【8月19日(火)】

 秋葉まで出かけて、ワールドコン取材用のデジカメを物色。QV10もいいんだけど、暗いところに弱すぎなのと、引いた絵では解像度がつらすぎ。
 なので640×480出て、ストロボつきの機種をチェック。やっぱ富士フィルムのDS-20かなと思ってたんだけど、さわってみると重いし、ジーンズのポケットに入らない。夏場は使わないときポケットにつっこんでおけることが重要なので(じゃないと置き忘れる(^^;))、DS-20はサイズ的に却下。デザインもいまいち趣味じゃないしな。
 サブノートとの連携上、媒体はコンパクトフラッシュかスマートメディア。それでストロボ内蔵となると、結局DS-10しかない。液晶ついてないかわりに、電池の心配がほとんど要らないし(単三アルカリ電池2本使用時、ストロボ率50パーセントで250コマ連続撮影可能)、なにより仕組みが単純で扱いが楽。値段も3万切ってるから、取材用と割り切ってOK。ってことで、ソフマップで本体を買い、ザ・コンでスマートメディア用のPCMCIAアダプタをゲット。二、三枚試し撮りしてからメディア(こんなペナペナでいいのかっ)を引っこ抜き、アダプタに差して535のPCMCIAスロットに突っ込むとたちまちマウントされて、VGAサイズのJPEG写真がちゃんと表示されました。こりゃ簡単。ただし、スマートメディア入れた状態でスロットの蓋が閉められないのが難(エジェクタ部が飛び出しちゃうのね)。「予備のメディアはスロットに入れたままにしておく」プランはあえなく挫折(^^;) エジェクタが二つ折り格納できるタイプのアダプタもありそうな気がするが……まあいいか。
 最初のうちは液晶で確認できないのが不安だけど、慣れればアナログのカメラといっしょだし、考えたらサブノートはつねに携帯してるわけだから、撮影結果は30秒で確認できる。この値段でこの画質ならコストパフォーマンスはじゅうぶんだね。
 ってことで、ひさしぶりにこの日記にも写真が増えるかも。

 あとは前から気になってた「驚速95」(HD高速化ソフト)を買いました。Partition It!っていう、パーティション切ってクラスタサイズ変えて空き容量を節約するソフトとかあって、これも気になるんだけど、パソコン誌のレビューを待ちたい。

 アニメージュの最後の一冊をどうしようかと思ってたら、双葉社から今野敏『慎治』が届く。表紙がフルスクラッチのガンダム。いじめられっ子がガンプラとサイバイバルゲームで成長する、おたく版『初秋』。そういえばむかし、推理作家協会会報で、川又千秋×今野敏の謎の模型論争がありましたねえ。たしか今野さんがガンプラ自慢して、川又さんがガンプラを誹謗中傷してつかみ合いの大喧嘩とか、そういうの(←ほとんどウソかも)。
 35歳ガンダムおたくのモデラー教師がガンダム史をえんえん6ページにわたって語ったりする熱い小説(笑)。しかし冒頭のおたくおやぢ同士の会話はちょっと無理があると思うな。いや、ああいうストレートなおたくもいるかもしれないけどさ。
 このパターンでM:TG小説とか同人誌小説とか、いくらでも書けそう。


【8月20日(水)】

 12時前に起きて、1時、猿楽町の小説すばる編集部。構成を頼まれている浅田次郎インタビューの立ち会い。『地下鉄に乗って』で、いまどきこんなリリカルな時間SFを書く新人作家がいるのかと思ってたんで、『プリズン・ホテル』を読んだときは仰天したもんです(笑)
 今日のインタビューは、怒濤の文学論。谷崎、鴎外、漱石にはじまり、志賀直哉、太宰治、三島由紀夫とか。ひさしぶりに聞く名前が多かったなあ。
 DS-10を持っていったので、インタビュー中に撮影。ストロボつけるとこんな感じ。フラッシュなしで撮った椎塚……じゃなくて遅塚久美子嬢と浅田さんのツーショットはこれ。あーしかし、95用の画像処理ソフトはなにひとつ持ってない。90度回転もできないぞ(笑)。htmlでなんとかできるんだっけか。
 インタビュー終了後、山の上ホテルのティールームで軽くサンドイッチなどつまみ、小説すばる編集部にもどって、遅塚さんのパソコンの診察。Niftermのアクセスポイント設定をちょっといじると無事またつながるようになりました。なにが悪かったのか不明。
 それにしても遅塚さんのデスクはまるでオレの新潮社時代の机のようだ(笑)
 神保町から渋谷に出て、109前でStephensと合流、宮益坂の蕎麦屋でおたく文化史の取材を受ける。本を書くというわりに基礎知識が足りないような気がする。日本語わかんないのはともかくとしても。

