『ウディ・アレンの映画』
「ウディ・アレンの作品について書かれたなかで最良のもののひとつ」と賞賛される本。A4版で、「何かいいことないか子猫チャン」から「結婚記念日」までのウディ映画27本を写真入りで解説している。
『水は飲まぬこと』
ウディの処女戯曲。東欧の共産国でスパイに間違われたアメリカ人一家の脱出騒動を描く爆笑コメディ。ウディの監督でTVドラマ化され、94年12月にABCで放映された。
『愛、セックス、死、そして人生の意味』
ブルックリン大学の教授がウディの軌跡や作品について解説したもの。81年に書かれたが、ウディの90年代の活躍を驚くべき先見性で予言している。
『ウディとその女性たち』
ウディのミアとの裁判などのスキャンダル騒動に便乗して出版されたもの。ウディの昔から現在に至る女性関係や作品を元に彼の女性像の変遷を書いている。
《今月のニュース》
今月の海外図書紹介は、先月に引き続きウディ・アレン特集です。12月には新作『誘惑のアフロディーテ』が公開されるウディですが、米国ではすでにその次の『Everyone Says I Love You』が公開され、さらにその次回作がデミ・ムーアやジュリー・ドレイファスらの出演で製作中とのこと。相変わらずの精力的な活動には脱帽します。
ところでニュースがさっぱり入ってこないのだけど、トム・クルーズの出演するキューブリックの新作『Eyes Wide Shut』の製作は無事進んでいるのだろうか。また黒澤の新作時代劇はどうなったのだろうか。ご存じの方がいたら是非教えて下さい!
《海外図書紹介》 〜ウディ・アレン特集@〜
『ウディ・アレン』
唯一のウディ公認の伝記。多くの貴重な記事や写真、ウディの言葉あり。ウディ・ファンに欠かせぬ一冊。
『イラストレイテッド ウディ・アレン リーダー』
ウディの映画やエッセーからの引用を、多くの絵や写真とともに編集。読んでいて楽しい
『ウディ・アレン オン ロケーション』
メイキング・オブ・『ラジオ・デイズ』。撮影の日々の進行状況を逐一記録。
『ウディ・アレン全作品』
『羽根むしられて』『これでおあいこ』『ぼくの副作用』の3冊を1冊にしたもの。
『ウディ・アレンの4つの映画』
『アニー・ホール』『マンハッタン』他アカデミー賞受賞やノミネートに輝く4作品の採録シナリオ。
『ウディ・アレンの3つの映画』
『カメレオンマン』『ブロードウェーのダニーローズ』『カイロの紫のバラ』の3作品の採録シナリオ。
『ハンナとその姉妹』
アカデミー脚本賞に輝く同名作の採録シナリオ。
《幻の作品》
ウィリアム・ギブソンの『エイリアン3』
SF作家ウィリアム・ギブソンは、ヒューゴ賞やネビュラ賞に輝く『ニューロマンサー』や『JM』等で知られるサイバーパンクの第一人者だが、実はそのギブソンが『エイリアン3』のシナリオ第一稿を書いていた! 幻の『エイリアン3』シナリオとは一体どんな内容だったのか。またそれはなぜ映画化されなかったのか、その謎にせまる! シナリオはオンラインでも入手可。
《オンラインシナリオリンク集》
新たにリンクを追加。製作中の『インディ・ジョーンズ4』や『アビス』『トゥーライズ』他。
《今月のニュース》
今月の海外図書紹介は、ウディ・アレンです。本当は先月に引き続いてマルクス兄弟特集をやろうかとも思いましたが、ウディを先にやります。また夏にオーストラリアで買った『エイリアン3』シナリオをやっとご紹介します。これは買った後でインターネットでも無料で入手できることを知り、がっくりきたシナリオです。
《海外図書紹介》 〜マルクス兄弟特集@ グルーチョ編〜
『グルーチョと私』
’59年に出版されたグルーチョの自伝。
『こんにちわ、私はもう行かなくては』
グルーチョのインタビューや、ジャック・ニコルスンやウディ・アレンらの映画人との対談を集めたもの。紹介文をビル・コスビーが書いており、彼との対談もある。
『グルーチョ書簡集』
グルーチョが知人にあてた手紙を集めたもの。
『グルーチョ短編集』
ユーモア作家としても知られたグルーチョの短編のアンソロジー。
『ベッド』
グルーチョが「ベッド」をテーマに綴ったエッセー。
『むさくるしい愛の想い出』
グルーチョが自伝風につづったおかしな愛の物語。邦訳済。
『ラジオのグルーチョ』
グルーチョの『ユー・ベット・ユア・ライフ』やチコと共演した『マルクス兄弟ショー』他1編を収録したCD。
《ニュース》
ウディ・アレン新作情報
『Mighty Aphrodite』以降のウディ・アレンの新作。ジュリア・ロバーツ、ゴールディ・ホーン出演のミュージカル・コメディ『Everyone Says I Love You』(今秋米国公開)とデミ・ムーア出演の次回作(現在製作中)について。
《新企画》
オンライン シナリオリンク集
インターネットで手に入るシナリオの数々。『2001年宇宙の旅』『ブレード・ランナー』『パルプ・フィクション』他多数。
《今月のニュース》
