、今後は省庁の統廃合に伴ってサーバが廃止になるので、ドメイン名としては、「ring.gr.jp」を使ってください。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: DBPro for Windows Ver.4 ユーザマニュアル
---
 DBPro V.4のユーザマニュアルがDBPro V4 のユーザマニュアルがビレッジセ
ンターより bookw@re シリーズとして7月14日に発売されます。DBPro V4 CD付
き。B5判432ページ/1,800円。ISBN4-89436-135-3 C3
 詳しくは、
http://www.villagecenter.co.jp/book/bookware-dbpro.html
DBPro for Windows Ver.4 ユーザマニュアル 
をどうぞ。
 これ、製品と同じフル機能の体験版DBProのCDが付いて、マニュアル込みで
1800円というお得な本です。気に入ったら、正式ライセンスを購入するという
ことになります。
 買ってやってください。せめて手にとって周りに吹聴してください。お願い
します。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: デーヴァナーガリー表示システム
---
 これもメールが埋もれて忘れてしまっていた話。「電脳社会の日本語」につ
いてデーヴァナーガリーが話題になったときに、頂戴したメールでした。
 永崎さんから。
--- ここから ---
ここ数日、忙しくてみてなかったんですけど、デーヴァナーガリーの話がでて
いてちょっとびっくりしました。タイムリーなことに、今、ヒンディー語をデ
ーヴァナーガリーで表示するためのシステムをつくっているところだったので
す。
http://202.13.4.235/~nagasaki/test.html
今のところこんな感じなのですが、色々入力してみていただけると、とまべち
さんが書いておられる「デーヴァナーガリーの難しさ」というのがわかるんで
はないかと思います。
--- ここまで ---

 やってみたら、色がblackとblueが逆になってるみたいでした。
 やっていいのかどうか訳もわからず、nakamuraとshozaburoをやって、字を
作ってもらいました。ウェブには出したい(笑)。ほんとに合ってるんだろうか。

 梵字(サンスクリットの文字)とデーヴァナーガリーって字の形が似ているん
ですってね。いつのだったか。「TRONWARE」を見たら、両方が並べてあって、
ああ、似てるなあと思いました。ルーツは同じなのかも。

 ということで、nakamuraとshozaburoのデーヴァナーガリーです。

nakamuraのデーヴァナーガリー

nakamuraのデーヴァナーガリーのイメージ

shozaburoのデーヴァナーガリー

shozburoのデーヴァナーガリーのイメージ

 なんか、子供たちが雲梯に思い思いの格好でぶら下がってはしゃいでいる風に見えますね。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: インプレスの山下憲治氏が
---
 インプレスの山下憲治氏が7月7日にお亡くなりになりました。「できる」
シリーズや「Internet Watch」「PC Watch」などの「Watch」シリーズを作っ
た編集者です。享年34歳とのこと。あまりに早すぎる死です。
 山下さんは、Ring Server Projectの立ち上げ当初、Ringのミーティングに
も来てくださって、Ringを支えてくださった方です。国分寺の呑み屋で、あれ
これ言い合ったことが思い出されます。ここでも、論争めいたことやったこと
がありますね。あまりのことで、ショックがでかくて、彼の訃報を知った昨日
夕方から、茫然自失でした。
 すでに告別式などは日曜日に行なわれてしまっていて、出席もかないません
でした。ご冥福をお祈りいたします。
 山下さんのウェブページは、
http://home.impress.co.jp/staff/ken/
です。
 ぼくももう40歳過ぎましたけど、そろそろ子供の頃からの友人や同級生が死
に始めるんですよね。つい、10日くらい前かな。小学校のときの福永君が亡く
なったことを知らされてびっくり。福永君は、スポーツ万能で、足も速くて走
り幅跳びで県大会に出るような人だったんだけど。
 それから人生の恩師の方々の訃報もつらいですね。
 ぼくも最近の体調の悪さからいえば、あんまり他人事じゃないと思いつつ、
「まーた、病気になりたがり病」なんて言われちゃってるんですよね。\(^o^)/

乳の詫び状(2000/07/10)

 福岡ダイエーホークス、西武ライオンズとの札幌決戦に2連敗。これは痛い。優勝の行方を左右する2試合だった。ホークスは2試合とも勝ちゲームを落として、ライオンズは負けゲームを逆転勝ちだからね。

 ケーブルテレビが完全中継してくれたから観たけど、勝負のアヤがあちこちにあって、とっても見応えがあって面白いゲーム展開。書いている時間が今日はないので、後日時間があれば。