 MAG TIMEでアニメージュの書評を書き(『ヒ・ミ・ツの処女探偵日記』と『ディプロトドンティア・マクロプス』と『慎治』)、家に帰ってから「驚速95」をインストール。ソフトの起動が多少はやくなった気のせいかもしれない。デフラグの合間に「みすてないでデイジー」を見る。なんかちょっとましになったような。動かない絵に慣れただけかも。
 つづいて録画してあった今日のウテナ。今週はふつうの黒薔薇編。しかし来週はサブタイトルが「根室記念館」。いよいよアレでナニな展開になるのか。

 窓の杜に行って画像関係のツールを物色。GIF Converterの95版みたいなものがほしいんだけどなあ(保存形式の変更と減色と回転と、あとトリミングだけできればよい)。Hyper Paintは高機能すぎて使いにくい。どうやってトリミングするのかもよくわかんないし(笑) Paintshop Pro買ってもぜったい無駄だろうしなあ。まあとりあえずi_viewでいいや。


【8月21日(木)】

 文教堂から入荷の連絡があったので、Skysoftで試験的に注文した本をとりにいく。入荷まで10日ぐらいですか。お値段は、13ドルの本が1626円(消費税込み)。少量注文なら、amazon.comより安上がりでしょ。まあ文教堂が近所にないと無理だけど。便利な世の中になったもんです。

 小説すばるの喜国雅彦「みすてり伊呂波歌留多」に爆笑。「綸太郎は寝て待て」とか「館も休み休み書け」とか。命令してどうする。しかし「礼儀も過ぎれば失礼になる」って、そ、そんな内輪ネタを(笑) わたしは失礼だとは思ってないっすよ、もちろん。

 ミストラルで仕事して、焼肉屋で飯食って、夜はMAG TIMEで小説すばるの書評(『神々の山嶺』と翻訳……をだらだらやってたら、いきなりサインを求められる(笑) なんか伝言板にも書き込んでくれてた人みたい。お店の人の友だちらしくて、海外SFおたく。だって差し出された本が『ヴァーチャライズド・マン』だもんなあ。渋すぎ。
 しかしうかつなマンガは読めない(笑)。

 DS-10に対抗すべくセガのDIGIO(プリクラにつながるやつ)を買ったさいとうよしこがデジカメ持ってくるが、スマートメディアの規格が違うらしくて、うちのPCMCIAアダプタに挿入しても認識しない。ま、ケーブル接続キットつきだから、データのやりとりはできるんですけど。ACアダプタもついて13000円とかなので、プリクラおたくの人にはおすすめ。マシン自体はけっこうよくできてるよね、でかいけど。2センチまで寄れるから、ブツ撮り専用デジカメとして、スキャナがわりに使う手もありそう。

 ぼちぼちワールドコンのホテルも予約しなきゃってことで、サンアントニオのメイン会場になってるマリオット・リヴァーウォークに電話したら、すげなく満室です。すぐそばのヒルトンも、最初の2日しかとれない。これではまるでみのうらさん(笑)←伝言板参照。しかし遠くのホテルとるのも面倒なので、まあなんとかなるだろうと28日、29日を予約、あと2日はキャンセル待ちを入れておく。しかし147ドルとか。くー、大会割り引き期間中にちゃんと申し込むんだったな。
 メンフィスに一泊することになったんで、そっちはダウンタウンの真ん中へんにあるホリデイインを予約。109ドル。まあそんなもんかな。

 ってことで、明日から広島。SF大会にいらっしゃる皆様は、広島で会いましょう。じゃ。


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