【7月26日(土)】

 またしても週末台風。今日はオールナイトじゃないんだけど、ザ・ベーシックの連載、《辺境の電脳たち》が最終回なので、高円寺南口の四丁目カフェまで出かけてって、水玉螢之丞画伯と対談の録り――って録音はしないでその場でパソコンに入力するだけなんですけど。
 いままではぜんぶ電話ですませてたので、たまにはオフラインもいいよね、と。前半はえんえんEoEの話。こんなことならアニメージュのエヴァ企画に出てもらって座談会にすればよかった。  ごはん食べながら3時間ぐらいしゃべって、終電で西葛西にもどり、MAG TIMEで原稿にまとめる。


【7月27日(日)】

 午前5時、家にもどって伊良部の4戦め。ランナーためてホームランの最悪のパターン。だからデーゲームに投げさせちゃだめだってば。風もホームからバックスクリーン方向に吹いてたしなあ。最初の3ランはギリギリだったのでちょっとかわいそうでした。
 伊良部がとっとと降板しちゃったので、PS版『攻殻機動隊』のつづき。フチコマ使ったアクションシューティングなんだけど、3面の爆弾排除タイムアタックとそのあとのボス戦がいきなりすげえつらい。中年には向かないゲームですね。北久保アニメは全部見てるからまあいいや。ちぇ。
 ASCIIの原稿のためにWWWめぐりとかしてるうちに野茂の試合がはじまり、今日は調子いいじゃんと思って見てたら、打球をひじに当てて降板。よけるの下手すぎでしょう。
 そういえばエヴァ関連ページの検索中に見つけたOKKO's homepageは、ムアコックのリストとか未訳作品レビューが載っててびっくり。エルリックのフィギュアをつくるための参考にモデグラ読みはじめたとか。それで「リトル、ビッグ」読んで、「ファンタステス」と「ミサゴの森」を連想したとか書いてあるので筋金入りの人みたいっす。というわけで、読書日記の「活字の海を渡ろう」はおすすめ。洋書個人輸入体験記もあります。

 読んでなかった『天使墜落』を読みつつ、午後1時に就寝。午後10時半起床。HDの空き容量が100メガを切ってるので(810メガをドライブエージェントで倍にしてるんですけど)、「鋼鉄のガールフレンド」をアンインストール。ついでにPDにバックアップをとり、広末CD-ROMをかける。「20世紀ノスタルジア」からのムービークリップと、中学生時代の広末の未使用テイクが入ってるだけ。ま、音楽CD並みの値段だし、挿入歌を歌う場面は三つとも入ってるからOKでしょ。壁紙を広末にして、主題歌ムービーをHDにコピー。これでいつでも再生可能だ(笑)。
 しかしこないだてんちょさんに聞いた話では、ガイナックス周辺でも庵野さんをはじめ広末病患者が続出してるらしい。樋口さんに至っては、「広末がどないしたんですか」とか言うと、「オレのリョンリョンを呼び捨てにするな」と怒るらしい(笑)。りょ、りょんりょんですか。


【7月28日(月)】

 午前零時をまわったところで翌日に移るとまるでごった日記みたいですが、起きるのがこの時間ではなあ。さいとうは仕事場で自主缶詰なので(デジモン本の突貫工事中らしい)、メトロセンターのなか卯でざるうどんと牛皿(並)の朝食を食べてからMAG TIMEで月刊ASCIIとゲームウォーカーの原稿。
 ジョナサンにまわってCity of Lightのつづき。やっと200ページ。8月中には終わってほしいものである。

 午後2時45分、新婚旅行帰りの塩澤SFM編集長と三軒茶屋駅前で待ち合わせて、世田谷区野沢のとり・みき邸。SFMに連載してた「SF大将」の単行本が9月に出るので、刊行記念インタビュー。ギャグマンガの方法論をめぐる真面目な話が中心。あとエヴァとかパトレイバーとか。コミックCUEの次号合作特集では、京極夏彦withとり・みきの合作企画が進行中。京極さんのストーリーマンガが読めるかも。喜国夫妻の合作マンガにも期待。喜国さんの下品ネタを由香ちゃんの絵でみたい(笑)。あとは由香ちゃん原作のラブラブ少女マンガを喜国さんが描くとか。