 キーはライオンズのルーキー貝塚。ところが、テレビやスポーツ紙は松坂の好投をでかでかと扱った。日本のスポーツマスコミは、やはりレベルが低い。目利きがいないね。だから、あの徳光みたいな不愉快な奴がのさばるんだね。徳光および読売、公共の電波の私物化はやめろ。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 鳳啓助か赤塚不二夫か
---
 「忘れようとしても思い出せない」をcopyright (c) 鳳啓助 :-)と書いたら、
匿名希望さんから違うんじゃないかと。
--- ここから ---
これ、(c)鳳啓助ですか?  赤塚不二夫「天才バカボン」の比較的若い巻で、
バカボンのパパが「忘れようとしても思い出せない」と言ったのが最初だと思
ってましたが。一体正しい帰属はどちらでしょう。
--- ここまで ---

 ぼくが書いたcopyright (c)自体は、冗談ですからどうでもいいんですが、
最初に考えて発表したのは誰かというのは、ギャグ界の大問題ですね(笑)。
 ぼくは、「天才バカボン」のほうの記憶はないです。大体、そのころの赤塚
作品なら、「天才バカボン」より、「レッツ・ラ・ゴン」のほうが好きでした。

 果たして鳳啓助か赤塚不二夫か、はたまた別の誰かか。
 紫式部だったりしてね(爆笑)。怒った清少納言が訴訟を起こすかな。

乳の詫び状(2000/07/09)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。ウェブでは該当部分は、すでに訂正しています。

標題: うひゃー、嘘ばっか
---
> 昭和64年の1月5日でこれが金曜日。で、翌週1月7日の月曜日が崩御と
新元号平成の発表(故小渕前首相がやった奴です)。

 大嘘です。1月7日が土曜日、1月5日は木曜日でした。
 そもそも、5日が金曜日だったら2日後の7日は日曜日じゃんよー(笑)。
 天皇崩御は、社会の混乱が起きないように発表を延期していて、休日前に発
表した説が当時ありましたね。

 メールでは、愛原さんが指摘してくださいました。ありがとうございます。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 東芝フロッピー問題
---
 匿名希望さんから。
--- ここから ---
 この、「フロッピーの欠陥問題で実被害がなかった」という東芝の主張には
異聞がありますのでご報告しておきます。
 以前、SAPIO でこの問題を取り上げていたのですが、(いつのだったかは失
念してしまいました。)その中に原告側の弁護士へのインタビューが掲載され
ていました。
 その中で、弁護士は東芝との和解の条件に弁護士が行なった被害状況の調査
結果を公表しないことが含まれているということを話しています。
 また、この弁護士は  「東芝のような強力な企業が、実被害が出てない状況
で
    和解に応じるものだろうか?」というようなことも言っています。
 SAPIO のほうでは、  「アメリカの企業ゴロ弁護士に、いっちょ物言いつけ
たろ」みたいな感じで取材にいったらしいんですが、弁護士が提示した資料に
ねじ伏せられには思うような形の記事に仕立てられなかったようです。
 というわけで、わたしは
  「フロッピーの欠陥問題で実被害がなかった」
という東芝の主張には強い疑念を抱いております。
--- ここまで ---

 たしかにこの線はあるんでしょうけど、東芝および関連企業は、アメリカで
はココム違反でスケープゴート的に血祭りに上げられたり、いいカモという企
業イメージがあるんじゃないかなとも思うんですよね。
 だから、IBMやCOMPAQを攻める前に、東芝を攻めてみたら、「なんと和解し
やがった、ラッキー」ってな流れも、個人的には捨てきれません。
 実被害がないのに、何百億円か払うということは、可能性だけで金をむしり
取れる悪しき前例になるだろうし、株主に説明がつくのかなと。
 とにかく中国には説明がつきませんよね。
 まさか、「日本は経済的、政治的、軍事的に、つまりほとんどあらゆる面で
アメリカの属国だから金を支払ったんであって、あんたら中国は、共産主義だ
から、絶対金は払わない」なんてことは、言えるわけがないし。\(^o^)/
 どうせそこまでいうなら、「悔しかったら、日本をアメリカからぶんどって
みろ」とかタンカを切ったりして。
 そしたら、中国は、「んーーー? あ、そ。おどりゃ、後悔せんと、こーゆ
ーとるわけやね」なんていって、いきなり、アメリカに宣戦布告したりして。
 でも、アメリカも本気で戦争する気はないんで、「ここはひとつ。日本を1
年おきにお互いが所有することで、どう? おれら、日本から金をむしり取れ
ればいいんだし。ま、沖縄だけは、おれ、ずっと持ってたいんだけど、それも
交渉次第で」なんて提案をして、中国も乗って、結局、日本は、偶数年がアメ
リカ、奇数年が中国の持ち物になって、世界初のシェア国家(笑)。
 ソフトのシェアウェアは、「気に入ったら、お金を払ってください」だけど、
シェア国家日本は、「気に入るまで、あれやこれやの難癖を突きつけて、金を
むしりとってください」(爆笑)。
 やっとれんのお。

