【1月1日(木)】

 あけましておめでとうございます、本年もよろしくの元日を東京で過ごすのもひさしぶりで、しばしぼんやりテレビをながめてから駅前に出撃。メトロセンターはけっこう開いてる店が多い。「不況だからねえ。自前で店もってるとこはいいけど、テナントで入ってるとこは正月から稼がないと」と、明和書店のおやぢ。ちなみに明和書店は毎年元日から店を開けてるそうです。
 オレも元日から営業だぜ、くー。といっても、やっぱりあんまり気を入れて働く意欲はわかず、年賀状書いたり、書評の本を読んだりでだらだら。しかし印刷したハガキがすでに切れてしまったぞ、と。


【1月2日(金)】

 3時に起きて、だらだら支度して、川越の小浜家新年会へ。高田馬場から小江戸号、本川越からタクシーで、行きは一時間半ぐらい。二千円コースだけどね。ほとんど旅行かも。
 三村美衣の手料理を食いつつ、さいとうがコミケで買ってきた、ニャントロ星人の陰謀なカードゲームで遊ぶ。ジンラミー系。証拠カードを集めて、「太陽は熱くない」「宇宙人はいる」「古代、すべての国は日本だった」などの役をつくり、その点数を競うゲーム。シンプルだけど、対人ゲームだけに戦略はわりとむずかしい。まあすぐ遊べるので宴会ゲーム向きですね。
 はっと気がつくと22:40で、本川越発の小江戸号はすでになく、各駅停車の最終に乗り、東京駅にたどりついたのは午前1時(笑)。タクシーで帰って仕事。


【1月3日(土)〜4日(日)】

『マグニチュード10』、『ワイルドサイド』、『グリンプス』と読み、本の雑誌の締切に備えつつ、翻訳の仕事。全然正月の気がしないぞ。


【1月5日(月)】

 すっかり忘れていたのだが、『光の都』の訳者あとがきを書かないといけないのだった。インターネットにつないで著者マイクル・ドーンの情報を収集しようとするが、かぎりなくゼロに近い。既刊著書の説明だけ入れて、あとは書評の引用でお茶を濁す。
 さらに創元推理の別冊の『このミス』本格ミステリ版みたいな本のために、インターネット本格ミステリサ