今月の海外図書紹介は、皆様お待ちかねの(というほどのことはないんだけど)マルクス兄弟特集(その1グルーチョ編)です。
グルーチョ、チコ、ハーポの(初期の映画にはゼッポという弟もいたし、映画には出たことのないガンモという兄弟もいたけど)マルクス兄弟はカルト的な人気をもっており、米国ではいまだに書店の店頭に彼らの本が並んでいる。それどころか毎年のように新刊も出ている。日本で翻訳されるものもあるけど、まだまだ氷山の一角である。という訳で所蔵のマルクス兄弟の図書の紹介をします。しかしここで紹介するもの以外にも、本屋で見かけたが買わなかったという(今思えば悔やまれる)本が結構あって、例えばグルーチョとその娘の書簡集だとか、チコの息子の回想録といったものもあるので、ここに載っていないものをご存じの方は是非ご連絡下さい。尚、上記の紹介図書の中にはすでに邦訳されているものもあり、それらは詳細の紹介はしていないが、原文を楽しむために購入してみたいという方のために、出版社やISBNを載せました。
しかしあまりにマルクス兄弟の資料が多いので2回に分けることにし、今回はマルクス兄弟特集その1グルーチョ編と題して、グルーチョの著作や彼にまつわる本やCDを紹介します。次回はチコやハーポに関わるものや兄弟全般のものです。
尚、今月はそれ以外に映画研究や新企画オンライン シナリオリンク集もありますので、宜しくお願いします。
『映画音楽 -その芸術と作品-』
海外図書紹介。戦前から現代までの代表的映画音楽家25名を紹介。
『撮影が終わると編集が始まる』
海外図書紹介。シドニー・ルメットやウディ・アレンの諸作品の編集者によるエッセー。
『カサブランカ -その製作の舞台裏-』
海外図書紹介。名作『カサブランカ』製作の舞台裏を紹介。映画とは別ヴァージョンの当初シナリオのエンディングを抜粋。
THE CINEMASTORE(豪・シドニー)
世界の映画関係書店シリーズ。ロサンゼルス、トロントに続いて今回はオーストラリア・シドニーの"THE CINEMASTORE"を紹介。
《筆者近況》
夏休みにシドニーへ遊びに行ってきました。南半球はちょうど冬でやや涼しめでしたが、コアラをだいたり、オリンピックスタジアムで走ったり、野生のワニを見たりと、観光客してきました。宿泊先とレンタカー以外は全部現地でアレンジしたので、一般オーストラリア人向けバスツアーに交じったり、オリンピックスタジアムへも電車とバスを乗り継いで郊外まで出かけたりと自力で行かねばならず疲れました。全体としては楽しかったけど。
オーストラリア英語ははじめとまどいますが、聞きなれると親しみがわいてきます。(にしてもツアーバスの運転手の「ウェルカム トゥ ブルーマウンテン ダイトー」が"Welcome to Blue Mountain Day Tour"(日帰りツアー)のことだとわかったときは、思わずバスのイスから転げ落ちそうになりました。)
情報源(映画関連の書籍、洋書、シナリオの入手できる場所)
昔の本や海外の図書など、普通の本屋さんではちょいと見つからない映画関係の本をお探しのあなたにおくる特別情報。映画専門の図書館や映画関係の洋書が充実している都内の書店を紹介します。またハリウッドからホンモノの映画のシナリオを通信販売で買う方法についても、筆者の経験を交えながら詳しく解説。
《筆者近況》
KKベストセラーズから7月に発売された『インターネットかっとび活用法』に本ホームページの紹介がのっています。この本は主に個人が開いているホームページで非常に個性的な面白いものを455個も掲載しており、『はじめちゃんのシネマ・スクラップ』も113ページに載っています。なかなか面白い本なので書店で見つけたら、ぱらぱらとめくってみて下さい。
《筆者近況》
先日試写会の案内をもらったので、ケン・ラッセルの『超能力者』を見に行った。あのユリ・ゲラーの半生を映画化したものである。ユリを(“ウリ”というのが正しい発音)本物の超能力者として描いているのだが、ショーがうけないためにいかさまに手を出したり、フロイド風に父親と対立するなど、前半は彼の人間的苦悩を描いている。後半は軍の施設に監禁されて秘密実験を強要されたユリが、超能力を駆使して基地から逃げるというB級映画風アクション仕立てになっており、チープな逃走シーンが妙にコミカルだった。個人的には後半の方が楽しめたけど、映画が始まって5分で出ていったカップルの方が有意義な2時間をすごしていたかもしれない。
映画が終わってやれやれと立ち上がったところで本物のユリ・ゲラーが画面に現れ、「ではみなさん、壊れた時計を出して、一緒に『動け!』と念じて下さい」と言い始めたのにはおいおいという感じだった。でも申し訳なさそうに「たとえ動かなくてもがっかりしないで下さい。誰もができるという訳ではないのですから」と付け加えていたのには笑えた。
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