乳の詫び状(2000/07/08)

 つまらんネタですけど、このコーナー「乳の詫び状」っていうんですよね。雪印の事件にぴったりしすぎ。

 生まれる4年前に起きた森永砒素ミルク事件について、なぜ、私は幼稚園のころだと記憶していたのかという大問題(笑)について、古林さんから、jouwa/salonでコメントがありました。

標題: Re: 森永砒素ミルク事件
---
>showさんの記憶は補償問題で騒ぎになっていたころのことでは?

 なるほど。時期的にはそうなるんですか。

>補償交渉の結果、ひかり協会という被害者支援の機関が作られ、今でも
>被害者(45歳ぐらいになってます)に対して年に1回は検診が
>行われています。私の施設にも被害者が数人いて、ひかり協会から
>検診の依頼があります。
>
>森永が偉いのか、はたまた、将来を見越してこういう機関を作らせた
>中坊公平さんが偉かったのか、わかりませんが。

 森永はそういうことをやってるわけですか。
 でも、森永が責任を認めるまでずいぶん時間がかかったでしょう。
大体、あのころの公害訴訟は、和解などに至るのに10年20年は
平気でかかって、その間、被害者は苦しみながら血の悔し涙を流して
死んでいくパターンですよね。
 国や会社は責任を認めず裁判を引き延ばせば、どんどん被害者、
関係者が死んで、そのうちうやむやになって万歳三唱ってな、感じを
抱きました。

 中坊さんは、森永砒素ミルクの弁護団長だったんですね。検索したら
いろいろ出てきました。しかも、森永砒素ミルクで弁護士として、
人間としての転機がやってきたわけですね。たとえば、
http://www.president.co.jp/pre/9712/022.html
「平成の鞍馬天狗」中坊公平がゆく
をどうぞ。プレジデント社のバックナンバーですね。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。川田さんが、計算間違いを指摘してくださったことへのコメントです。なお、ウェブでは、昨日の該当部分はすでに訂正しています。

標題: 1965年(昭和30年)?
---
 すみません。ご指摘通り、えらい簡単な算数を間違ってしまいました。
 もういっぱいメールがきました。
 森永砒素ミルクは、昭和30年で、これは西暦で1955年です。1965年ではあり
ません。訂正してお詫びします。

 昭和から西暦への変換は25足せばいいんですけど(正確にいうと1925を足す
のですが、1900は省略)、そんな簡単な計算、しかも、30というキリのいい数
字にすら足し算できませんでした。大馬鹿ですね。ああ、恥ずかしい。

 ついでにいうと、ぼくは平成と西暦の変換ができません。だから昭和が終わ
ってからは、ずっと西暦で物事を憶えています。でも、昭和の時代、特に子供
の頃のは、昭和で憶えているんですよね。

 平成と西暦の変換って、平成12年が西暦2000年だから、88(正確には1988)を
足すか引くかすればいいんですよね。でも、88なんてむずかしい。\(^o^)/

 それから、平成元年が西暦あるいは昭和何年にはじまったかということにつ
いては、ぼくは、ソフトヴィジョンのウェブに行って、会社案内で設立年をみ
ます。
 昭和64年の1月5日でこれが木曜日。で、1月7日の土曜日が崩御と
新元号平成の発表(故小渕前首相がやった奴です)。それでぼくらは半分冗談で、
ソフトヴィジョンのことを、昭和最後のソフトハウスなんていってるんですけど。
 昭和がわかれば、西暦はすぐ計算できると。計算間違いさえしなければ(爆
笑)。

http://www.softvision.co.jp/
ソフトヴィジョン

 いま、行ったら、お詫びが出てますね。社内のメール配信がおかしかったこ
とに、ずっと気づいてなかったということですね。
 雪印を笑えんのお。\(^o^)/

乳の詫び状(2000/07/07)

 今日は七夕ですね。年1回の逢瀬を楽しみましょう。って相手いないんですけど。ガクッ。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

「雪印、食中毒(その2)」は昨日の朝ですから、文中の昨夜は2000/07/05のことです。次の「森永間違い」は今朝のものです。

標題: 雪印、食中毒(その2)
---
 雪印の食中毒、1万人超えたそうですね。

 事件のもみ消しやったり、嘘の発表をし続けたのもわかるよ。ずさんな衛生
管理、品質管理が日常的であることがバレるのを恐れたんでしょうね。
 東海村の事故とか見て、雪印の幹部って、何にも感じなかったんだね。まあ、
あの記者会見を見たら、何にも感じなかったはずだと思うね。
 社長がしどろもどろで要領を得ないし、森総理顔負けの失言のオンパレード。
副社長だかの幹部は、「黄色人種の2割は牛乳を飲むと下痢をするから」など
と、すごい説明。テレビだから、前後の文脈が不明だが、それでも、神経わか
らんわ、こいつらと思った。

