【8月7日(木)】

 先週の金曜日が江東区の花火大会だった、という話を書くのをすっかり忘れていた。葛西橋のすぐ南、荒川土手で打ち上げてるので、うちの玄関を出るとすぐ見えるんですね。川岸の花火見物一等地も、江東区側は大混雑かもしれないけど、江戸川区側は適度な人出。はじまってからぶらぶら歩いて(5分ぐらい)堤防の上にたどりついてもゆっくり見られて快適です。江戸川区の花火大会はなんかずっと北のほうでやってるので、西葛西近辺の人は江東区花火がおすすめ。やっぱり夏は花火でしょ。
 郷里の高知では、今週末が鏡川の花火大会で、それからよさこい祭りに突入するわけですね。『海がきこえる…』で理伽子が見ずに東京帰っちゃったお祭り(笑)

 今年のワールドコン(LoneStarCon2)に某所の取材で行くことになりそうなので、ABroadネットにつないでチケットのチェック。サンアントニオだから、たぶん二回乗り換えだろうなあ。まあ帰りはサンフランシスコに寄るからいいんだけど。デルタ使うとダラスから一回乗り換えかも。しかしどこにあるのかよく知らない(笑)

「風のリグレット」のつづき。またしても途中で寝てしまい、起きてから最後までやったんだけど、ラストシーンは寝てしまったよくわからなかった(笑)。いや、でも、値段のことをべつにすればいいソフトでしょ。菅野美穂の声は最初のうち違和感があったけど、だんだんハマってくるし。画面見なくていい連ドラって感じで、さすがにシナリオはよくできてる。これ、選択によってサイコサスペンスとか不条理ドラマになったりしないのかなあ。
 しかし地元の少年があんなにものを知らないってのはちょっと無理がありますね。もっとすごい謎解きを考えていたのに(笑)

 堀さんの日記ページ、「マッドサイエンティストの手帳」で、ついに宇宙法廷ノートの連載がはじまった――っていう話を一ヶ月前に書き忘れてましたが、今日見にいったら連載第二回「提訴」が載ってました。ほとんどノンフィクション・ノベルって感じの導入で、あまりにもスリリングかも。事件当時、わたしは京都で大学生やってたので、漏れ伝わってきた噂しか知らないし、そういう意味では興味津々。いまだに完全に過去になってしまった事件じゃないもんなあ。もちろん「太陽風交点」裁判事件の話なんですが、なんのことだかさっぱり分からない人が読んでも面白いんじゃないでしょうか。むしろ、わかりすぎる人の中には面白くない人がいるかも。


【8月8日(金)】

 資生堂・花椿の新本格第二世代紹介原稿と、インターネット@アスキーの映画原稿(コンタクト)。
 きのうABroadのページで見た旅行代理店に電話して切符の手配。さすがにサンアントニオが加わるとそこそこの値段。HISだと、デルタ航空でダラス経由の97000円。ABIだとノースウェストで、デトロイト、メンフィス経由の93000円。28日成田出発、1日からサンフランシスコで5日に現地発――のスケジュールで席がとれますと言われたので後者を予約。そしたら数時間後に電話がかかってきて、28日のメンフィス→サンアントニオが満席でキャンセル待ちもできない、メンフィス一泊で翌日サンアントニオ入りはどうですか、と言われる。
 うーん、メンフィスって憂歌団の歌でしか知らないぞ(笑)。まあサンアントニオだって、中野善夫が住んでた町だってことしか知らないけど。
 書泉西葛西でアメリカ南部のガイドブックを立ち読みして検討する。そうか、メンフィス経由は遠まわりなのね。ふうん、プレスリーが生まれた町ですか。一泊してミシシッピの川辺を歩き、バーベキューを食べるのもいいかも。ちょっとお得な感じ(笑) うーん、でもやっぱりデルタのほうが楽だろうか。


【8月9日(土)】

 昼前に起きて、渋谷のDCIセンター。リミテッド・ランキング二桁入りを目指して、ミラージュ・ビジョンズ・ウェザーライトのシールド・トーナメントに出ようという計画。参加者は50人弱ぐらい。当面のライバル(笑)、羽鳥武志@東北大SF研OBにはしっかり日記を読まれていました。
 今日の目標は、「とりあえず4勝2敗以上で6ポイント稼ぐこと」だったんだけど、うーん、引いたカードがいまいち。とりあえず青の飛行クリーチャーで殴り、黒の再生クリーチャーでブロック、除去はCrypt RatとThirstに頼るデッキをつくり、ランド事故対策にRampant GrowthとQuilion Elfを入れ、白の優秀なクリーチャーとお守りのRockslideを入れたら5色になってしまった(笑) まわるとそこそこ強いんですけどね、Gemstone Mineがないのが痛い。けっきょく赤はサイドにまわしたけど、白もはずしたほうが強かったかも。
 結果は3勝2敗1分けで、ポイントがプラスになったかどうかは謎(対戦相手の順位次第)。落としたマッチはだいたいKaervek's Torchにやられてました。やっぱカウンター重要かも。