 雑談も交えて3時間ほど話を聞き、編集長推薦の駅前のトンカツ屋でごはん食べて帰宅。京都の小林泰三氏に電話してSF大会作家パネル出席の承諾を得る。考えたら、綾辻・我孫子・有栖川・小林だと京都在住作家パネルだな(笑)
 さあ寝ようと思ったら、野口誠@SONYから電話。女房子供を実家に置いて、ひとりで家に帰ったら鍵を持ってないことに気がついたので泊めてくれ、だって(笑)。
 風呂に入ってから仕事場で野口と合流。残ってたWL4パックを使って2人ドラフト(笑)。すっかりアニメ業界人になりつつある堺三保(アメリカ帰り)もやってきて、おたくな話。ちなみに堺先生は夏エヴァの結末に批判的。やっぱりそうじゃないとね(笑)。
 飯を食いにいくというさいとう、野口、堺と別れて帰宅。ばったり倒れる。


【7月29日(火)】

 午前9時起床。やっと世間の人の時間帯に近づく。が、三日もてばいいほうかな。昨日、堺に借りたWZ3.0で再インストールを試してみるが、やはりカスタマイズ画面で異常終了する事態は変わらず。問題はマシンのソフトウェア環境らしいんだけど、原因不明。印刷画面でも異常終了するから、2.0と併用してたんですが、さすがにめんどくさい。ので、サポートに電話する。意外なことに(笑)一発でつながり、症状を説明すると、 「プリンタドライバと相性が悪い可能性がありますね。Microsoft Faxとぶつかるというユーザーさんからの報告を受けてます。こちらでは確認できてないんですけど」  と即答。対策としてはプリンタドライバを削除もしくは変更するしか、と言われたけど、印刷のたびにファックスドライバを追加するのでは意味がない。思い立って、プリンタポート用のダミーのドライバをインストール、「通常使うプリンタ」にいったんチェックしてためしてみると、無事カスタマイズに成功。めでたしめでたし。サポート電話もたまには役立つなあ。ビレッジセンターえらい。
 先週の「こどちゃ」の録画を見る。原作に追いついちゃったところで、いきなりアニメオリジナルのニューヨーク編に突入してしまいましたが、うーん、ちょっと苦しい。まあしかし三角関係ドラマでひっぱるのはつらいのか。
 ところで、羽山からの「今、風花とつきあってる」電話を携帯で受けたときの演出は、夏エヴァのゲンドウとリツコの最後の会話の演出に引用されていると思うのはわたしだけでしょうか(笑)。

 ミストラルでお昼を食べてから、The CardのSF映画原稿。ちょうどエスクァイアのSF映画特集号が届いたので楽勝。ずっとほったらかしにしていた「以文」(京大文学部の同窓会誌)のエッセイを途中まで。あと翻訳。

 集英社からなぜか二冊届いた貫井徳郎の連作短編集『崩れる』を読む。表題作は力技。バラエティ豊かでどれも気合いが入ってます。うーん、あのさわやかな熱血系キャラクター(って著者本人のことですが)のどこからこういう小説が出てくるのか。個人的にはやっぱり翻訳者ネタのやつが好きかな。


【7月30日(水)】

 11時に起きて、雨の中を銀座まで出かけて、「ボディ・バンク」の試写@東和。ヒュー・グラントが主役の病院サスペンスで、しっかりしたつくり。しかし2時間は長いね。グランドセントラル駅地下のmole peopleの映像は拾いもの。本筋には関係ないんですけど。
 試写に来ていた添野知生@sf onlineとタクシーに乗って浜松町に回り、「コンタクト」@ワーナー試写室。
 原作のオチのかわりに神様ネタが入ってるので反感持つ人もいるみたいですが、オレ的にはそんなに気にならなかった。いやもう、ジョン・ハートが×××から通信してくるシーンだけですべて許す。メカデザインはしょぼいし、日本人の衣裳にも許しがたいものがありますが、今年見たアメリカ映画の中ではベスト3クラス。「ロスト・ハイウェイ」の次ぐらいかな。ハリウッド製SF映画としては久々の秀作でしょう。どうしても「未知との遭遇」になっちゃうのが弱点かな。
 浜松町の喫茶店で添野と一時間くらいしゃべってから西葛西にもどり、MAG TIMEで仕事。


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