 昨夜のNHKでいってたけど、雪印の東京の日野工場、ここ、設備の洗浄記録
がないんだって。だもんで、東京都が衛生管理がなってないと、いくつかの部
分で操業中止の指導をするといってました。
 やっぱりねえ。
 石川社長をはじめ、雪印幹部の発言のでたらめさ、無責任さからして、大阪
の工場だけじゃなくて、全工場、全製品でたらめに違いないとピンときて、全
雪印製品の不買と廃棄モードに入った近所のお母さんたちの勘は鋭かったね。

 おれ、雪印ブランドって、信用してたのにね。それも、コマーシャルやスキ
ー選手を使ったイメージ操作に踊らされていただけってことで、だまされてい
たおれが馬鹿だったと、まあ、それだけの話だけどね。

 日テレのニュースで、部長やらが患者のところにお詫び行脚している模様が
出てましたが、トップが馬鹿だと現場が苦労する典型でした。
 1万人以上回るために、中国四国や東京からも雪印社員の動員をかけている
といってたけど、そもそも、来てもらっても、迷惑なだけと思う人、多いんじ
ゃない? 「下っ端が来たってしょうがない、来るなら社長が来い」、「そん
な誠意もどきでごまかされるもんか、言葉より被害補償」ってことに、結局、
なるでしょう。

 Hirooさんがいってたけど、参天製薬の電光石火の見事な対応と比較して、
雪印はあまりにひどいね。おれ、参天製薬のあの対応を見て、よしよしご褒美
にまた買って進ぜようなどと思ったモンね。これもだまされているのか?
 参天製薬は数億円の損害だったそうだが、雪印は、これ、このままなら経営
危機でしょう。
 雪印製品には手を出すなというイメージは、ずっと残るよ。おれなんか、幼
稚園から小学校近辺が、森永砒素ミルクの世代だから、いまでも森永製品には、
手を出さないもんね。エンゼル・パイと小枝とチョコボール以外は(いっぱい、
手を出してるじゃんよ)。
 宮崎学がやったグリコ森永事件のとき(やってないよ、宮崎さんは。キツネ
目の男にそっくりというだけでさ)、グリコには同情したけど、森永には同情
しなかったもんね。だって、グリコの社長は、犯人の命令で、グリコのマーク
と同じ短パン・ランニングシャツ姿で、雨の御堂筋を300メートル走らされた
んでしょ(そんな話勝手に作るなよ)。伴走がオウヤン・フィーフィーだったら
しいね(漢字、書けねえのか、お前)。
 雪印所属のスキー選手なんか、身の振り方、考えはじめてたりしてね。
 あ、でも、そごうと同じで、雪印をつぶすと、酪農家や北海道経済に甚大な
影響が出るなんちゃって、また、税金投入かな。\(^o^)/
 税金投入するくらいなら、そごうも雪印もつぶれてほしい。自業自得なんだ
もん。

>昨年の東芝事件同様、無責任な管理職がいると会社は大変なことになるという
>良い例ですね。

 東芝といえば、フロッピーの欠陥問題、中国であれからどうなったんですか
ね。
 実害もなかったのに、馬鹿な和解をして何百億円も払ったといって、同業他
社から馬鹿扱いでしょ。東芝の説明だと、万が一訴訟に負けたら1兆円単位の
賠償金になるから和解したことになってるけど、それこそ、相手の思う壺だよ
ね。ポーカーと一緒なんだから。
 挙げ句、アメリカで大金払ったのに、中国で払わないのはなぜかと中国でや
られてますよね。中国が済んだら、EUでやられて、次はロシアなどと世界一周
して、とことんむしられるんじゃないか。
 トータルすると、1兆円を軽くオーバーして、それだったら、安易な和解な
んかしないほうがよかったなんてね。後の祭り。
 しかも、それらの訴訟を全部、同じ弁護士が裏で糸を引いていたら大笑いだ
ね。
標題: 森永間違い
---
 中山さんから。
--- ここから ---
細かいことですけど、
jouwa/salon に
> おれなんか、幼稚園から小学校近辺が、森永砒素ミルクの世代だから、いまでも
> 森永製品には、手を出さないもんね。エンゼル・パイと小枝とチョコボール以外は
> (いっぱい、手を出してるじゃんよ)。
とお書きになっていますが、粉ミルクは森永乳業、お菓子は森永製菓の筈です。
--- ここまで ---