 ランキングと言えば、ずっと昔のURLのままで残ってた日記猿人の登録をhttp://www.ltokyo.com/ohmori/に直して、再登録したんですが、全然まったく投票されてない。ヒット数の1パーセント以下(笑)。まあ投票のために登録が必要になっちゃったし、猿人のリンクリストからここを見に来てる人はほとんどいないと思うのでしょうがない気もするけど、オレ的にはランキング強化月間に突入してるので、ひとつ初めての人は

ここに一回だけ登録して、その後

を押してください。一日一回ってことでよろしくね。
べつに個人情報が漏洩したりするわけじゃないので大丈夫っす。って、オレはなぜかうまく登録できないんですけど。うーん。……と思ったら、つねにcasheを読む設定にしてたのが悪かったみたい。毎回reloadする設定に一時的に直してみたら成功しました。おれってバカ。

 トーナメントが終わったところで、最近まめに「ちょっぴり映画日記」を更新している柳下毅一郎から携帯で呼び出しがかかり、新大久保のタイ料理屋クーメイに顔を出す。「パリ在住の映画/オタク研究家Stephen」とそのガーフレンドを紹介され、「やっぱり今はウテナ見ないと」とかそういう話をする。この人も押井守が好きらしい。あと「鉄男」の塚本監督。西洋のおたく研究家にありがちな趣味ですね。でも子どもの頃はアメリカにいて、「ハヤタ隊員になりたかった」少年時代を過ごしたそうです。でも怪獣の名前ひとつ覚えていないから薄いかも(笑) 堺三保の家に一週間缶詰になると濃縮されるかもしれない。今度紹介してあげよう。
 
 ぼくの知ってる西洋人でおたく文化にいちばん造詣が深いのはやっぱり「Manga, Manga」のフレッド・ショットさんかな。日本人より日本語うまいし。あとは元SF作家のデーナ・ルイス。綾波レイが表紙のニューズウィーク日本アニメーション特集をやってたので、名前を見た人も多いでしょう。ちなみにNIFTY-Serve、FJMOVIEのエヴァ会議室では、OLD PINK@3F氏が、
「この特集の記事を書いたのはデーナ・ルイスさんというLA在住の記者なのだ。その記事をまるごと和訳したものだから、日本人のオタクから見てかなりヘンな仕上がりになってい るということは否めない。」
 と書いてますが(#2350)、デーナはたしか10年以上日本に住んでて、アメリカにおけるManga黎明期から「子連れ狼」とか大量に翻訳してる人なので。たまたまアメリカに生まれちゃったけど、心は日本人、みたいな。ニューズウィーク日本版の日本人編集者よりははるかにおたく文化がわかってると思うけどな。関係ないけど、たしかにエヴァは、NIN聴いてるようなアメリカの青少年にウケそうだ。
 そういえばロバート・ウッドヘッド氏もおたく文化にくわしいけど、この人の場合は研究家というよりただのおたくかも(笑) しかしみんな日本人と(一度は)結婚してるんだよな。アメリカ文化おたくの日本人でアメリカ人と結婚してる人が少ないのはなぜでしょう。

 北海道帰りのさいとうよしこが合流、たまぴっちとか怪しいものを見せびらかしてウケをとり、札幌みやげを配る。10時半に解散、家に帰ってTV版の「ねらわれた学園」を見て、夢枕獏『神々の山嶺』を読みつつ寝る。
「ねら学」の村田和美は、映画のときよりよくなってる気がするな。ついでにギルガメをひさしぶりに見ましたが、うーん、こんなことになっているとわ。


【8月10日(日)】

 午後1時起床。NHKで高知商業の一回戦突破を確認してからミストラルで仕事。梶尾真治の短編集『ちほう・の・じだい』の解説を書きつつ、届いたASCIIと本の雑誌を読む。「最強カップル」はゲラのチェックをすっかり忘れていたので、起こしたやつを見るとけっこうボロボロ。まあ匿名座談会は基本的に編集部おまかせだからいいんですけど。小説中の事実関係はもうちょっと正確を期すべきだったかもしんない。
 しかし十二国記と京極夏彦は各所に出てくるなあ。
 つづいて、とうとう二分冊になってしまった夏コミのカタログをチェック。15日はM:TGで16日がミステリで17日がSFですか。困ったね、どうも。16日は別冊シャレードの麻耶本座談会に呼ばれてるからデフォルトで行くとして、もう一日はやっぱり三日目かなあ。M:TG本も見たいんだけど。
 この日記読んでる人で、コミケに出品する予定の方はサークル名とブースナンバーを教えてね。金髪のマッシュルームでアンパンマンな人(ってだれだよ)が来たらそれが大森だ。
 しかし午後から行ったんじゃまた売り切れの山かなあ。麻耶雄嵩本は白薔薇の君に買っておいてもらおう。あとチョンクォ本と倉知淳本かな。SF関係はSF大会でも買える……だろう、きっと。


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