８時起床。ちょうどホーガンが出発するところで、スミス夫妻は眠りこけている（笑）
　しょうがないのでクルマまで荷物を運んでお見送り。しかしホーガンは元気だ。腹があんなに出てるのに。堺三保も見習ってほしいものである。

　コリーヌのデリで朝ごはん。けさはハラペーニョ抜きのツナサンドにしてみました。こっちのハラペーニョはtoo hotっていうか。トーストしないツナサンドは日本ふうでうまかったす。
　軽く仕事してスミス家にもどる。徒歩２分くらいなので便利――だが、サンフランシスコは坂が多い。そしてスミス家は、街の南のほう、バーナル・ハイツっていう高台の上にあるんですね。なにしろ家の前が斜度30度ぐらいあるんじゃないかというたいへんな坂で、行きはよいよい帰りはつらい。ミッションストリートからまっすぐ帰ってこようとすると、さらによけいな坂をひとつ越えるので、ほとんどハイキングのような気分になる。
　ダウンタウンまでクルマで10分もかからない場所なんだけどなあ。まあサンフランシスコは街がせまいので。この坂を往復していると健康になるのはまちがいないな。
　本日は快晴で、太陽が出ているかぎりはあったかい。やれやれ。

　もどって一服してからラッカーの自宅に電話。サンノゼまでカルトレインとかで一日がかりの表敬訪問をしようかと思ってたけど、ちょうど友だちの結婚式でこの週末、サンフランシスコにやってくるとか。ヘイト・アシュベリーのブックスミスで土曜日の４時半に待ち合わせる。ユニオンスクエアとかじゃなくてヘイトってとこがいかにもラッカーですね。どうもラッカーはしょっちゅうあのへんで服を買っているのでわ。
　３年前はヘイトのAmoebaで買ったシャツを着てたらえらい喜ばれた記憶がある（笑）　そういえばHacker and the Antsでもエッシャー柄のシャツにバーケンストックのサンダルが主人公の定番ファッションだし。
　ラッカーの件がかたづいたので、ＭＴＧショップの場所をチェック。ワールドコンでオークランドの人に書いてもらった手書きの地図を参照しつつ、イエローページでその他の店をさがす。ギアリーのずいぶん西のほうに３軒くらい。Muniだとけっこう遠征だな。まあでも今日はとくに予定がないので、トーレンの携帯電話を借りて出発（フレッド・ショットとのディナーの予定が決まったら携帯に電話してもらうわけだ）。

　24thまでぶらぶら歩き、スニーカー屋をのぞいたりしつつバスに乗り、ダウンタウンで降りてＳＦ専門店のFantasy ETC.をのぞく。ティプトリーの詩集なんてのがスモールプレスから出てたので２冊ゲット。ワールドコンでは見なかった気がするけど、本はまじめにチェックしていなかったからよくわからない（笑）
　ギアリーまで歩いてまたバスに乗り、ひたすら西へ。Card & Collecitiblesはわりときれいで大きな店。Animahem（日本アニメ４本をまぜこぜにした謎のトレーディングカードゲーム）を箱買いして、その場でかたっぱしからパックをあけてカードを整理している東洋系のおたくなお兄ちゃんがいました。XXXenophle（斉藤友子画伯も参加している世界初の（笑）アダルトトレーディングカードゲーム）はまだ入荷してないみたい。ワールドコンで買ったのはけっこうレアかも（笑）　斉藤友子んとこにはボックスで送ると発売元のお兄ちゃんはゆってましたが、しかし自分がイラスト描いたやつ８枚が揃う確率はすごい低いと思うぞ。
　ＭＴＧ関係は奥のカウンター。ガラスケースに陳列してるやつを「これとこれとこれ」と指さして出してもらう。Bad Moonをようやく２枚入手。あとネビニラルの円盤とか60ドルくらい。やってることは本屋まわりといっしょだけど、買ったものがポケットに軽く入るってのが重要な相違点だな。
　この店も近くのもう一軒も、経営はチャイニーズ系の人みたい。斉藤友子もカードショップは中国系が多いとゆってたけど、そういうものなのか。10ドルのDemonic Hordes２枚とか、つい買ってしまったので気がつくとまた90ドルくらい。やれやれ。

　途中で前を通ったアレクサンドリア劇場で「クロウ」の第二弾、City of Angelsがかかってたので、それを見てからフレッドとのディナー（７時にモスコーンセンターのそば）に行くことにする。しかしめちゃめちゃ腹が減ったので、通りかかったチャイニーズレストランで４ドルのチャーハン。けっこううまいんだけど量が多すぎだよね。

　４時15分から「クロウ」。前作とおんなじ。わりとどうでもよかったな。もうちょっと工夫があってもいいのでわ。まあビジュアルはそれなりですけどね。ラストがあれではなあ。
まあ予告編が楽しいからいいや。

　７時の待ち合わせまで時間があるのでもう一軒のカードショップへ。ここも中国系。店の兄ちゃんたちもギャザおたくで、「Black Lotusを見たことあるか？　日本で買えるのか？」とかゆってカウンターの奥の自分のデッキ出してきて自慢する（笑）　当然凶悪なタイプIデッキ。クロニクルの日本語版はほかの店でちょっと入ってすぐ売り切れたんだそうで、持ってくればかなりいいトレードができるみたい。これからアメリカに来る人は、クロニクル日本版をボックスで買ってくるとよいでしょう（笑）
　客のギャザな人から、「明日、エンバカデロのカールスジュニアでギャザの集まりがあるんだけど」と誘われる。ううむ。行きそうでこわい（笑）

　はっと気がつくと７時15分前。あわててバスに乗りダウンタウンへ。モスコーンセンターの角のメキシカンレストラン、シェヴィーズで、スミス夫妻＆フレッド・ショットと夕食。フレッドは日本マンガについての著書も何冊かある日本文化研究者兼翻訳者のえらいひと。テレクラとかにもなぜかくわしい（成田アキラは友だちだといばっていた（笑））。
　当然日本語はぺらぺらで、妙に言葉遣いが若いのでおかしい。ボディピアスの話とかコンピュータの話とか（ＯＳ２使ってるそうです）岡田さんの話とかいろいろ。

　10時起床。The Park Bench Cafeで、Freeware翻訳の直し。今日も朝から快晴であたたかい。こういう天気が続けばなあ。しかしいいかげん服を買いに行かないと着替えがないぞ。ダウンタウンで買い物して、それからエンバカデロに行くかな。

　さいとうよしこは電話しても全然つかまらない。いったいなにをしているのか。いや、通信してるのはまちがいないですけどね、仕事場の電話がつねに話し中だから（笑）

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