 げげーん。そ、そ、そうだったのか(笑)。
 でも、こう指摘されてもやっぱり森永は1つとしか認識できていません。意
識が自動的に両方まとめてシャットアウトしちゃうみたい。
 幼いときの大事件ですから、
 森永 → 砒素ミルク → 森永のつくのは全部一緒にアウト
という強固な流れができてるみたいです。三つ子の魂百までということでしょ
うか。

 とかいいつつ、明治だって明治乳業、明治製菓はありますよね。
 明治が不祥事起こしたとき、明治乳業、明治製菓両方アウトになるかという
と。
 うーん。
 。。。ちょっと考え中。。。
 。。。。。。。。。。。。
 やっぱり、おれ、両方、アウトみたい。\(^o^)/
 三つ子の魂うんぬんより、区別ができんという、それだけのことみたいね。
 森永製菓のみなさま、以上、訂正してお詫びします。

 あのころ、身近に起きた同種の事件としては、カネミ油症は大きかったです。
 子供ながらにPCBという言葉を意味もわからず憶えましたし、食い物に変な
ものが混ざっていると、とっても怖いという意識が刷り込まれました。
 ほかに水俣病があり、イタイイタイ病、スモン病や四日市喘息とかありまし
たけど、カネミは福岡県がメインで、たしか小倉工場だったんじゃないかな。
 食品にまつわる大事件では、何10年も経ったいまも苦しんでおられる方が
いらっしゃるわけで、それだけ直接体内に入るものを作る食品メーカの責任は
重いと思うんですよね。それなのにナンバー1の雪印が、あそこまでひどい品
質管理体制と無責任経営陣だったというショックは、ぼく個人にとっては、と
ても大きいです。

 いま調べたら、森永砒素ミルクは、1955年(昭和30年)ですね。ぼくが生まれ
る4年前です。でも、記憶だと幼稚園のころ大騒ぎしている記憶があるんです
けど。ひょっとして、生まれる前から記憶があるんでしょうか。\(^o^)/ 
 4年も前だったら、受精すらしてないよな(笑)。前世の記憶か、お前は(爆
笑)。
 松本零士の「ミライザー バン」だな。

 そういえば、最近、一時ほど、環境ホルモンっていわなくなった気がします。
もう喉元過ぎたんでしょうか。あれも結局、食べ物から体内に変なものが入っ
ておかしくなる話ですよね。
 前、何かの雑誌かな、河川が環境ホルモンに汚染されて、それが海に流れ込
んで、それが魚の体内に蓄積されるんだから、近海物というのか、たとえば東
京湾で獲れた江戸前の魚なんか食ってると一番危ないなんて話が書いてありま
した。
 理屈としてはほんとのような気がしますが、現実に危険なレベルの汚染があ
るんだろうかと思ったのですが、どうなんでしょうね。
 もし、あっても、漁業関係者の死活問題だから、マスコミは報じないかもし
れないな。

乳の詫び状(2000/07/06)

 2000/07/05のASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 雪印、食中毒
---
 あの雪印の7000人規模の食中毒。
 事件もみ消し工作やらあって、めちゃめちゃだね。
 妻が言ってたけど、最初にテレビに映った雪印の奴の印象がすごく悪かった
そうな。
 「スーパーなど販売店レベルでの管理が悪かったんじゃないか」ってなこと
を、横柄にいったそうで、妻はそれだけでもう雪印は買わんなどと憤慨していま
した。
 で、あのあと、工場の証拠隠滅工作やらがバレて、あれじゃ、他の製品も信
用できないよね。近所のお母さんたちは、完全に全雪印製品、廃棄処分状態に
なったようです。
 大メーカー製乳製品なんて品質にはほとんど差がないわけだから、ブランド
イメージだけですよね。それがこんな有様になったら、これ、ダメージはすご
く大きいでしょう。
 雪印株は、大暴落だし、倒産まで想像しちゃいますね。まあ、でも、森永も
砒素入りミルクを売りまくって(森永砒素ミルク事件)、障害児作って、大ダメ
ージだったけど、まだ会社はあるもんね。\(^o^)/
 最初のちょっとした処理を間違えたために、ここまで打撃を受けるんだもん
ね。恐ろしいことです。
。
 雪印はCM自粛なんていってるけど、テレ朝の「料理、バンザイ」はどうなる
んでしょうか。あれ、雪印の単独スポンサーですよね。放映中止?

