海外図書紹介
 『ハーポは語る!』

 書籍名:Harpo Speaks!
 著者名:Harpo Marx with Rowland Barber
 ISBN :0-87910-036-2
 出版社:Limelight Editions
 価 格:$15.95
 出版年:1985


<内容>
 マルクス兄弟の次男ハーポによる自伝。映画では一言の台詞もなく、パントマイムによる超破壊的で抱腹絶倒の演技を見せたハーポの自伝タイトルが『ハーポが語る!』なのも彼らしい。幼少期の思い出からマルクス兄弟の映画での全盛期と現在(本の書かれた1961年)までを綴ったもの。ちなみにハーポが死んだのは1964年のこと。
 巻末に妻スーザンの詩と息子ウィリアムの後書きあり。表紙や各章の冒頭に書かれたハーポのイラストはスーザンが描いたもの。
 まさに翻訳が待たれる一冊。渋谷のタワーレコードで売ってたりします。
 全482ページ。


<抜粋>
 だいぶ昔のことだが、バーナード・バルーチというすごく頭のいい男が私をすみに連れていき、私の肩に手をまわした。「なあ、ハーポよ」と彼は言った。「お前に3つアドバイスをしよう。絶対に忘れちゃいけない3つのアドバイスだ」
 私は心臓が飛び上がる思いで期待に耳を傾けた。富と満たされた人生への魔法の合言葉を当の本人から聞けるのだ。「ええ、ぜひお願いします」と私は言った。彼は3つのアドバイスを教えてくれた。
 残念なことに、それらが何だったかは忘れてしまった。
(本文15ページ)


<入手先>
93年、米国にて購入。


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2000年2月14日作成