【9月17日(火)】

 12時から、『インターネット中毒者の告白』用あとがき対談をIRCで。IRCforWinは/meコマンドが通らないことを知る。しくしく。

 ラッカー『ハッカーと蟻』の見本を受けとりがてら、大規模人事異動に揺れる早川書房の編集部状況を視察に神田多町へ。すでに発表されているとおり、SFマガジン、ミステリマガジンの両編集長が同時に交替。阿部前SFM編集長はノンフィクション部門に移り(マルチメディア担当)、塩澤くんが新編集長に就任。さらに、従来のジャンル別組織編成(1課がミステリ、2課がSF、3課がノンフィクション)から、媒体別組織編成に全面改組。雑誌課、文庫課、単行本(小説)課、単行本(ノンフィクション)課の4つに再編成されたわけですね。SFに関して言うと、いままでひとつの課にまとまっていたSF担当編集者が、雑誌と文庫と単行本の三課にばらばらに分かれてしまうわけですね。
 しかし、以上のような職制上の異動より、編集部に入ってまず驚くのは物理的な本の移動。壁面にずらりと並ぶ本棚の中身が総入れ替えになったもんで、まったくべつの編集部に来たみたいな気分。入り口そばには応接スペースもできてるしなあ。しかしこの座席&本移動を校了の最中にやらなきゃいけなかった塩澤くんはさぞたいへんなことであっただろう。

 アメリカのおみやげを配ってから、河野嬢より蟻の見本を受領、一階の喫茶店クリスティで塩澤新編集長を交えて新体制に関するレクチャーを受けているうちに、入稿原稿(入りのFD)を持って中原尚哉が登場。四人でしばらく雑談。あとから阿部前編集長(さっそく新しい課の仕事をばりばりこなしている)もやってきて、まあだいたいのことはわかりました、はい。
 5時半ごろ早川を出てタクシーで東銀座の松竹本社。「変種第二号」をダン・オバノンが脚色した「スクリーマーズ」の試写。プレスには高橋良平さんの原稿が載っててびっくり。
 映画の出来は――まあふつう(原作読んでると驚きようがない(笑))。しかしEscape from L.A.といっしょに公開ってのは爆笑ですね。まるで1981年にもどったようだ(オバノンが最初に脚本書いたのも81年だったんすよ)。これで「インディペンデンス・デイ」が来れば、SF映画はまた「スター・ウォーズ」からやりなおし、みたいなもんだね。するとあと数年でふたたびSF出版ブームがやってくるのか。ううむ。
 試写に来ていた三村美衣ととなりの喫茶店でデュエルして、Stasisデッキを試す。ライフは無限にあり、敵を手も足も出ない状態に追い込んだんだけど、そうなったときにはすでにライブラリがない(笑) 2枚差でライブラリ負け。だっせー。まあさっき試しにくんだデッキとしては上等でしょう。黒の捨て捨てデッキはやはり強い。これならHymn1枚制限になってもマイナーチェンジで乗り切れるかも。


【9月18日(水)】

 えーと、なんか仕事してたす。


【9月19日(木)】

 1時半、久しぶりにWOWOWの会議。とくに議題がなく、新作関連のよもやま話。一応ワールドコンで見たトレーラーの報告とか。会議中にもがんがん電話が鳴るなあと思ってたら携帯のバッテリがいきなり切れたので、会議のあとすぐそばのIDOプラザに寄ってリチウムイオン電池を買う。連続待ち受け時間200時間とかいうやつ。ちょっとでかいけど重さはたいして変わらない。これで一週間ぐらいの旅行なら充電キット不要って感じ。もっともこの携帯は充電設備がちっちゃくて軽いからべつに問題ないんですけど。

 メンバー5人でお茶飲んでから、秋葉原にまわって、「リーダーズ+プラス」をようやく購入。乗り換えキャンペーンの一太郎7が9499円とかだったのでつい買ってしまう。ソフマップのポイント還元は7%。なるほどそれで、ラオックスでは500円のテレカをおまけにつけてたのね。しかしオーロラエースのバンドルセットって謎だなあ。

 紙のファックスを送る用事ができたので6時過ぎに早川に寄ったら、社長が海外出張からもうすぐ帰ってくるのでその前に邪魔な段ボール箱をかたづけるべし指令が出たとかで、編集部の若手が総出で本を整理中。廊下に山のように書評献本関係が積み上げられている。
 ラッキー(^-^) と山の中から見つけたジョン・クルートの本をもらう――というか、公式には拝借する。

 6時半、早川から徒歩2分の焼鳥屋、鳥勝で恒例の吉永宴会。いきなり鍋。昼間はけっこう暑かったんですけど。でも鍋はうまかったな。わんだーわーくすには新入社員の女の子がはいったらしい。はやく見学させていただきたいものである。
 鍋のあとはカラオケ。河野とデュエル。2時過ぎにおひらき。疲れてたけど、会社員のひとよりはやく帰るわけにもいかんしなあ。

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