乳の詫び状(2000/07/04)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 冷房と風邪
---
 土曜日、あまりに寝苦しかったので、冷房して寝ました。もちろん、タイマ
ーで切れるようにしてました。
 でも、一発で喉をやられました。
 ずっと仕事で疲れがたまっていて、Linux Japanの原稿もようやく渡したあ
となので、緊張の糸が切れていたんでしょうね。
 日曜日から熱が出て、昨日まで会社を休みました。昨日は熱もほぼ下がった
けど、念のためということで。
 ともあれ、季節の変わり目。風邪やら食中毒やら、みなさんも、お気をつけ
ください。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「電脳社会の日本語」について(その2)
---
 苫米地さんから。
--- ここから ---
「ホットコーナー」で先般のメイルを御紹介いただき, ありがとうございます。

誤解を避けますために申しそえますと、某教授が私に批判を依頼されたのは、
ご自身の専門はあくまで漢字処理であって、アジア言語一般ではないというこ
とからだと考えております。たとえ、『電脳社会の日本語』の内容に「感覚的」
にあやしいところをみつけたとしても、具体的な批判はより詳しい人間に委ね
るというのが学者としての良心であり、これが「裏で手を回す」というような
ことにはならないと思います。実際、同書の漢字関連の部分については、某教
授自身で加藤氏に訂正の必要な箇所を伝えておられますし。

(逆にいえば、自分の専門外でよく調べずに知ったかぶりをすると恥をかくと
いうのが、『電脳社会の日本語』から得られる教訓とも言えるでしょうから。)

以上、先般のメイルで明確にしておくべきでした。
--- ここまで ---

 これなら、わかります。
 ただし、それは、「具体的な批判はより詳しい人間に委ねるというのが学者
としての良心」だからではありません。自分の専門部分は批判を書かずに、専
門外の部分を「具体的な批判はより詳しい人間に委ねる」のは良心ではありま
せん。
 某教授の専門部分については、自分で書いたという、「某教授自身で加藤氏
に訂正の必要な箇所を伝えておられます」ことから、それならわかるといって
るのです。その点、誤解なきように。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
---
 昨日、風邪のリハビリに(笑)、たまさん、ベさん、お薦めの「ブエナ・ビス
タ・ソシアル・クラブ」を観に渋谷まで行ってきました。久々の渋谷はすっか
り様変わりでした。
 ラテン音楽好きなら行ったらいいよという、それだけの予備知識。大体、
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のCDがあって、グラミー賞になったこ
とすら、この映画で初めて知ったくらいです。
 そんな、トーシロー状態で観たんですが、めっちゃめちゃ面白いね、これ。
 キューバ音楽の伝説のミュージシャンたちというだけあって、とんでもない
ね、この人たち。もう80歳や90歳にもなって、普段は足下もおぼつかない
のに、楽器を持ったりマイクの前に立つと、とんでもない。バリバリもバリバ
リ。
 キューバ革命あり、キューバ危機あり、アメリカの経済封鎖とソ連崩壊によ
る経済的苦難ありで、辛く耐え難い過去もあったろうに、自分の人生を振り返
るときの表情がいいです。深くて気品があって、人生の円熟だね。涙が出たよ。

 昔の歌だから、「くしなしの花を贈ろう。愛しい人よ、枯らさないで」など
と、歌詞がノスタルジック。でも、いまの日本のポップスの自動化された平板
で月並みな歌詞ばかり聞かされる日常にあっては、非常に新鮮。「人生で素
敵なものは、女と花とロマンスだ」なんていわれると、クラクラしちゃうね。
90歳でもまだ6人目の子作りに励んでいるなんて、すごすぎ。
 面白い体験をしたのが、カルデーラという曲かな。歌詞が、「ろうそくを消
し忘れて寝たから部屋が火事になった。消防車を早く呼べ」ってな歌詞なんで
す。
 これ、王様がやった、ディープ・パープル「スモーク・オン・ザ・ウォータ
ー」の直訳ロックみたいな感じがして、妙な浮揚感が味わえました。
 直訳ロックは、直訳のクソ・リアリズム。こっちは、ラテン文学のマジック・
リアリズムなんでしょうか(笑)。
 言葉に力があるよね。リズムがいいのは、いわずもがな。歌唱力もすばらし
いから、深く心に響いてきます。

 12弦ギターというか、リュートみたいな、ラウーとかいう楽器が出てきて、
ちょっと気になりました。

 朝11:10からの回でしたが、客席は8割ほど埋まってました。しかも、50
歳,60歳といった年輩の方の比率がとても多かった。社交ダンス方面と関係
あるんですかね。それとも、青春時代に聴いたミュージシャンたちなんでしょ
うかね。
 スクリーンの向こうでもこちらでも、人生の円熟を感じる映画でした。

 ロングランだったけど、7月7日で終わりです。行くならもうチャンスはあ
とわずか。場所は、渋谷のスペイン坂にあるシネマライズというところです。

乳の詫び状(2000/07/02)

 ここんとこ忙しいわ、季節の変わり目に年で体がついていかんわで、もうヘトヘト。Linux Japanの原稿、締切から10日遅れで、ようやく渡す。担当のKさん、よく我慢してくださってます。それをいうと、NHK出版のIさんには合わせる顔がない。

 ここもやっと更新できます。ちょっと前に書いたものから。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「電脳社会の日本語」について
---
 加藤弘一著「電脳社会の日本語」(文春新書、ISBN4-16-660094-X)について、
苫米地さんから。
--- ここから ---
 私、スイスのローザンヌ大学に勤務する文系研究者です。「ホットコーナー」
の大ファンで、毎日欠かさず拝見させていただいております。
 さて、6月20日づけの「乳の詫び状」に関してですが、加藤氏を少々買い被
りすぎておられるのではないでしょうか。と、申しますのも、氏の『電脳社会
の日本語』の記述には少なからぬの事実誤認がみられるからです。
 私事にわたりますが、GNU Emacs のチベット語処理の実装に関わっておりま
す縁で、去る3月に電総研主催で開催されたm17n2000シンポジウムにご招待を
いただき、久々に帰国をいたしました。その際、仏教学・東洋学での漢字処理
の第一人者である某教授とお話する機会がありました。そこで某教授が開口一
番私に言われるには、「苫米地さん、この本の批判を書いてくれませんか」と
のこと。そして「この本」というのは他ならぬ『電脳社会の日本語』だったん
です。もちろん私は漢字は素人なので、どういうことなのかいぶかっていたの
ですが、同書の196ページ以降のアジア系言語の処理の箇所で加藤氏が書いて
いることはどの程度あてになるのか、ということのようでした。というわけで
『電脳社会の日本語』に目を通してみますと、たとえば加藤氏は同書p.197で、

「これに対して、デーヴァナーガリ(ママ)文字系やアラビア文字系の表記体
系の編集は桁違いに難しく、とりわけチベット文字系の表記体系は難物だとい
われている」

と書いています。しかし実際には、加藤氏が列挙する文字体系のうち、もっと
も単純で実装しやすいのがチベット字なのです。「いわれている」というのは
どこで聞きかじってきたのか知りませんが、文字の組合せパターンが一方向だ
けではないデーヴァナーガリーなど(合字の構成要素が上下左右に位置する)
と違い、チベット語のリガチャーは基本的に垂直方向に要素を積みかさねるだ
けなので、ずっと単純です。また、合字の可能なパターンの数でも、デーヴァ
ナーガリーなどのインド系文字にくらべれば遥かにすくなくてすみます(これ
は、バッファ内部のコード配置からスクリーン表現への変換の際に重要になる
要素です)。実際、Emacsのデーヴァナーガリーを実装されている方は、この
へんで大分苦労なさっているようです。また、チベット字に話を限れば、
Unicode は加藤氏が言うほどダメダメな文字セットではありません(勿論こま
かい点で問題はありますが)。

 とこんな調子で、一事が万事、とは申しませんが、こういういい加減な文章
をみてすっかり読む気が失せたというのが正直な感想です。某教授によると、
漢字がらみでも事実誤認がかなりあるそうで、同書の「あとがき」に名前を連
ねている方々にすればいい迷惑だろうとのことでした。
--- ここまで ---

 ぼくは、日本語以外は全くわからないので、チベット語がどうのこうのがた
とえ間違っていても、認識できませんでした。ほかにも、昔の事実関係などは、
こっちは知らないことが多かったので、加藤さんの書くことを、はいはいとい
って読み進めるだけでした。
 ただ、ぼくでも事実誤認だとわかることがあっても、読む気がなくなるかど
うかは、また別です。ぼくの場合、話題の取り方や文章の流れがうまいと思っ
たので、たぶん、最後まで読む、というか読まされると思います。それが、加
藤さんの文章の芸ですよね。
 たとえば、ぼくも、あれ、これはと思うところがあったんです。JISやシフ
トJISの話の付近だったかな。でも、最後まで読みましたから。

 Unicodeについては、ぼくは、加藤さんが、Unicodeをそんなにダメダメとい
ってるとは感じませんでした。ダメダメというなら、どれもこれもまだまだダ
メという感じがしました。
 ぼく個人は、イデオロギー的なものは抜きにして、Unicodeの文字集合と符
号化方式が、現状最も現実的な解であると思ってます(ISO-10646も同様に考え
ていますが、現状の勢いという点ではUnicodeかなと)。JavaとXMLの成功は、
Unicodeを採用した点が大きいとも思っています。

 苫米地さんのメールを読んで、「こういういい加減な文章をみてすっかり読
む気が失せたというのが正直な感想です」と似た感想を持ったので、最後に記
しておきます。
 苫米地さんからは、公開するときは名前を伏せてくれというたっての希望だ
ったので、文中では某教授としていますが、「こんなのが大学教授なのか、知
識人なのか」と思いました。
 「自分の名前で批判を書けず、他人に書かせようと裏で手を回す?とは、大
学教授、知識人のはしくれとして、恥ずかしくないのか。それとも、大学や学
会の『政治』に忙しくて身に付いた手法なのか」などと思いました。
 漢字の第一人者だとしても、鯛なら頭、木なら根が腐っている感じがして、
これじゃ、ぼくの中では、評価低いですね。

追伸
 この前、もう1冊買おうなどと書いたので、新宿紀伊国屋に行ったら、ほん
と、もうなかったです。売り切れなのか、返本されたのかわかりませんが。
 そもそも、相性の悪い新宿紀伊国屋に行ったのが敗因かも。谷岡ヤスジの新
刊が出たとbook/salonで読んだので、ついでに裏のコミックのところ行ったけ
ど、やっぱ、ないもんね。
 こうなると、書泉に行くかとも思うのですが、これ、専門書じゃないからね
え。あるかどうか。古田島さんのような目利きが、コンピュータ関連のところ
に、この本を置いてくれるといいんだけどね。
 普通は、書店に注文するのが一番確実です。

 この件、XMLのメーリングリストでもごちゃごちゃ言われていたので、コメントしておきました。構想力と筆力の差は歴然としていることを指摘しただけなのにね。もう少し説明した形では、Linux Japanの次の原稿に書きましたので、お楽しみに。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Oracleスパイ事件
---
 OracleがMSをスパイしていたことがバレました(笑)。
 まあ、MSもIBMをスパイしていたことが、以前バレましたけど。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/0006/29/oracle.html
対MS極秘調査が発覚のOracle,「情報の公開は健全」とEllison氏
http://www.zdnet.co.jp/news/0006/29/oraclems.html
Oracle,Microsoftの活動を極秘調査。「恥ずべき行為」?
をどうぞ。
 MSのゲイツもOracleのエリソンもSunのマクネリも、性格は似たり寄ったり
だもんね。
 エリソンなんか開き直っちゃって、MSのゲイツとバルマーからどこにどうい
う団体に金が流れているか、記者会見で暴露しちゃって、すごいね、こいつ。
言うことがまたふるってて、「MSの情報公開は不十分」みたいなこといって、
だから、おれが言ったんだみたいな話の持って行き方。
 転んではタダでは起きないね。こうでないと、激烈なこの業界で君臨できな
いということですね。
 この暴露で、ああいう中立を装った団体にも、MSから金が流れていているん
だなというのが判明したという功績はあるでしょうね。

 産業スパイ自体は、日常茶飯事でしょう。20年前だって、日立と三菱はIBM
産業スパイ事件でやられて、富士通もその影響でIBMにたんまり金を払うこと
になったわけで、この業界に限らず、どこだってやってるってことですね。
 冷戦終結後、リストラ候補官庁だったCIAは、いま産業スパイ機関ですもん
ね。元橋本龍太郎がやった日米自動車交渉のとき、日本側の作戦は全部アメリ
カに筒抜けでしたからね。
 日本のリストラ候補官庁の公安調査庁も、産業スパイ機関になって、日本の
輸出産業を助けるようになれば、生き残る道があるんじゃないかな。

 Oracleといえば、どこかの週刊誌で日本オラクルの佐野社長、田原総一朗と
対談していたそうな。相変わらず、イケイケだそうです。又聞きですけど、
「MSはもうピークを過ぎたから、もうすぐ時価総額でOracleがMSを抜く」
「Windowsは欠陥商品。だから、ウイルスにやられる。Oracleはそんなことは
ない」
「マイクロソフトの成毛がクビになったのは業績不振だから。日本オラクルは
絶好調」
などといった、かつてのジュリアナ東京のお立ち台をみるような話がいっぱい
だそうです(笑)。
 ジュリアナ東京といえば、介護保険がらみのビジネスを始めたコムスンって、
バックのグッドウィルグループって、ジュリアナ東京で一山当てた折口という
経営者だそうですね。
 で、介護保険が思うように儲からないと思ったのか、わずか数ヵ月で4割の
事業所を閉鎖して、3割の人間を首切りだそうです。
 折口だけに、降り口の見切りが早いという、お粗末の一席でございました。

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